暇ならみんなでもっともっともっと創作活動しようぜ (4スレ目)
1 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 05:24:12 ID:xUg6v21J0
前スレ
暇ならみんなでもっともっと創作活動しようぜ(3スレ目)
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1117046904/

初心者、新参者はとりあえずここいけ。まじオススメ。

裸の人◆UpZvNGvz2oによるまとめサイト
ttp://muu.in/farness/index.htm
wiki
ttp://www2.atwiki.jp/vipnovel2/

【主にすること】

1.世界とその設定を造っていく(町の名前、時代背景、住んでる種族とか何でも)
2.その世界を使ってみんなで好きに小説や漫画などを作る(シェアワールドという)
3.色んな企画を、その世界を使ってやっていく (その世界の住民登録やRPGツクールでゲーム作ったりやらもう色々)
4.小説や漫画やゲームとか色々サポートする(小説の挿絵を書く、小説を漫画化する、音楽作る、サイト作るetc…)

5.あわよくばセクロス

>>2から>>10くらいまでも読んでみるといいと思いますよ。

小説書いた事ないヤツも絵を書いた事ないヤツもやってみれば案外出来る。
必要なのはほんの僅かな勇気と思いやり。参加するにはスレでカキコするだけ。
そこの見てるYOUやっちゃいなYO!m9(^Д^)プギャー

2 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 05:26:27 ID:xUg6v21J0
【必要な人材】

創作活動する人、それをサポートする人、wiki更新する人、
プログラム・CGI関係に強い人、世界のアイデア出す人、名前考える人、
保守する人、応援する人、意見くれる人、見てる人、もうその他いっぱいの人

【このスレ鉄の掟】

・世界観の設定はなるべく矛盾を起こさず論理的に。

・創作品は多少世界観外れてても気にしない。
みんなも基本的には創作品の世界観には捕われない。

・世界観に合う素敵な設定はどんどん創作品からでも拾ってくる。

・自分のキャラとか使われて、思ってたイメージと外れてても泣かない。パラレルワールドくらいに思っとけ。
むしろそのイメージに合わせて自分の作品の構成とかを素敵に変えていくことにクォリティを感じる。

・スレに載ってあるアイデア、文章などは許可しない旨を書いてないかぎり改変・転載可能。

・VIPPERならageるよな?でも創作スレってsageるよな?ageたら荒れるとかsageると人稲杉とかあるからそこらへんは創作クォリティで状況見て行動しろもまいら。

・俺とまとめの人はややこしいからコテ使う。文章とか書く人はそこだけコテにすると文章が書かれたのが分かりやすいからそこだけは必ずコテで。それ以外でコテにすると荒れるかもなのでまあほどほどに。

3 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 05:27:21 ID:xUg6v21J0
【文章を投稿する前に】

文章の統一してくれると素敵な箇所(どうやらまとめ易い模様)
・会話文の末尾に句読点はつけない。
・( )← 半角
・「・・・」ではなく、「…」
 更に細かく言うと
 「…」→「……」
 「─」→「──」
・会話文の次の行の文は文頭に一文字あけてスタート。



「地球」のファルネースでの呼び名は「アース」
「ファルネース」はそのまま「ファルネース」
「地球人」は「ヒュマン」
「ファルネシアン」は「ファルン」
「混雑種」は「ハーフ」
「覚醒種」は「カオス」
それから、「ファルン」「ハーフ」「カオス」の全てを総称して「ファルネース人」

4 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 05:28:04 ID:xUg6v21J0
【よくある質問】

Q1.作品が設定に沿うかどうか分かりませんが…。

A.気にしない。外れててもそこがスルーされるだけです。


Q2.勝手に話や設定を作っていいの?

A.大歓迎。ただ、世界設定を追加するとき矛盾とかがある場合ツッコミが来るかも。


Q3.文章作るなんてクォリティ高いマネ出来ません。

A.町や人の名前を考えて列挙するだけでも素敵な創作活動。
みんなが助かります。


Q4.他の人の作ったキャラや設定使いたいんですけども。

A.基本的に全部許可。駄目って言ってる人のはやめれ。
許可はあるけど一応話をつけてたりお礼言ったら気持ちいいよね。


Q5.個人的にいろいろ聞きたいんですが。

A.FARNESS_1☆hotmai.co.jpにメール汁。こっちが暇だったらメッセンジャーで雑談にも応じるかも。

5 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 05:28:30 ID:xUg6v21J0
【物書きさんの参考サイト】

ttp://members.jcom.home.ne.jp/w3c/MediaMix/writing/002story.html

ライトノベル作法研究所
ttp://www.raitonoveru.jp/index.htm

Real Create 小説の書き方講座
ttp://www.feel-stylia.com/rc/creative/create.html

青空文庫
ttp://www.aozora.gr.jp/

ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/
1スレ目>>710の心の師匠サイトその1
「全くの初心者〜中級者までに対応した、小説の書き方のコンテンツは結構ヨスwwwwww
あと、表現十色てとこもかなり参考になる。」←1スレ目>>710

ttp://www.h7.dion.ne.jp/~p-o-v/
1スレ目>>710の心の師匠サイトその2
「よくありそうな小説講座サイトだけど、ここの管理人はクオリティ高い。
講座は、初級者よりかは、中級者以上向け。」←1スレ目>>710


【絵描きさんの参考サイト】

人を描くのって楽しいね
ttp://www.asahi-net.or.jp/~zm5s-nkmr/


6 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 05:45:00 ID:xUg6v21J0
さ、このスレもはりきっていきまっしょい。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 05:45:49 ID:qCv224lb0
>>1
新スレおつー

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 05:46:30 ID:QUgrVlFz0
あらためて>>1

前スレ落ちたの確認……
これで……ひとまず眠れ……る。。

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 05:47:01 ID:2oXAYDEq0
>>1
新スレ乙
ファンタジーに社会主義国家かぁ…マルクスィー

10 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 05:52:05 ID:xUg6v21J0
>>8
もやすみ。


俺ももうそろそろだめそうぽ。

起きたときに、このスレがあるように祈る。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 05:52:31 ID:qCv224lb0
うーん、新スレ一番手じゃ厳しいかな・・・
でも恥を忍んで投下します。出鼻くじいたらごめw

裸氏のりこたんとは違うかも知れないけど、スルーしてくださいw

>>8
>>10
おやすみーノシ

12 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:53:26 ID:qCv224lb0
穏やかな昼下がり。
陽は晴れ渡り、空に浮かぶ真っ白い雲は、ゆっくりと船旅を続けていた。
平原を通り抜ける街道は人もまばらで、新緑に映える並木は涼しげな陰を生き物たちに与える。
風は清々しい木々の香りを運び、肺も心も一杯にしてくれる。
人も鳥も花たちも、緩やかに過ぎていく時を、ただ楽しむばかり。
全てのものは、ありふれた午後のひとときを満喫していた。

「はーい、じゃあこれは?」
「う〜〜〜ん、右!?」
「じゃあ、これ!」
「む〜〜〜、下だ!」
広場の一角の木陰でテーブルを挟み、恵美と理子が視力検査をしていた。
理子は額に眼鏡を掛けたまま、次々と答えていくが、
恵美が差し棒で記号を指す度、間違った方向を答える。
「これは?」
「上!上!志村〜あはははは」
「……馬っ鹿。じゃ……これは?」
「え、えーっと、左上……かな?」
理子にとっての視力検査は、記号の形を確認するテストではなく、
その記号の向いている方向を言い当てるゲームとなっているようだ。
恵美はすっかり呆れてしまう。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 05:53:31 ID:QhhHOQAi0
>>11
がんばれ、俺は見てる。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 05:53:34 ID:jbSV6pVB0
俺が来たらみんな寝だした件

>>11
ワクテカw

15 名前:閑話休題 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:54:38 ID:qCv224lb0
「……あんたねぇ、勘で言ってたって一個くらい当たるでしょうよ。ある意味、才能だわ」
両手を腰につき、左右に首を振りながら、恵美は鼻でため息をつく。
その言葉の意味も考えずに、理子は照れ笑いを浮かべた。
「え? 才能かな? ……えへへへ」
「馬鹿……褒めてない」
恵美は額に手を当てて、今度は大げさにため息をついた。

恵美は理子の真横に座ると、テーブルの上に片手をつき、その上に顎を乗せる。
そして理子の眼鏡を鼻まで下ろし、その瞳を直接覗き込んだ。
「それにしてもあんたって、ど〜〜〜しよ〜〜〜もないド近眼よね。逆に感心するよ」
恵美は理子に言葉を投げつけた。
その言葉に理子は頬を膨らませる。
「……私だって、好きで目を悪くしたんじゃないもん」
理子は上目遣いで、手堅くバントで言葉を打ち返してきた。
しかし恵美は動じない。
何度も同じ手に掛かるものかとばかりに、恵美に宣告する。
「まあね、あんた本読むのだけは好きだもんね。その割には大して賢くないけど」
「う……ひ、ひどい……恵美ちゃん……」
理子は頬を赤らめ、目を潤ませる。
あっさりとファースト送球ワンアウトとなった。

16 名前:りこたん視力検査編 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:55:53 ID:qCv224lb0
「それにしてもあんた、眼鏡掛けてないときはいっそ、目を瞑ってた方がよっぽどましなんじゃないの?
それくらい見えてないでしょ」
恵美は追い討ちを掛ける。
「そんなことないよー。眼鏡掛けてなくても、私だってちゃんと誰かくらいは判断つくもん」
理子は反論すると、脇から何かが近づいてきたことに気がついた。
「あ、どもども、お久しぶりです〜」
理子は手を大きく振り回しながら、挨拶をする。
恵美はそれにつられて、理子の声の先をみた。
「げ……クォティ……」
「ブーーーン」
近づいてきていたのは、クォティだった。
クォティは喜んで二人の周りを走り回る。
「…………」
恵美は唖然として、開いた口が塞がらない。
「え、やだなー。恵美ちゃん、この人アーノルドさんだよ」
理子は朗らかに言った。
クォティはぐるぐると二人の周りを旋回し続ける。
「理子……あんた本物ね」
恵美は理子の凄さを再確認した。
「ブーーーン」

17 名前:りこたん視力検査編 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:56:29 ID:qCv224lb0
「いい? 理子、あれはクォティ。人間じゃないの。ほら、ちゃんと眼鏡掛けてみてみなさい」
そう言って、恵美は理子の眼鏡の位置を合わせてみせる。
だが、理子の反応は恵美の期待を裏切った。
「あ……本当だ。クォティだー!」
理子は両手を前に突き出して、掌を広げて振り回して喜んだ。
「ブーーーン」
クォティも喜んでいるようだ。
いつもと表情がまったく変わらないが。

「あんたって娘は、本当に変わってると言うか、何と言うか……困ったものね」
恵美は呆れつつも感心する。
改めて理子の顔をマジマジとみた。
「えー、でもクォティとってもいい子だよ?」
「いや、そうじゃなくてさ……」
恵美は言葉を失った。
この娘には勝てない、と改めて思い知らされる。
恵美は本日三度目のため息をついた。

18 名前:りこたん視力検査編 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:57:08 ID:qCv224lb0
「ねぇ、恵美ちゃん。ため息ばっかりついてると、うつ病になっちゃうよ?
 あんまり難しい事考えないで、気楽にいこうよ、ね」
 理子は真剣に恵美を心配した。
だが、それが恵美の神経を逆撫でた。
「ムカッ! もう怒った! あんたなんかこうしてやる!」
 恵美は大声でどなると、椅子を弾き飛ばして立ち上がり、理子の眼鏡を奪う。
そして、テーブルに置いてあったタオルで理子の目を隠した。
「どうだ! これでも生意気な口を叩くか!」
「やーん、やめて恵美ちゃん! 酷いよ!」
「うるさい! 許して欲しかったら、その状態で眼鏡をみつけてご覧なさい!」
「いやー、暗いよ、狭いよ、怖いよー」
 理子は泣き叫ぶ。
だがそこへ、恵美の冷静なツッコミが入った。
「……ちょっとマテ。狭くはないだろ」
「あ、そうか……えへ」
 理子は舌をみせてごまかした。
「あんた、絶対この状況を楽しんでだろ……」
 恵美は自分が遊ばれているような錯覚に陥った。

19 名前:りこたん視力検査編 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:57:43 ID:qCv224lb0
「とにかく、その状態で眼鏡を探してごらん。そんなに遠くには置いてないからさ。
ゲームだと思ってやってみなよ」
 恵美は椅子に座っている理子に促した。
理子は先程までの馬鹿騒ぎと違って、少し落ち着きをみせている。
精神を集中でもさせているのだろうか。
「分かったー。じゃあやってみるね」
 理子は目隠しをしたままの眼鏡探しを始めた。

恵美はテーブルに差し掛かる木の枝に眼鏡を引っ掛けていた。
今の理子の位置からは、立ち上がって少し移動をすれば、すぐに手が届く場所にある。
ほんの意地悪のつもりだから、少し探したら根を上げるだろう、
そうしたら許してあげよう、とそんな風に思っていた。
しかし、である。

少し考え事をしているようだった理子はやおら立ち上がると、足つきは多少ふらつきながらも、
真っ直ぐに眼鏡のある場所へと向かっていった。
そして、枝の下に立ち止まると、そこから再び思案を始めて、右足の爪先で二回地面をノックし、
そのままゆっくりと右腕を上方へ伸ばすと……
「あ……あったーーー!」
 いとも簡単に眼鏡の位置を当ててしまった。

20 名前:りこたん視力検査編 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:58:23 ID:qCv224lb0
恵美は愕然とした。
自分の目が信じられない。
この娘にこんな力があるなんて。
そう思わずにはいられなかった。
「理子……あんた……」
「ねーねー恵美ちゃん、当たりでしょー?」
 理子は手に掴んだ眼鏡を見せ付けるように振り回しながら、喜んだ。
恵美はまだ目の前の出来事が信用できない。
恵美は理子のそばまで寄ると、目隠しを外して確認した。
「あんた、本当に見えてなかったんでしょうね?」
 目隠しに使ったタオルと理子の顔を交互に見比べる。
「何もないわよ……ね」
 恵美は押し黙った。
「ねぇ、恵美ちゃん。ゲームもう終わり?」
 理子は質問をしながら、眼鏡を掛けようとしている。
その姿を眺めていて、恵美は咄嗟になにかを閃いた。
理子の腕を掴んで、眼鏡を掛けさせるのを止める。
「理子、ちょっとこっち来なさい」
 恵美は理子を再びテーブルに戻す。
そして今度は目隠しをしたまま、視力検査を始めた。

21 名前:りこたん視力検査編 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:59:05 ID:qCv224lb0
「理子、これは……?」
「んっと、左」
「これは?」
「多分、右上……かな?」
「じゃあ、これ」
「それは……むむむ、クォティだ!」
「……正解。……凄い、理子、凄いよ!」
「ブーーーン」
 差し棒が頬に突き刺さったまま、クォティは走り回った。
彼(?)なりの賞賛の表現だろう。
いつもより多めに、伸ばした腕で羽ばたいている。

恵美は理子のところまで駆け寄り、抱きついた。
「あんた、凄い! 天才! 私はあんたがこんなに出来る娘だったなんて知らなかったよ!
 感動した! 感激した! もう大好き!」
 恵美のキスの嵐が理子に降り注ぐ。
「うは、恵美ちゃん、くすぐったいよ! いやぁぁ、お嫁に行けなくなっちゃうぅぅ!」
 理子は笑いながら恵美の攻撃を受け止めた。

22 名前:りこたん視力検査編 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 05:59:41 ID:qCv224lb0
次の日、恵美は周囲の人間にそのことを触れまわり、理子は一躍、みなの注目を浴びる事となった。
賑やかなヒュマンの二人組みがまた面白い事をするらしいと評判を呼び、多くのものが広場に集まる。

「ふふふ、では証明してご覧に入れよう」
 普段は眼鏡も掛けないくせに、恵美は白衣と眼鏡姿で現れる。
一方の理子は、当然目隠しをされて立っている。
恵美は自信満々で、視力検査を開始した。
「さあ理子、これは?」
「えと、それは……右」
「え……? じ、じゃあこれは……?」
「うーんと、それは左だと思う」
「ち、ちょっと待ってよ。じゃあこれは?」
「それは左上だよ。恵美ちゃん」
 理子は名探偵にでもなりきった風に答えた。

23 名前:りこたん視力検査編 ◆rnVQLHXf7Q :2005/05/29(日) 06:00:10 ID:qCv224lb0
「何だよ、ひとつも当たらないじゃないか」
「くだらねぇ。無駄な時間を過ごしちまったよ」
「エミって娘、嘘なんてつくような娘だとは思わなかったよ」

集められた人々は、口々に落胆の声を漏らしながら立ち去っていった。

しばらくして、周りが静かになったので、理子は目隠しを取り、眼鏡を掛けた。
すると、突然、ドサっと音がなり、何かが地面に倒れこんだ。
理子は驚いて地面をみる。

「あは……あはは……あははは……」

穏やかな昼下がり。
そこには魂の抜け掛かった恵美がいた。

おしまい。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 06:02:04 ID:qCv224lb0
おそまつさまです。人生考え直してくるw

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 06:02:56 ID:QhhHOQAi0
>>23
やべwwwwwww不覚にも和んだwwww
クォティホシスwwwwww

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 06:03:16 ID:TpamcMmw0
ほのぼのキテルワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
こういうのイイ!

27 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 06:03:39 ID:xUg6v21J0
>>23
乙!
キスの部分を100回読み直した。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 06:04:02 ID:ThPu/CRN0
http://www.vipper.org/vip19296.jpg
灰色の人包帯シュキシュキおkkkkkk


りこたんもさることながらクォティかわええな

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 06:04:42 ID:0q4Rslwv0
保守

30 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 06:05:37 ID:xUg6v21J0
>>28
今日は入れ違いにならなかったようだw
安心して寝ようw

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 06:10:58 ID:qCv224lb0
うはwみんなありがとw

その言葉を胸に氏寝ますw

みんなおやすみんノシ

>>28
見た目乾いてる感じがイイ!!

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 06:38:34 ID:wKAcCgWS0
wikiの地図を更新したけど・・・。

都市関係のまとめが散逸しすぎて、わけわかめwwww
たしか商業都市とかもあったような気がするがwwwww
誰かまとめてwwww

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 07:03:27 ID:ThPu/CRN0
http://www.vipper.org/vip19311.jpg
保護した人はー!!!その2

前から少し気になってたんだけど
このロダってもしかして半日もたない・・・?

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 07:18:27 ID:mgOxuwUK0
>>33
大丈夫
光速で保存しているからbbb

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 07:24:50 ID:jbSV6pVB0
>>33
それくらいなのかも
おかげで取りこぼしたものがorz
しっかし相変わらずGJwwwwwwwwwwwww
もうおまいの描くサラたん以外は作者の俺が認めないwwwwwwww

>>23
微妙に亀ですまんがGJ
そして最近突っ込んでばかりいる俺がこれから言うことを許してくれ


恵美って「めぐみ」って読むんじゃなかったっけ?


まぁ、その辺は裸氏に確認してみてくれ。全裸で

36 名前:尖兵 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 07:26:43 ID:19MnIxpW0
>>32
 ミディリア大陸を西に離れると、エーギルという島がある。
 伝承によれば、水神ウチナー生誕の地とされている。
 エーギルに住む人々が水中での呼吸を可能とする事から、伝承を疑う者は極めて稀だ。
 その子孫はやがて国家を形成し、彼らはウチナーの母からその国名を戴きヒーチャリア王国を建国。
 首都をアボロニクスに定め、これはウチナーの父から名を戴いたものとされる。

とか

だから、ミディリア大陸西部カルネージ地方へ上陸作戦を実施した時も商業拠点の確保としか思われなかったのだ。

とかの辺りかなwwwwww
今書いてるところで、カルネージ地方の拠点に要塞都市ブルワークが登場するぽwwwwwwwwwっうぇ

>>33
なにその寒そうな格好wwwwwwwwww

37 名前:尖兵 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 07:37:36 ID:19MnIxpW0
とりあえず>>36の位置をばwwwwww勝手に流用しますたwwwwwゴメスwwwwwwwwwwwwwwwww
ttp://www.vipper.org/vip19316.bmp.html

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 07:37:45 ID:wKAcCgWS0
ところが、裸まとめページではウチナーはカウムース大陸に住んでるとか。

このあたり、すりあわせが必要かもね。
地図も年代で変わってくるだろうし……どうしようwwwwww

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 07:38:26 ID:19MnIxpW0
>>38
その辺りは裸の人だったか誰かが設定変えるとか言ってた希ガスwww

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 07:39:52 ID:wKAcCgWS0
うはwwwwwおkwwwww
わけわかめwwwwwwwwwwwww

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:12:31 ID:QjYgOq+20
>>33
音速保管

保守っぽく駄文載せます

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:14:03 ID:ThPu/CRN0
http://www.vipper.org/vip19321.jpg
りこたんの冒険服案

>>34
ドモwwwwwwwwwww

どうやら6時間で落ちるらしい
バロスwwwwwwwwwwwwwwwww

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:14:49 ID:QjYgOq+20
「うぅ…エイナー君、私は誓います…二度と船には乗らないと…ぅぅぅぅ」
「一週間前もそんな事いってましたよ…とりあえずトイレはあっちです」
細い目をさらに細くしながらウォンはよろよろとエイナーの指した方向へ向かう… あ、倒れた。
「まったく…出航前にエール酒を五杯なんてやりすぎですよ」
小言を言いながらもウォンに肩を貸すエイナー、船底がぎしぎしと音を立てる。
「しかしですねぇ、オスパーナエールは五大麦酒ですよ…飲み逃すわけには…ぅぅぅ」
「弱いくせに酒好き、しかも乗り物にも弱いってのは行商人としては問題ですよ?」
「あぁ、胃袋君!君の中には何も残ってないからこれ以上何も出ないですよぉぉぉ」
「自分の内臓と会話して僕の話を無視するのは反則じゃないですか?」
「…エイナー君、星が見える…」
古くからサウルに伝わる名遺言を残し、ウォンは力尽きた。
第二話 カウムース入港
「わぁ!凄い賑わいですね!」
「…ここにはオスパーナのほかにイグリースからも…ふ、船が…うぅ…」
「イグリースといえば絶海の孤島といわれているところですよね!」
「それは昔のこと、今では漁業のさ、、さか…うぅ…」
「なるほど、それで僕たちはこれからどこに向かうんでしょうか?」
「た、大陸交通許可証を…うぅ…もう駄目です…」
「あれれれ?ウォンさん、どうかされたんですカ?」
倒れこむウォンを確信犯的微笑(通称ニヤニヤ)を浮かべ覗き込むエイナー。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:15:29 ID:QjYgOq+20
「エイナー君、サディスティックな性格は嫌われますよ…」
「専業主夫ってストレスたまり易いらしいですよー、怖いですよねー」
「…今日から食事を当番制にしましょう、私もなんだか作りたくなってきましタ」
「ウォンさん大丈夫ですか!?今すぐ水を持ってきますね!」
にんまりと笑みを浮かべ水を取りに近くの宿屋に飛んでいくエイナー、中々の交渉術だ。
「さて…問題はこれからどうするか、ですが…ぅぅ…」
下船の際にもらった羊皮紙の地図を眺める。
「ぅぅ…ミカエルに向かうには国境を二、三越えなくてはなりませんねぇ」
水を手桶に汲んだ持ったエイナーが戻ってくる。
「水もらってきました。地図・・・今後のルートですか?」
「あぁ、ありがとうございます。そうですね、とりあえずこのオリワという町を目指しましょう」
「オリワ…ですか?」
「はい、先に得た鱗や内臓はここでは二束三文に買い叩かれますからね」
桶から柄杓で水を汲みながらウォン。
「そのオワリという町についての情報は?」
「今のところは強いて今滞在中の国とオワリの所属する国は交戦中って事ぐらいでね。」
「…駄目駄目じゃないですか…」
「あまり大きな声ではいえませんが無理を通すのが商人ってもんですよ」
「…交通証は?」
「見つからないように頑張りましょう!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:16:31 ID:QjYgOq+20
「…どうやって警備の厳重な国境を越えるつもりで?」
「高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応するしかないですねぇ」
「人はそれを行き当たりばったりというんですよ!」
声を荒げるエイナーを気に留める様子もなく、ウォンは柄杓の水を飲み干す。
「さて、エイナー君はキャンプ用品を買ってきてください。私はより詳しい地図を探します」
「そういうことじゃなくてですね!いいですか!僕は何度もき…」
ウォンとエイナーは口論を続けながら雑踏の中に消えていった。
旅はまだまだ続きそうだ。 つづく

お目汚し失礼

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:43:36 ID:ThPu/CRN0
>>43-45
http://www.vipper.org/vip19327.jpg

おみゃーさんメラ巧いな
フゥゥゥゥゥウウーーーーーーーーーーーーーー!してもいいですかwwwwwwwwwww

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:47:39 ID:19MnIxpW0
>>46
お前さんもいつもながらテラウマスwwwwww漏れも酒飲みたくなってきたwwwwwwwwwwwwwwっうぇ

何か書けたから投下するwwwwwwwww

48 名前:【尖兵の休日(1/3)】 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 08:48:32 ID:19MnIxpW0
 城塞都市ブルワークは、ヒーチャリア王国がミディリア大陸西部に建設した活動拠点である。
 町一つをぐるりと城壁で囲んだのは、モンスターや匪賊の襲来に関した防衛上の都合によるものだった。
 ほとんどの討伐に動員された第二近衛軍は、再編成と休暇のためブルワークに駐屯している。
 パジュラム・クルト将軍の第三軍はようやく戦力を立て直したところで、これもブルワークに駐屯して待機していた。
 まだ軍事色の濃い都市だが、ぽつぽつと商業人も増え始めてヒーチャリアらしい空気を醸成しつつある。
 近隣の匪賊をあらかた掃討したためだろうか、近頃はその醸成が一層加速しているように思われた。
 ヒーチャリア的賑わいを見せる街路の一角に、エレシュとアヤヒトの姿がある。
 ヴィーザルの計らいで休暇を勝ち取る事に成功した二人は、商業区画へ足を運んでいたのだった。

49 名前:【尖兵の休日(2/3)】 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 08:48:56 ID:19MnIxpW0
「少し見ないうちに随分と賑やかになりましたね」

 薄手のマントを風になびかせながら、エレシュが目を細めて街の景観を眺めていた。
 軍務に忙殺されて街に出る暇がなかったため、彼女が落ち着いて街を見るのはこれが二度目だった。
 一度目は第二近衛軍を率いて上陸した頃だったから、それから既に半年が経過しようとしている。

「民間向けの武器商なども進出してきているようです。冒険家なんかも集まっているらしいですよ」

 嬉しそうなエレシュを横目に、アヤヒトは微笑を浮かべた。
 既に冒険者ギルドも設立されていて、匪賊掃討作戦の終了以前から活動は盛んだった。
 中には軍への情報提供を積極的に行う者もあって、意外と関係は悪くない。
 カルネージ地方の施政官として冒険者ギルド出身のギュンター・ディオクレスが赴任した事もあって、
 今後もその良好な関係が継続されていくものと思われている。

「アヤヒト、あの装飾品店に行ってみましょう」
「あれは装飾品というか魔法具ですよ、殿下」

 アヤヒトの言葉を聞いた途端、エレシュの表情が曇る。
 失言だっただろうか、とアヤヒトは不安を抱えた。
 エレシュは認識の誤りを指摘したくらいで怒るような狭量ではなかったから、表情の変化に理由を見出せない。
 判らないという事は知らない事であり、それは恐怖という感情への誘いだった。
 が、それも蓋を開けてみれば大した事ではないという場合も少なくない訳で。

50 名前:【尖兵の休日(3/3)】 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 08:49:22 ID:19MnIxpW0
「アヤヒト。任務を外れているときに『殿下』と呼ぶのはやめて下さい」

 ああ、そういう事か。アヤヒトはポンと手の平を打ちたい気分だった。
 しかしエレシュの心境を理解したまではいいが、どう呼べと言うのだろうか。
 適切な呼称を考え出すのに手間取り、アヤヒトは眉間に皺を寄せて黙考に耽る。
 その様子がおかしかったのだろう。エレシュは小さく笑い声を零して、

「エレシュ、で構いませんよ。昔のように」
「ちょ……それは拙いです」
「あら。どうして?」
「どうしてって、貴女は王女なんですよ。僕如きが呼び捨てになどできません」
「昔は呼び捨てでした」
「それは、その。まだ怖いもの知らずの年頃でしたから」
「今は怖いのですか?」
「いえ、怖いという訳ではないのですが……」

 アヤヒトは言葉を濁した。どう言葉を続けていいものか判断がつかない。
 仮にも一国の王女なのだし、それを呼び捨てにするほどの度胸は備わっていなかった。
 何とか状況を打開しようと言い訳を考えている間にも、エレシュの瞳はアヤヒトを捕らえて離さない。
 食い入るように見つめられては、考えるものも纏まらなかった。

「判りました。判りましたよ」

 アヤヒトの根負けと言えるだろう。
 一つ盛大にため息を吐くと、諦めがついた。
 開き直ったアヤヒトはエレシュを向いて微笑んで見せた。

「それでは魔法具を見に行きましょうか、エレシュ」

51 名前:尖兵 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 08:49:52 ID:19MnIxpW0
うはwwww勢いだけで書いたら短スギスwwwwwwwwwwwwwww

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:49:53 ID:QjYgOq+20
>>46
うはwwwwwwwww絵ありがとおおおおおおおおおお
宝物にするwwwwwwwっうぇwwwwwwwっうぇwwwwwwwww

>>47
楽しみにまっとるけーのー

53 名前:尖兵 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 08:50:27 ID:19MnIxpW0
>>52
もう待つ必要ないぜwwwwwwっうぇ

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 08:55:38 ID:QjYgOq+20
うはwwwwwwww幼馴染wwwwwwwモエスwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwウマスwwwwwwwwww

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 09:35:00 ID:19MnIxpW0
ほす

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 09:35:17 ID:19MnIxpW0
ほすできてなかったwwwwwwwwwwっうぇwwwwwwwwっうぇ

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 09:50:59 ID:mgOxuwUK0
>>56
スレの順番じゃなくて最終投稿時間だからできてるお^^

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 09:52:19 ID:19MnIxpW0
この板だと下の方に落ちると安心できない件についてwwwwww
VIPは板の回転早すぎwwwwwwwwwwwっうぇw

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 10:03:07 ID:hCP0YI2A0
徹夜しちまったけどサークル活動に逝って来るぜ
脳はFARNESSで遊んでるとおもうが
完膚なきまでの保守を期待する

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 10:22:57 ID:MxJcfaPl0


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 10:44:26 ID:19MnIxpW0


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 11:09:48 ID:mgOxuwUK0


63 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/29(日) 11:19:35 ID:jbSV6pVB0
過疎ってる中いきなり投下


『アトランテ編第二部:出会い』

エリオットは頬に感じるこそばゆい感覚に気づいて目を覚ました
目を開ける
だがそこは変わらず暗闇
木々が風に揺れる音が聞こえる
自分の背中で押しつぶしてしまっている植物の感触がある
そしてなおも頬には何かが触れる感触
それは何度も規則的にエリオットの頬を撫でる
そこで彼は体を起こす
体力はいくぶん回復していた
しかし、空腹は変わっていない
「ミュ?」
 鳴き声に視線を動かす
ようやく暗闇に目が慣れてきたようで、それを見てエリオットは微笑んだ
「やぁ。ホーン。さっきはどこに隠れていたんだ?」
 そう言いながらホーンの頭を撫でてやる
ホーンも気持ちよさそうに喉を鳴らしている
「さぁ。お前も腹減ったろ? さっさとこの森を抜けるとしようか」
 エリオットはまたホーンを自分の肩の上に乗せてやり、歩き出す
暗闇の中、道なき道を行く
森は、気味が悪いほどに静かだった

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 11:23:44 ID:jbSV6pVB0
これだけ投下して寝る俺は焦らし属性が身に着いてきたのかもしらん



じゃ、保守ヨロ!
起きたら続き投下するお!

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 11:25:41 ID:19MnIxpW0
ちょwwwwここで切るのかよwwwwwwwwwwwwww
テラジラサレスwwwwwwwwwwwwwww

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 11:28:38 ID:msbHJu6V0
焦らすのウマスギスwwwwwww

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 11:44:46 ID:QhhHOQAi0
ちょwwwwwwおまっwwwwwwwエリオットはwwwww

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 11:53:11 ID:mgOxuwUK0
>>64
オツ

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 12:08:29 ID:QhhHOQAi0
昼間の方が危険だなwwwwwwwdat落ちするwwww

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 12:15:45 ID:cbHkvIVr0
絵も小説もろくに書いたことないけど、このスレ見て初めて投稿したって奴いる?

書いてる人のクオリティ高すぎて踏み出せない・・・・・

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 12:17:15 ID:19MnIxpW0
>>70
大学の課題ではちょくちょく書いてるが、ネット上で晒したのはほとんど初めてだwwwっうぇwwwwww

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 12:21:06 ID:QhhHOQAi0
>>71
詳しく
文学部?

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 12:28:01 ID:19MnIxpW0
あんまり詳しくすると大学特定されるwwwwwwwっうぇ
とりあえず文学部は正解だけどwwwwwwww

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 12:46:27 ID:0NTZ+AnWO
うp環境が携帯の写メしかない絵描きの俺が来ましたよ。
スキャナとパソコンは持ってるんだが、ネット回線引いてないぜ!
どうだ、参ったか!

75 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 12:53:13 ID:V7YlPHBv0
>>70
ノシ(正確に突き詰めていくと違うのかもだが)

小説なんて初めて書いたがどうにかなるwかけかけw

76 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 12:54:59 ID:V7YlPHBv0
>>71
今文学部に入っておけばよかったと思ったよ。

>>74
人の絵晒すためだけにネット喫茶に行ったぜ!

どうだ、参ったか!!

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 13:16:24 ID:R2gPSGo70
>>70
俺も初めて投稿した
てかまともに一本書き上げたの初めてだったりする
1の言う通り書いてみると意外とどうにかなる

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 13:27:07 ID:QhhHOQAi0
出発前保守

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 13:31:57 ID:+vP+drNg0
>>70
俺ただの地図オタで参加してるよ

80 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 13:32:21 ID:k82G2zEeO
いてらノシ

んじゃあ俺は電車の中で創作活動

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 13:40:58 ID:ZobAOnJE0
工房で文芸部





まあ、最初からクオリティ高いもん書けるヤシなんてそうそう居ないだろうしwwww
ココを練習場と思えば良いんじゃね?wwwwwwww皆で批評してやるからwwwwww

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 13:41:01 ID:QUgrVlFz0
じゃあ俺は地図オタ2号で…もともとは「文章かくぞー」とか思ってたんだけどなぁ(;´Д`)

起きることは起きたが珍しく忙しい一日。んー、保守

83 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 13:41:13 ID:k82G2zEeO
一応出来たwww

りこたん使うからキャラ壊してないか確認してくるノシ

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 13:43:35 ID:cbHkvIVr0
70です。レスサンクス!!

小説ちょっとずつ書いてるけど設定とか既出小説読むので一杯一杯
このスレで上手くなるくらいの意気込みでやったろうと思います
元々がFLASH師(見習い)なんでもしかしたらFLASH化にするかも

それじゃまた小説読んできます
ノシ

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 13:43:39 ID:19MnIxpW0
まだ腰の骨繋がってないから外出デキネwwwwwダービー見終わったらまた何か書くwwwwwwwwwwwっうぇ

86 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 13:53:42 ID:k82G2zEeO
見つからなかったからいいやw

投下するww

87 名前:『閑話休題』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 14:00:10 ID:k82G2zEeO
「ひまよね〜。りこ」
「ひまよね〜」
「この村、連絡便に乗るのに1日かかるってどういう事よ?」
「まいっちゃうよね〜」
「おまけに何にもない村だし」
「そうよね〜」
「暑いし」
「よね〜」
「何か一つくらい取り柄ないのかしら?」
「ね〜」
「でもこういう時にお金持ちで美形で優しい王子様との出会……」
「それはない」




「ひまよね〜」
「そうよね〜」


〜終わり〜

りこたんを書いてみたかった。
前スレラストからなんか俺、こういう雰囲気の作品に偏ってるが後悔はしてない。

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 14:05:21 ID:+vP+drNg0
>>87
イイヨー。すごくなごむwwwwwwwww

89 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 14:27:07 ID:k82G2zEeO
サンクスコw


設定探して過去ログ漁ってたら面白くていろいろ読みまくってた件について

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 14:32:14 ID:qCv224lb0
>>87
イイヨーイイヨー
会話文だけで他の描写が一切ないのもスレ的に新しいよーw
りこたんこの世界に連れ込んだ張本人としては、
ドジっ子、天然、眼鏡っ娘要素を持ってればならなんでもありw

>>35
・・・orz
そうか、普通は「megumi」だよね。
ずっと「emi」でタイプして変換してたから、迷いなく書いてたよw
違ってたら全裸で裸氏に謝罪せねばw

>>70
俺もここの人たちと比べると恥ずかしいくらいレベルが低いけど、ちょこちょこ恥さらしてるw
ここのスレの人たちは温かい人が多いから、何か書いたら勇気を出して晒してみようぜw

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 14:43:56 ID:QhhHOQAi0
おまいら、ただいま。……行こうとしていた図書室、今日休みでした(<>)

俺も過去ログあさってみるか。

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:00:38 ID:qCv224lb0
今日は中居の裏が来る!wwwww

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:01:08 ID:i8+M+ujn0
>>70
大丈夫大丈夫、俺なんて低クオリティの虎だからw

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:02:42 ID:qCv224lb0
>>92
誤爆しますた・・・本当にごめんぽorz

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:19:33 ID:mgOxuwUK0


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:24:20 ID:QhhHOQAi0


97 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 15:29:34 ID:k82G2zEeO
いも

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:44:19 ID:QhhHOQAi0
速度遅い時間帯があった方が、途中参加者が追いつきやすくていいかもね。

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:55:31 ID:i8+M+ujn0
んじゃ投下しようかね、続きは帰ってきてから投下するお

100 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 15:56:03 ID:k82G2zEeO
あとは作品を人目に触れず投下したい人にもおすすめw

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:57:35 ID:19MnIxpW0
ダービー終わったからこれから書くお^^
ディープインパクトwwwwデラツヨスwwwwwwwwwwwwwww

102 名前:絶体絶命1/2 タカ ◆2kGkudiwr6 :2005/05/29(日) 15:57:43 ID:i8+M+ujn0
「レイス隊長、コーヒーはいかがです?」
仕事中にも関わらず読書をしていると部下がコーヒーを差し出してきた
これでも私は小隊の隊長だったりする
「ありがとう、頂くわ」
「ところでさっきから何を読んでいるんですか?隊長」
「ん?銃のカタログだけど」
当然の様にサラッと言ったが部下はきょとんとしている
そんなに驚く事だろうか
「……隊長はホントに銃がお好きなんですね、恋人は作らないんですか?」
「え?銃あれば恋人なんていらないよ」
「そ、そうですか」
苦笑しつつ逃げていく部下
そりゃそうだ、こないだ銃の事を二時間近く一方的に語っていたんだし
「さて、パトロールパトロールっと」
重い腰をあげ、散歩がてらパトロールに向かう
情報がよせられなくてもパトロールに向かうのは当然だ、どこに潜んでいるのか判らないし
「あら、レイスちゃん今日もパトロール?」
「よう!お嬢ちゃん、がんばれよ!」
色々な人が声をかけてくれる、私も有名になったもんだとしみじみ思う
辺りをキョロキョロ見回し、部下が居ない事をいい事にガンショップに立ち寄る私

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 15:58:14 ID:qCv224lb0
ところで素朴な疑問なんだけど、
50レスを超えるような作品をうっかり書いてしまった場合、
やっぱりなかった事にした方がいいよね?ね?

104 名前:絶体絶命2/2 タカ ◆2kGkudiwr6 :2005/05/29(日) 15:58:26 ID:i8+M+ujn0
ドアを開けるとカランカランと来客を告げる心地よい鈴の音、周りに並ぶ種類多々の銃
そして急に目の前に現れる暑苦しいオッサン
「なんだ、仕事サボって銃を見に来たのか?ん?言ってみろ?」
「やだな、パトロールよパトロール」
この人はガンスミスのブラッド、バカだが銃に関しては世界一と言っていいほどの知識を持ってる
「そうそう、銃の新作出た?」
「いや、銃の新作は出てないがアレが出たらしいぞ?」
「アレってまさか……ギガント?」
ギガント、厄介なものが出てきたものだ
ガーディアンの何倍もの戦闘力を持ち、体を作り変えている
そんなものが町を襲ってきたらどうだろうか?皆殺しにされてしまう
そんな事絶対にあってはならない、やられる前にやらなくては
「今どこにいるの!?」
ブラッドの胸倉を掴み声を荒立たせ、私は聞いた
落ち着いた口調で、ゆっくりと話し始めた
「とりあえず手を離せ、話はそれからだ」
「あ、ゴメン…」
急いで強く握り締めていた拳を下げ気持ちを落ち着かせる
「で、どこにいるのよ?」
「さぁな?正確な場所は知らんよ、でもココから南の方角にいるとは聞いたな」
「わかった!」
「おい!ちょっと待て!まだ行くな!」
私はブラッドの言葉を無視して店を出た
「アイツ…銃を置いていきやがった」

私は全速力で走った
もう誰にも死んでほしくない、誰も死なせはしない
そう強く願った
しかしこの時はまだ、あんな悲惨な事になるとは予想もしていなかった…

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:07:21 ID:qCv224lb0
>>102
>>104
作品投下キタ━━(゚∀゚)━━!!
レイスカッコヨスwwww続きワクテカして待ってるwwww

てか最悪のタイミングで間に挟まれてしまってスマソ。蟹に挟まれてきます・・・orz

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:07:58 ID:i8+M+ujn0
ゴメンね、今回もクオリティ低くてゴメンねorz
さっきも言った通り続きは帰ってから書きます
これがブラッドおじさんの設定でつ

【名前】ブラッド・コールマン
【性別・年齢】男・29歳
【種族】ヒュマン
【口調・口癖】声が大きく迷惑がられる事もしばしば
【性格】単純・物事をすぐに判断出来ない
【活動した時代】機械時代
【詳細】ガンスミス、いつかは世界に名を轟かせたいと思っている
    少々女好きのところもあり、週末は町でナンパ
    実は美人の奥さんと結婚していたりする

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:11:46 ID:cbHkvIVr0
>>98
一昨日から見始めたけどまとめサイトにあるのすらまだ読めてないです
読むのが遅いのと一日に読む時間あまり当てれないのが難点ですorz

参加が遅くなっても作品読むだけで楽しいですから満足ですけどw

108 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 16:16:42 ID:k82G2zEeO
>>104
乙!
「サラッと」に反応した俺は異常でしょうか?

>>103
長編はまとめの人に送ったら上げてくれると思うよ。

ある程度じらしてここに送るのも素敵。

109 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 16:29:09 ID:k82G2zEeO
使えそうな設定拾うだけでもいいと思うよ。

確かにゆっくり読む人には大変そうだw

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:33:18 ID:qCv224lb0
>>108
サラッとには、実は俺も反応して(ry

どうしよう?長い割には単発ネタなので、小出しにするには向いてないかも
捨てアド取って、まとめの中の人に頼むのがいいのかな・・・
まだ途中なので、とりあえず残りの2割ほどを書き上げますw

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:52:01 ID:hCP0YI2A0
帰宅保守
駄目だ・・・ネタが思い浮かばない

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:53:53 ID:i8+M+ujn0
>>111
閃きを大事にw

じゃあ今からバイト行って来るおw
そして保守

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:54:13 ID:QhhHOQAi0
俺はSS書こうとしても普通の短編並みの長さになってしまう、ぶきっちょです。短い話、みんなよく書けるよな。

その割に、>>103のようにうっかりで長編を書けるほど執筆力もないorz


114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:57:30 ID:aHkaf4Ze0
製作中保守……

ぐだぐだな悪寒。

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 16:58:34 ID:qCv224lb0
保守ついでに氏族の草案出してみる

【砂漠の旅人アーディルの末裔(アーディル族)】
機をみるに敏で、利に敏く、弁舌に長けた一族。
損得勘定、交渉術を得意とし、商人となるものが多い。
直観力に優れ、幸運を味方につけるものも多い。
彼らは”砂漠の月”と称する三日月の印を用いて世界中を渡り歩き、信頼の証とした。

【華麗なる獣使いアルルクの末裔(アルルク族)】
獣使いアルルクは巧みに獣を従わせ、己が意のままに操ったと言われる。
ゆえに彼の子孫は獣の扱いに長け、調教する事を得意とした。
彼らの中にはモンスターや、ドラゴンまで操るものがいるというが、それは噂の域を出ない。
優秀なものは獣と心を通わせたり、瞳術で獣を畏怖させ、支配する事も出来るが、
反して魔法の扱いは苦手とするものが多い。

116 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 17:00:07 ID:k82G2zEeO
>>113
俺もそうだw
よく分かるおw

俺は何かいろいろ意識してやってる(なるべく短めとか会話だけとか)

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 17:00:52 ID:hCP0YI2A0
やっぱこれからは国家だよな
国をある程度固めないと話書きづらい
しかし迂闊に国を作ると民族問題が絡んでくる
さらに各国のパワーバランスも安定させないといけない
迂闊に強国、弱国は作れない 難しい

118 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 17:03:25 ID:k82G2zEeO
>>117
デカい国家3つ4つくらい作って睨み会いしてたらよくね?

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 17:12:13 ID:hCP0YI2A0
>>117
まぁそれもありだけどそうなると小さな国の内紛とか書けなくね?
一応My脳内では氏族の直系を王として17そこらの国が出来たって感じだから
でかい国つくると何か氏族を先入観で縛りそうでコワスwwwwwww
でかい国より小さな国の集まった連邦同士(大陸ごとでもいい)がにらみ合ってる感じにするのはどう?
小国がいっぱいなら国潰す話も悪政を敷く悪い国も書きやすぃ出しやすぃwwwww
まぁ魔末のケルトの帝国は最強だったんだろうけどなー
問題は面倒クサスな点だ

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 17:13:13 ID:hCP0YI2A0
×>>117
>>118
ちょいと吊ってくるわ

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 17:14:35 ID:19MnIxpW0
ワルシャワ条約機構みたいな連合組んでればいいんじゃね?

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 17:21:28 ID:mgOxuwUK0
フラ制作中保守

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 17:29:19 ID:uY7I8Pvo0
ワクテカワクテカ

124 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 17:31:28 ID:k82G2zEeO
内紛は国家の醍醐味だしなw
で、とりあえず、魔法時代末期の状態を作るべきか。

そしたら魔法初期の国が出来た頃も作りやすいよね。

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 17:35:26 ID:19MnIxpW0
尖兵の話が中期なのか後期なのかはっきりさせないといけなくなってきた悪寒wwwwwwwwww
どうしようwwwwwwwwwwwwっうぇwwwwwwww

126 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 17:48:55 ID:k82G2zEeO
>>125
ヒント:過渡期

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 17:56:32 ID:+vP+drNg0
なんだか国家設定の話になってるけど
ちょっと気候分布とか川の色塗ってみた。
ttp://www.vipper.org/vip19657.gif

濃い緑→熱帯、亜熱帯
青めの緑→寒冷針葉樹林帯
緑→温帯、サバンナ
茶色→地中海性気候、ステップ、高山気候(準乾燥地帯)
赤茶色→砂漠(乾燥帯
白→ツンドラ(冷帯
みたいな。
こんなに詳細決めなくていいんだろうけど、
設定の参考になればと思って投下。
既存の設定との矛盾点があればゴメス


128 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 18:06:03 ID:k82G2zEeO
>>127
携帯なんだよorz
早くミタスww

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:08:20 ID:gnwuuKI/0
>>127
凄いな。
なんか、本物の地図っぽい。

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:16:15 ID:mgOxuwUK0
>>127
真っ先にVIPの単語が目に入ってきたwwwww
マジGJwwww

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:17:57 ID:mgOxuwUK0
http://www.vipper.org/vip19666.swf.html
投下
とりあえず青いマナ石触って1000まで溜めれw

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:19:14 ID:uY7I8Pvo0
>>131
パス教えてけれ

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:22:36 ID:19MnIxpW0
>>131
クリアすると「お疲れさんwwww」も一緒にでてくるwwwwwwwwwww

>>132
ヒント:この板

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:27:40 ID:uY7I8Pvo0
先生、クリア後のリプレイでスコアが初期化されてないです!

135 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 18:28:43 ID:k82G2zEeO
>>131
ヤッテミタスw
携帯アプリも作ってくれww

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:30:46 ID:uY7I8Pvo0
クリアじゃなくてもリプレイ時に初期化されてない模様
あと、100溜まったらクリアになってる気がするのは俺の気のせいか?

137 名前:matari@FLA ◆dClg0z.eM2 :2005/05/29(日) 18:31:47 ID:mgOxuwUK0
スマンwwwww
初歩的ミスを連発したようでwwwwwww

http://www.vipper.org/vip19683.swf.html
修正版^^

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:33:02 ID:mgOxuwUK0
>>136




(゚Д゚)・・・

つってきま・・・

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:34:38 ID:mgOxuwUK0
http://www.vipper.org/vip19686.swf.html


これが最後の書き込み・・・でありますように・・・ていうか・・・・・最期?

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:35:45 ID:TpamcMmw0
シンプルだけどいいねこういうの。
人柱になるからバグ恐れずガンガン投下してくれ。

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:35:59 ID:mgOxuwUK0
>>139



(゚Д゚)・・・

つってきま・・・

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:36:29 ID:19MnIxpW0
>>139
やっぱり100で(ry

143 名前:matari@FLA ◆dClg0z.eM2 :2005/05/29(日) 18:37:49 ID:mgOxuwUK0
修正うpマンドクサイからサイトにあげるお・・・

ttp://matari.s35.xrea.com/FARNESS2.html

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:38:12 ID:mgOxuwUK0
>>142
修正・・・しますた・・・

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:41:54 ID:19MnIxpW0
>>143
ちょwwwwこれwwwww意外と1000まで溜めるの疲れたwwwwwwwwwwwwwwwっうぇ

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:45:13 ID:wKAcCgWS0
お疲れさまでサラたんの画像が出たら、完璧だな

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:45:42 ID:mgOxuwUK0
>>146
おま、天才wwwwwwwww
今まで保存したやつ使うお

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:52:17 ID:mgOxuwUK0
とりあえずクリア後の画面にサラタン追加したお^^


149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:54:26 ID:mgOxuwUK0
とりあえず・・・氏にたい・・・・

漏れモチツケ・・・




気分転換に風呂はいってくる・・・


150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 18:56:55 ID:wKAcCgWS0
>>148
意外と燃えるおwww
でも、ヘタレだから1000無理wwwww

>>127
超GJ
さっそくwikiに置いたお。
ていうか、元地図も君?


151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:01:26 ID:msbHJu6V0
地図、ミディリアがミリディアになってる気がするんだけど気のせい?


152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:05:50 ID:19MnIxpW0
>>148
サラverですでに3回クリア画面拝んだwwwwwwwwwっうぇwwwwwwwww

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:06:59 ID:19MnIxpW0
>>151
たしかに綴りがミリディアっぽいwwwwww

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:07:45 ID:mgOxuwUK0
>>152
ちょ、おまwwwwww中毒wwwww
うはwwwwwマジthxxxxxxxxxxx



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:15:01 ID:+vP+drNg0
>>149
マジ乙!
さっきからずっとやってるのに俺が鈍すぎてまだクリアできない件
>>150
一応俺だお^^
>>151
ほんとだorz しかも左の海上に山が残ってる・・・
修正いたしました・・・・
>>149
マジ乙
さっきからずっとやってるのに俺が鈍すぎてまだクリアできない件
>>150
一応俺だお^^
>>151
ほんとだorz しかも左の海上に山が残ってる
修正いたしました・・・・
ttp://www.vipper.org/vip19719.gif

吊ってこよう


156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:16:47 ID:+vP+drNg0
うぁぁ・・・しかもなんだこの二重ミスは
重ね重ね、スマネ・・・

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:34:09 ID:8UoY6VyK0
トリガープレイ中の俺がこのスレ見かけるとキュンとする件

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:34:30 ID:19MnIxpW0
修正乙。


適当に通貨単位考えてたら、ロシアのズロチからワロチを連想してしまった件についてwwwwwwwwwwwww

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:38:07 ID:wKAcCgWS0
>>115
追加したお。
ついでに幾つか文章を付け加えたから、問題があれば言って欲しい。
それと、前スレで出てたメイズ族に
差別化を図るための設定を付け加えて、これもwikiに乗せたお。
こちらも問題があれば言って欲しい。

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:40:01 ID:wKAcCgWS0
ちなみに今16まで埋まったwwwwwwwwwwww
あと枠は一つだよwwwwwwwww
他と違った素敵な氏族を考えてねwwwwwwwwwwww

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:41:20 ID:19MnIxpW0
イタリーみたいな酒と女に生きる氏族とかwwwwwwwwwwww

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 19:44:06 ID:uY7I8Pvo0
イロモノもいいけど
>それぞれが大小さまざまな集落を持ち、
>自らの祖先を過去に混沌からファルネースを救い上げた17人の神だと信じている。
これ前提であること忘れんよーにw

163 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 20:11:40 ID:k82G2zEeO
もう氏族あと1つか。早いなw

最後の氏族出たらそれ使って短篇書こうw

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 20:18:08 ID:19MnIxpW0
>>162
把握した上でこんなんどうよwwwww

【美と愛の守護者ヴェルシアの末裔(ヴェルシア族)】
音楽・絵画・彫刻など、あらゆる分野の芸術に優れる氏族。
人・物を問わず愛し、争い事とは無関係に楽天的な気風である。
しかし愛したもの――それが人であろうと物であろうと――を守る事については一切の妥協を許さない。
戦闘力において特に突出したものはないものの、意思の強さでは他を圧倒する。
始祖もたびたび苦境に陥った仲間を激励し、決して諦観を持たなかったという。
それゆえか、17始祖中では指導者的立場にあったとされている。

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 20:21:01 ID:aHkaf4Ze0
前スレのティナ、ニコル編書いたやつだけど、
続きをあげていいかな?


166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 20:21:29 ID:19MnIxpW0
>>165
うp

167 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 20:22:11 ID:k82G2zEeO
>>164
GJ!クォリティ高けぇよ!
みんながこの氏族で問題ないなら物語を考えようw

168 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 20:24:09 ID:k82G2zEeO
>>165
早く。お願いします。

169 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 20:27:13 ID:aHkaf4Ze0
『脇の小話2 (1/6)』

 家での昼食を終えて、再び顔を合わせたティナとニコルは、港に向かって歩き始める。
 少女は、幼馴染みとのちょっとした冒険を素直に楽しむことにしたらしく、表情は
明るい。
 一方少年は、お昼前に言った 『世界は丸い説』 に時折不安が沸き起こってくる
為か、やや緊張した面持ちである。

 二人が、密集した住宅街に挟まれた路地を、西に傾く太陽を背に向けながら、暫くの間、
縫うように進み、海へと繋がる運河に出た。
 同時に、海辺から吹くゆるやかな風に乗った微かな潮の香りが、二人に海の存在が
至近に迫っていることを教えてくれる。
 ニコルは、半歩だけ後ろを歩く、少女の掌を握り締めたまま、声をかけた。
「ティナ。もうすぐだよ」
「うん」

 穏やかに流れる運河の幅は広く、積荷を載せた小船が小さな水音を立てながら通り過ぎていく。
 城塞都市カンディアは、アナトリア東部連合に所属する都市国家である。
 陸地には広い領土を持たないが、大陸間貿易の一大集結地であり、香辛料、絹織物、陶器、
茶など、アトランテでは殆ど産出しない珍しい品々が、毎日、ミリディアや他の大陸から
運ばれてくる。
 二人は、運河沿いに立ち並ぶ倉庫に積み込まれている、珍しい物産を興味深そうに眺めながらも、
歩みまでは止めることなく、運河と港の境界を示す座標の脇を通り過ぎた。


170 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 20:27:52 ID:aHkaf4Ze0
『脇の小話2 (2/6)』

「見て、ニコル。船がいっぱいよ」
 ティナは両手を拡げながら歓声をあげた。港内には、停泊する多くの船舶が、初夏の日差しを
受けながら碇をおろしている。
 天高くそびえるマストと、数多くの櫂を備え付けた軍船であるガレー船や、帆を畳み、積み下ろし
を行っている巨大な商船が佇んでいる様子は、少女を惹きつける魅力に溢れていた。

「くんくん」
「ティナ、何しているの 」
 突然、仔犬のように鼻を鳴らし始めた少女に戸惑いながら、ニコルは言った。
「胡椒の匂いがするわ」
「胡椒? 」
「知らないの? 香辛料の一種よ。お肉の保存には欠かせないのよ。でもアナトリアでは
ほとんど作れないから、船を使って他所から買い入れるの」
「へえ〜 」
「へえ、じゃないわよ。一昨日、先生が地図を開いて教えてくれたでしょ 」

「いや…… あんまり覚えてない」
 茶色の髪をかきながら、ばつの悪そうな表情を見せる。
「この調子じゃ、世界が丸いというのも、かなり怪しいわね」
 半ばあきれ、半ば悪戯っぽい表情を瞳に浮かべながら、上目遣いで少年を見つめる。
「待って、これは本当だよ! 」
「さあて、どうだか」
 慌てて言い繕うニコルを軽くからかいながら、ティナは笑顔を向ける。
「日が沈まないうちにいくわよ」
 半身を翻した瞬間、薄紅色のフレアスカートは微風によって舞い上がった。
 白い太腿が一瞬だけ露わになり、少年の鼓動は速さを増した。


171 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 20:28:45 ID:aHkaf4Ze0
『脇の小話2 (3/6)』

 軋む様な高い鳴き声をあげながら、大きな羽根を伸ばした海鳥が、空を舞っている中、
二人は港と外洋を隔てる堤防の上に立ち続けている。
「船…… 見える!? 」
「うーん。分かんない」
 既に、十回以上、同じ問答が繰り返されている。
 この間、船は港から三度ほど出航しており、その都度、目を皿のようにして、船の行方を
追うのだが、空の大半は青空がひろがっているものの、水平線の付近は薄い靄がかかっており、
あまり遠くに行かないうちに、船体は乳白色の濁りの中に掻き消えてしまっていた。

 いつの間にか、青かったはずの空が橙色に染まり始め、二人の足元から伸びる影も長く
なっている。
「今日のところは帰りましょ」
「うん」
 未練を残しながらも、少年は岸壁を跡にしようとした時 ――

「やっぱりそこにいた」
 駆け寄ってきた長身の青年が、片手をあげながら、ニコル達に声をかけた。
「ジョアン叔父さん!?」
 今まで、どこか物憂げだった少年の顔がぱっと明るく輝く。ニコルにとっては、最も
身近で頼もしい存在だ。
「おっと、ティナちゃんもいるな」
「こんにちは、ジョアン叔父さん」
 一方、ティナの表情はほとんど変わらない。


172 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 20:30:58 ID:aHkaf4Ze0
『脇の小話2 (4/6)』

「相変わらず、お澄まし屋さんだね」
「そんなことありません」
「何しにいらしたんですか?」
 冷淡なティナの口調に苦笑を浮かべながら、ジョアンも言葉を返す。
「球体説の証明の手伝いにきただけだよ。『お嬢さん』」
「私はごく一般的な庶民の娘です」
 叔父と幼馴染みとの会話が、何故か急に剣呑になっていくのに慌て、ニコルは
言葉を挟む。
「あの、きゅうたいせつって何?」
「いいかい、ニコル。この前にも言ったとおり、『ファルネース』という僕たちが住んでいる
世界は丸いという説を『球体説』というんだ。これに対して、ティナちゃんが信じている説は
『平面説』だ」
「ふーん。なるほど」
「私は、学校の授業で習っただけです」
 少女は、ほっぺたの中に空気を入れて横を向いた。


173 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 20:31:44 ID:aHkaf4Ze0
『脇の小話2 (5/6)』

「まあ『球体説』は、異説、珍説の類と言われているからね」
 青年は金髪を軽く振りながら言うと、左手に持っている袋から、黒い筒状の物を
取り出していく。
「何ですか? これっ」
 初めて目の当たりにする奇妙な器械に、つい先ほどまで頬を膨らませていた少女の瞳に、
興味の色があらわれる。
「筒の端を上から覗いてごらん」
「何、これ!? 」
 言われた通りにした瞬間。唇から可愛らしい声が漏れた。
「船が大きくなってるっ! 」

「僕にも見せて」
 名残惜しそうな表情を浮かべている少女から筒を受け取ると、ニコルも筒の端に片目を
当てる。すると、円形の枠内に閉じ込められた視界に、拡大された船が映し出された。



174 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 20:32:30 ID:aHkaf4Ze0

『脇の小話2 (6/6)』

「えっ……!? 」
 ほんの少しだけ動かしてみると、先刻通った倉庫や運河も一様に大きくなっている。
「どうなっているの? 叔父さん」
「これはね。望遠鏡っていうんだ。端にガラス玉が付いているのが分かるかい? 」
「うん」
 ニコルが望遠鏡の端に指を入れると、冷やりとした滑らかな感触が、人差し指の
先端に伝わる。
「このガラス玉はね。筒の両側に一つずつ嵌っているんだ。大きいガラス玉が遠くから
の光を集める役割。もう一つの、小さいガラス玉が、集めた光を大きくする役目だ」
 ジョアンは、手元にある望遠鏡に半ば以上興味を奪われながら、説明を聞いている
少年に小さく笑うと、急に真面目な顔つきになって言った。

「これで船を捜すといいよ。でもね。今日はもう遅いから二人とも帰りなさい」
 言い終えると、ジョアンは背を向けて去っていった。
 残された二人が周囲を見渡すと、山吹色から赤みを増した太陽が、地平線上に沈もうと
しており、周囲の景色も急速に暮色を増している。
 東の空は深い濃紺色から暗黒色への変化を続けており、明るい星の幾つかは瞬きはじめて
いる。

「ティナ。帰ろうか」
 鳶色の瞳を向けながら、ニコルは静かに言った。
「うん」
 時折、叔父からもらった不思議な器械の話をしながら、二人は家路に向かって歩いていく。
 絶え間なく押し寄せる波が、堤防の石壁に当たって砕けることによって生まれる、規則
的な音は、少年の鼓膜から少しずつ、だが確実に遠ざかっていった。



175 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 20:38:16 ID:k82G2zEeO
文章上手いな。
普通に続きが気になるw

176 名前:JKローリングストーン ◆4ytyuULAAQ :2005/05/29(日) 20:38:37 ID:6GIqA2Uc0
うはwwww

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 20:41:08 ID:ZobAOnJE0
>>陸地には広い領土を持たないが、大陸間貿易の一大集結地であり、香辛料、絹織物、陶器、
茶など、アトランテでは殆ど産出しない珍しい品々が、毎日、ミリディアや他の大陸から
運ばれてくる。


アナトリアじゃまいか

178 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 20:45:42 ID:aHkaf4Ze0
呼んでくれた人あり。クオリティ……不明。

>>175
識別のためにトリつけるけど、問題だったらはずすので。
後で設定書くね。

>>177
書いた後しまったと思ったが、アナトリアの一地方がアトランテ
とこじつけて見る。……無理あるか。

アナトリアに脳内変換お願いしまつorz


179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 20:59:22 ID:mgOxuwUK0
きっと寝ておきたらファルネースの地

おやすみんこ

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 21:04:34 ID:wKAcCgWS0
大雑把だが国を考えた。

【ケルト王国】
魔法の時代初期ミディリア大陸東部に出来たケルト族中心の国。
マナストーン大量採掘に成功し、マナストーンの流通も独占。
結果、世界の交易の中心地となり栄華を誇ることになる。
とくに賢王クリスティアン1世は、差別意識に捕らわれることなく各種族の傑物を政治に招きいれ、
ケルト王国の繁栄の礎を築いた。
経済だけでなく、泰平の世の中で多様な文化が花開き、小国ながら先進的な国となる。
このとき、氏族の会議などはもっぱらケルト王国で行なわれたため『盟主』と呼ばれるようになる。


181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 21:06:08 ID:wKAcCgWS0
【ケルトラウデ帝国】
魔法時代の中期、クリスティアン2世以降続いていた多民族による統治に多くの一般ケルト族が不満を持ち始める。
ケルト族の誇りにこだわる『純血主義』が台頭し、その流れは大国となったケルト王国と、近隣のやはりケルト族の小国ラウデの併合という形で結実する。
ケルトラウデ王国と名を改めた王国は、増加しすぎたケルト族の食い扶持と新たなるマナストーンの鉱脈を探すため、
周辺諸国へとたびたび苛烈な干渉を行なうようになる。

ミディリアで大きな勢力を誇っていた、アガレス、ノヴァラ、ウチナーと度々戦争が起こるように。
アガレスはアガレス教を背景に己の不利益になることなく、ケルトラウデの傘下に(事実上)下ることになったが、
権力を嫌ったノヴァラ、海路の放棄に応じなかったウチナーは、ケルト族に激しく追いやられる。

ミディリアをほぼ統一したころに誕生したのが、悪王バルトロメウス。
『純血主義』の熱心な信奉者で、『神獣王の代理人』『ファルネースの主』を名乗り、自らを『皇帝』と号する。同時にケルトラウデ帝国へと改名。
政治からケルト族以外の他種族一切を退け、強固な身分制度と強大な軍事力を整えると、他大陸へとその毒牙を伸ばす。
奇怪な魔術を使ったと噂され、標準的なケルト族の倍以上の寿命を生きたという。
彼の在位中、ケルトラウデは最大版図となり4大陸に渡る超帝国が誕生した。



182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 21:06:25 ID:wKAcCgWS0
バルトロメウスの統治下、最も迫害を受けたのは混血種(含む覚醒種)である。
地球人との混血によりファルネース人としての力を失った彼らハーフを、皇帝は異常なまでに憎悪した。
他種族は政治に参加できないだけであったが、混血種は総じて収容所に送られ隔離された。その収容所での生活は、それは酷いものであった。
強すぎるマナを発するため、人間に悪影響を与える一部のマナストーン鉱脈での強制労働など。
しかし、混血種の迫害はその親である地球人や、ケルト族も含む他の氏族の反感を買うことになる。
アトランテ大陸を中心とした反帝国連合が出来上がるのは、もう少し先のことになるが。

魔法の時代後期、機械の時代初期。悪王バルトロメウスの数代後。
強固だった帝国は大きく揺らぐ。まず制海権をウチナーに掌握された。4大陸に渡る超帝国を維持する力はすでに無い。
次々に領土を奪われ、敗走を続けた。
地球人のもたらした機械の兵器がそれを後押しする。
解放の戦いは、ケルトラウデの首都で当時の皇帝、無能王ハインリッヒ7世が死ぬことにより幕を閉じる。

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 21:07:02 ID:wKAcCgWS0
修正など気になる点は、どんどん変えてちょ

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 21:15:51 ID:19MnIxpW0
うほwwwwwミディリア西部に上陸したヒーチャリア王国に思わぬ強敵が出現したwwwwww
ネタ取り込むぜwwwwwwwwwwwwwwwwっうぇっうぇwwww

185 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 21:41:07 ID:aHkaf4Ze0
 サイドストーリー『脇の小話』設定を列記。
 アトランテとアナトリアについては再整理しました。矛盾点の指摘よろ。

<地名・都市名>
・アトランテ大陸 … まとめサイト記述の通り
・アナトリア   … アトランテ大陸の東部にある一地方名。

※西部アナトリア、東部アナトリアの二つに大別される。

※香辛料・絹織物・陶器・茶はほとんど産出しない

・東部アナトリア連合 … 東部アナトリアの中に点在する都市国家の連合体。

※各都市の自治色が強い。2年毎の選挙によって選任される議長国が
 連合議会の議事進行を行う。非常時には連合議会が司令官を任命し、
 司令官が 連合軍を率いる。(任期は6ヶ月)

・カンディア … 東部アナトリア連合に所属する都市国家の一つ。

※周囲を城壁で覆われ、大きな港湾を持つ。陸地の領地は狭し。
 大陸間の中継貿易でにぎあう。特にミリディア大陸との交易盛ん。

<学説>
・世界平面説 … ファルネーズが平らだという学説・主流派

・世界球体説 … ファルネーズが球体という学説

※世界球体説は、アトランティヌスという神話時代の学者が最初に唱えた。
が、魔法時代においては廃れ、珍説・異説扱いされている。


186 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/05/29(日) 21:43:19 ID:aHkaf4Ze0
<登場人物>
【名前】ニコル
【性別・年齢】男・12歳
【種族】ヒュマン
【口調・口癖】子供っぽい。
【性格】温厚・気苦労が多い
【活動した時代】魔法都市時代(地球の13〜14世紀)
【詳細】鳶色の瞳、髪は茶。初等学校6年生(6・3制)叔父のジョアンに
信頼感を抱く。叔父の影響で世界球体説に傾斜しつつある。剣の腕強し。
ティナとは幼馴染み。

【名前】ティナ
【性別・年齢】女・12歳
【種族】ヒュマン
【口調・口癖】大人びている。
【性格】生真面目・勝気・好奇心強し。
【活動した時代】魔法都市時代(地球の13〜14世紀)
【詳細】漆黒の瞳、漆黒の髪を髪を伸ばす。色白の肌。
初等学校6年生(6・3制)ニコルの幼馴染みで、仄かな好意を持つ。
世界平面説を支持している。ジョアンをライバル視。

【名前】ジョアン
【性別・年齢】男・20代後半
【種族】ヒュマン
【口調・口癖】穏やかだが教師癖あり
【性格】冷静
【活動した時代】魔法都市時代(地球の13〜14世紀)
【詳細】ニコルの叔父・長身・大学助教授・天文学者・世界球体説を
信じる変わり者

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:06:03 ID:QhhHOQAi0
あれ? 人いない?

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:06:51 ID:19MnIxpW0
いるけどダビスタ実況スレ見ながら書いてるからサッパリ進まないwwwwwwwwwww

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:06:53 ID:aHkaf4Ze0
>>187
保守しようとおもてた。
この時間は人稲なのか、レスストッパー……なのか。

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:10:38 ID:QUgrVlFz0
ぶっちゃけスレ速度に追いつけなくなってきた('A`)
嬉しいことではあるかもしれない


191 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 22:11:46 ID:k82G2zEeO
もうそろそろ徐々にクォリティ上がってくる時間だお。

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:11:52 ID:QhhHOQAi0
保守がてらに作品あげてみるかな。

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:13:47 ID:19MnIxpW0
>>192
うううううううううううpppppppppppppppp

194 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/29(日) 22:15:46 ID:jbSV6pVB0
マジでさっきまで寝てたなんてのは内緒だ
そして続き投下


三日月が発する弱々しい月光だけでは足元がよく見えない
エリオットは何度もつまづきながら歩き続ける
肩の上ではホーンが道案内をしてくれている
「ミュ。ミュー」と言うだけだが、不思議とエリオットにはホーンの言いたいことがなんとなくわかった
ガサッ。ガサガサッ
踏み潰した草花が悲鳴を上げる

「ミュ?」
 突然ホーンが何かに反応した。忙しなく耳を動かしている
そして、体全体を右側に向けた。何かを見つけたようだ
そのままエリオットの肩から飛び降りて駆け出した
「ちょ。ホーン! 待てよ!」
 エリオットも慌ててその後を追う
一人ぼっちには、なりたくなかったから

195 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/29(日) 22:24:03 ID:QhhHOQAi0
 覚醒種の力を求めて、シャグナは孤独な歩を進めていた。
 視界のほとんどを占めるような限りない平原が、またシャグナの目の前に現れた。
 ……くそっ、村一つ見あたらないなんて。
 進むべき道を失い迷ったにしても、最悪なのは、現在シャグナが地理上でどの辺りまで歩いてきたのかがまったく分からなくなってしまったことだった。
 初めは活力に満ちていた足運びも、時が経つにつれ、だんだんと速度を失っていっていた。
 方角的には、北へと進んでいたはずだ、とシャグナは考える。
 北へと行けば、オリワという、大陸の真ん中に位置する街に着く……はずだった。
 シャグナには、コリンのように魔法を使って目的地を導き出すような真似は出来ない。
 頼りになるのは、自分の記憶と勘だけだ。

 しかし、シャグナは自覚症状無き方向音痴だった。

196 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/29(日) 22:24:36 ID:QhhHOQAi0
 日の照りが強くなってきている。
 辺り一帯に広がる自然は、太陽の光を生き生きと浴びて、新緑の黄緑色に輝く。
 シャグナはここまでで既に、丸一日休まず歩き続けていた。
 体力自慢な種族にしろ、この暑さの中歩き続けるのは体力の浪費に大きく繋がっていた。
 精神的な焦りと、未だに目的地の見えない圧迫感も、シャグナの疲労蓄積に荷担していた。
 平地にあからさまに転がっていた大きな石に、つまづく。視界内で天地が大げさにひっくり返る。
 きっかけをつかんだシャグナの身体は、力無く地面へ倒れ込む。
 スタミナ切れを余儀なく受け入れさせられたシャグナ。
 手足を伸ばし、草原の上に大の字になって空を仰ぐ。
 淀みない青空。ところどころに、ちぎれ雲が浮かぶ。
 ……空を飛べたらな。
 こんな夢見言を思うことなんて、コリンと一緒にいた頃は全くなかった。
「コリン……」
 シャグナはひとつのちぎれ雲の行方を目で追う。雲はゆっくりと拡散し、空色へと希釈され、やがて消えていった。

 その頃コリンは、一人オリワへと向かっていた。

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:26:16 ID:QhhHOQAi0
すんません、後半手直ししたくなったので、ちょっと中断。

みんなのクオリティが高くなる頃に、どさくさに紛れてあげるね。

198 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/29(日) 22:36:46 ID:jbSV6pVB0
ホーンを見失わないように必死に走る
風がエリオットを追い返そうとする
木の枝や草の棘がエリオットを傷つける
木の根も、エリオットの足をすくおうと佇んでいる
だが、エリオットはそれらをものともせず突き進む
しかしそれでも、ホーンには追いつけない
つかず離れず、それがもどかしかった
ホーンはいつまで走り続けるのか
さすがのエリオットも段々息が上がってきた

フッと、いきなりホーンの姿が消えた
空気が、少しだけ違ったものになった気がした

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:46:37 ID:wKAcCgWS0
このスレは深夜の方が活性化するなwwwwww

200 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/29(日) 22:50:54 ID:jbSV6pVB0
ホーンが消えた場所へさらに加速してエリオットは向かう
しかし、反射的にエリオットは自身にブレーキをかけた
なんとか寸前のところで止まることができた
小石がパラパラと舞う
「崖、か。2mくらいだから落ちても大丈夫だったかな。ホーンは・・・・・・あそこだな」
 ゆっくりと崖を滑るように降りる
降りきったところで、エリオットはホーンが何をしているのか見ることができた
そして、チョロチョロと聞こえる音にエリオットも引き寄せられて行った

201 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/29(日) 22:51:51 ID:jbSV6pVB0
違うスレに誤爆した件





ハ、ハズカシス・・・・・・orz
しばらく吊ってくる

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:54:10 ID:19MnIxpW0
>>201
ワロチwwwwwwwwwwwwwイ`wwwwwwwwwwwwwwwwwww

203 名前:尖兵 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 22:54:50 ID:19MnIxpW0
寝る前に書き上がったもの置いていくぽwwwwww

204 名前:尖兵 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 22:55:33 ID:19MnIxpW0
 一言に魔法具と言っても、その種類は多様である。
 エレシュが見た装飾品のようなものは、主にマナの力を増幅させるものになる。
 店舗の奥には武器や防具に魔法を施し、特殊な効果を持たせているものもあった。
 もっともエレシュは前者への関心が強く、後者にはほとんど見向きもしなかったのだが。

「アヤヒト、これは何ですか?」

 青い宝石の飾られたペンダントを片手に取り、エレシュは首を傾げていた。
 両目を瞬かせて不思議そうに見つめている。
 表と裏を交互に顔の前に寄せるなどして、観察に余念がない。

「これは……マナ滞留石ですね」

 少々の思考に時間を費やした後、アヤヒトは見当をつけて回答した。
 青の宝石は、おそらくラピスラズリ。
 これが魔法具として陳列されてあるのだから、思い当たる用途はそこに行き着いたのだった。

 宝石の類がマナの保存に有効である事が発見されたのは、100年ほど前の事になる。
 動植物の化石化によるマナストーンが自然な形であるが、これは人工的マナストーンと言える。
 一度ある現象に変化したマナが再びその現象へ変化しやすくなる事は、よく知られている。
 これを人為的に発生させ、変化しやすい状態のマナを宝石に取り込む。
 するとマナの希薄な場所でも、これを用いる事で望んだ魔法を発動させる事ができる様になるのだ。
 もっともマナと宝石には相性があり、たとえば水の変化を持ったマナはラピスラズリなどとの相性がよい。
 火の変化を持つマナにはルビー、風の変化を持つマナにはジェダイト(翡翠)が有用とされている。
 しかしこれには非常な困難を伴う工程が必要とされ、希少価値は極めて高い。
 工業的手法の確立にはまだ相当の年月が要されるものと予測されている。

205 名前:【尖兵のお買い物(2/3)】 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 22:56:46 ID:19MnIxpW0
 その辺りの話は聞いた事があるようで、エレシュはなるほど、と得心した様子を見せた。
 が、その視線はラピスラズリのペンダントに吸い寄せられたままだ。
 きらきらと輝きを帯びる瞳は、魔法具としてより装飾具として宝石を見ている事を明白なものとしている。
 それを見たアヤヒトは思わず頬を緩めた。
 普段は任務に追われる彼女が、この時ばかりは童心に返りかつての少女の面影を思い起こさせる。
 幼少の頃からエレシュを見ている彼にとって、こういった様子はどことなく安堵感を催させるのだった。

「坊主、買ってやんな」

 不意に店主から声が掛かり、アヤヒトは慌てて表情を引き締めた。
 振り返ると、にやにやと笑みを浮かべる老人の姿があった。
 宝石に夢中のエレシュを横目に、アヤヒトは小声で店主に尋ねた。

「……お幾らです?」
「ざっと1万2千ワロチだな」
「ちょっと高くありませんか。それ」
「馬鹿を言え。滞留石だぞ」
「1万で勘弁して下さい」
「仕方ないな。そこで手を打とう」

 あっさりと交渉に応じた店主の態度に、アヤヒトは面食らった。
 値切りには期待していなかったのだが、いとも容易く成功したのは想定の範囲外だ。
 しかし店主の平然とした表情に、彼はその真意を悟った。

「初めから1万ワロチで売るつもりでしたね?」
「ん。何の事かな、青年よ」

 微笑を浮かべながらあからさまな回答を寄越す店主に、アヤヒトの顔に苦笑が浮かんだ。
 己の才覚が商売に向かない事を認識しつつ、財布を取り出す。その中から紙幣取り出すと、それを店主に差し出した。
 紙幣の真贋を確かめた店主は、宝石に目を奪われたままだったエレシュに声を掛ける。

206 名前:【尖兵のお買い物(3/3)】 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 22:57:11 ID:19MnIxpW0
「そこの娘、持って行ってよいぞ」
「は……え?」

 言葉の奇襲を受けたエレシュは咄嗟に反応できず、頓狂な声を上げる。
 ぱちくりと瞬きを繰り返して、状況の把握に若干の時間を要した。

「本当に頂いてもよろしいのですか?」
「ああ。お代は坊主からせしめたからな」

 エレシュの視線は勢いよくアヤヒトへ向けられた。
 あいまいに笑ってみせるアヤヒトは、このような時どういう表情をしたらいいのか判らないでいたのだった。
 こういう時に何となく笑みを浮かべてしまうのが、彼の一族の持つ民族性らしい。

「いいのですか?」
「ええ。まあ。エレシュが夢中になっていましたから」
「でも支払いが」
「気にしないで下さい。僕からの贈り物、という事で」
「それでは私からも何かしなくてはなりませんね」
「いえいえ。本当に気にしなくていいんですって」
「しかし……」
「惚気だか痴情のもつれだか判らんが、そういうのは店の外でやってくれ」

 ふと気付けば、店主が口元を抑えている。
 込み上げる笑いを懸命に堪えているようだ。
 エレシュとアヤヒトは互いに顔を見合わせた。
 なんだかおかしさが込み上げてきて、二人は自然と笑みを浮かべた。
 店主に一礼し、店を出る。
 エレシュの首元には、青い輝きが飾られていた。

207 名前:尖兵 ◆Vj3vbqgGhw :2005/05/29(日) 22:58:13 ID:19MnIxpW0
>>204は名前欄ミスwwww【尖兵のお買い物(1/3)】が正しいwwwwwwwwっうぇ

それと何か新アイテム出してしまったぽwwwwツッコミあればよろwwwwwwwwwwwwww

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 22:58:49 ID:uY7I8Pvo0
通貨:ワロチ
そうか……通貨決まってなかったな

ところでマナストーンの相性ってあれか
火のルビーとか
土のトパーズとか
光のダイアモンドとか
幻のアメジストとか?

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:00:30 ID:19MnIxpW0
>>208
うはwwww通貨単位www仮に名前つけてたらそのまま投下したwwwwwwwwwwっうぇっうぇえ

マナストーンの相性については議論の余地を大いに残すところだとおも。
その辺は今後の議論によって改定すべき点と心得る。

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:02:19 ID:jbSV6pVB0
マナを宝石に取り込むってところでFateを思い出してしまった
いや、今日メッセでFateトークをしたのが悪いんだ


そしてワロチにワロチwwwwwwwwwww

211 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 23:13:51 ID:k82G2zEeO
あれだけ自然に「ワロチ」て言われたら本当に貨幣に聞こえた件

オリワ、人が集まりそうだな。先もって設定。


【デスティニー・ギア】
後の機械時代に移るにあたり、表に、裏に多大な影響を与えた人物が神獣の意志か、はたまた魔王のきまぐれか、普通では考えられない確率である程度の期間の内にオリワに訪れた(もちろん訪れなかった人物もたくさんいるが)

後の人間はこれを「運命の歯車が噛み合った日」と呼び、実際にその後に時代は大きく加速していく。

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:16:13 ID:jbSV6pVB0
「我、残滓の儚さに刻を止めし者。
 12の邂逅と24の離別を以って汝に命ず!
 スレスト!!」


俺のスレストっぷりに反省してやった
後悔はしていない

213 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 23:19:40 ID:k82G2zEeO
>>212
「愚かな……。万物の創成者たる我が命ずる! 時よ! 再び動き出せ! 奥義、スレスト破り!」


俺は少し後悔している

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:20:39 ID:QhhHOQAi0
>>212
作品を投下しつつ、スレストを同時に遂行する俺の方が勝っt(ry

「ワロチ」が俺の中で予想以上にしっくり来ているのだが

215 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 23:21:54 ID:k82G2zEeO
もしかして:貨幣単位がワロチ

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:27:38 ID:i8+M+ujn0
貨幣単位をワロチでも問題無いかもwww
それに2chのVIPで出来ましたよ!みたいな宣伝にもなるかもしれないしwwww

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:29:21 ID:msbHJu6V0
しかしそれをやってしまうと思いっきり雰囲気が壊れるなwwwww
それも面白いがwwwww

218 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/29(日) 23:32:04 ID:pEB1DtbK0
おいおまいら、まとめるから前スレのまとめと画像保存してるツワモノいたらうpしてくれませんか?

219 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/29(日) 23:37:10 ID:jbSV6pVB0
よし、続き


流れに手を浸すと心地よい冷たさに包まれた
そのまま両手で器を作って水をすくう
口元まで持っていき、一口目は用心して少しだけ飲み込む
二口目はごくごくと手に残った全ての水を飲み干した
三口目からは、口の端から水がこぼれ落ちるのも気にせず飲み続けた
エリオットの横ではホーンが同じように川に口を近づけてペロペロと水分を補給していた
「お手柄だな。ホーン」
 エリオットは川原に寝そべってホーンを撫でた
互いにお腹いっぱいになるまで水を飲み、動けないでいた
この川原は頭上を覆う木々がないため、星がよく見える
雲もないようだ
だが、そこにはエリオットの見知った星座はどこにもなかった

220 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/29(日) 23:41:17 ID:jbSV6pVB0
>>218
おかいも!
前スレはjaneのdatならあるよ
まとめるのは、おまいの高クオリティに任せたい。俺にはむりぽ
画像は前スレ全部?
どのレス番のか言ってくれればそれだけ固めてうpするお

221 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/29(日) 23:43:30 ID:pEB1DtbK0
画像は前スレの>>400以降くらい。
前スレのhtmlがほしいwwwっうぇwww

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:48:04 ID:ThPu/CRN0
今晩も隕石落とすよ!!

223 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/29(日) 23:51:44 ID:k82G2zEeO
メテオストライクキタ───(゚∀゚)───!!!

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:51:45 ID:jbSV6pVB0
ttp://www.vipper.org/vip20057.zip.html
pass:farness
念のため>>300以降を固めて見た
ってかこのスレのも入れちゃったけどそれはノリ

俺html化ってわかんねwwwwwクオリティヒクスwwwwwwwwwww

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:54:45 ID:ThPu/CRN0
すげー保護サラ2以外完璧だ

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:56:06 ID:jbSV6pVB0
ぬ?
マジだ!
すまんサラたんが入ってねぇorz

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/29(日) 23:57:52 ID:QUgrVlFz0
っうぇwwwwwじゃあ俺html ver
ttp://www.vipper.org/vip20065.zip.html
p:farness

228 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 00:02:07 ID:pEB1DtbK0
ありがとう!!
おまいら、漏れ、ガンガルヨ!!!!!

229 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 00:04:39 ID:FNZ7tcsU0
第2話ストーリーまとめの途中です。
で、工口設定が組み込もうとすれば出来るのだがどうする?
工口は入れないで作るが、抜き出して書けるネ申きてwwwwwwwwwwwwwwwww

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:05:08 ID:c4AonZww0
犯罪さぽ集団 えふしー東狂
   |★★Hop Step とっぱ!★★
   |
   |●サポーターはアウェイチケット買ったら負け
   | チケットを買わずに柵を越えたり、「お疲れ様でーす」で入場
   |
   |▲青赤スプレーはいつも携帯
   | ゲームに負けたら落書き汁!
   |
   |■緑フラッグを見たらすぐ報告
   | 商店会の掲示板を荒らして閉鎖に追い込め!
   |
   |☆ヤバイ時は朝肥満とフロントに泣き付けばそれでおK
   |  沈静化するまでじっと我慢
   |         。
  〃〃ヽヽ   /
  〔´・∀・〕  /  <重要!
  ( 小鹿 )⊃
  | | |
  (__)_)


231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:09:58 ID:KynpP4oZ0
>>228
ガンガレ!!全裸で!!

さて、俺もストーリー展開見直し中
もうちょっとテンポ良く進んだ方がいいような気がしてきた
さっさとエリオット君森から脱出させないと!

で、ファルネースにはサウルの氏族があるから星座は見えると思うんだけど
月はあるのか?
いや、あるよな。あってくれ。もう書いちゃったんだ。地球のと良く似ててちゃんと満ち欠けするんだ
な? あるよな?

232 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 00:13:16 ID:NEKud2iC0
つきはあるとオモウ。
ないとロマンがないwww

233 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 00:13:21 ID:160Zob5EO
>>231
あるあるwwww


で、ついに
大 人 の フ ァ ル ネ ー ス 解 禁

本当にやるならタイトルに「18禁」の注意書いてなww

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:13:28 ID:2awDcbdR0
むしろ、地球が見えてんじゃね?
青い月とか呼ばれて

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:17:54 ID:QbtB01FI0
>>233
解禁キタコレwwwwwwww
いきなり書き手が増えたら一万ワロチwwwwwww

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:18:47 ID:DbNS38lL0
遂にエロクル━━━(゚∀゚)━━━!?

>>232
裸の中の人に質問なんだけど、「恵美」の読みって「Megumi」だよね?
俺、黙って使わせてもらっちゃったけど、「Emi」って書いちゃった・・・スマソ

237 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 00:19:18 ID:2E1qCHOE0
>>231
本編では入れないが、設定として組み込めるってこと
だけど、漏れ工口書けないわwwwwwww
裏ストーリーで誰か書いてwwwうぇww

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:19:44 ID:KynpP4oZ0


    え? サラたんで18禁書けって?



冗談だ。反省してる

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:21:46 ID:QbtB01FI0
大人の時間になる前に投下しまし。
ちょっと準備する。

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:21:54 ID:gxqXt4Be0
>>233
ホントウニカイチャッテイイノデツカ……


241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:24:22 ID:QbtB01FI0
 生まれた時の事なんて、記憶にない。
 けれど、”始まりの瞬間”なら、鮮明に覚えている。

   ……一年前

 大陸端の、湖の畔。人里離れた小さな小屋。
 自然と共に生きることを体現したかのような、その場所。
 コリンはお父さんとお母さんと一緒に、そこで暮らしていた。
 小屋の奥の小部屋から、コリンが眠そうな顔をして起きてくる。
「おはよ〜」
「おはよう、コリン」
 いつものように、お母さんはコリンににっこりと微笑みかける。
「お父さんは?」
「すぐそこで木の枝拾いしてるんじゃないかな」
 といって、お母さんは玄関の向こうを指さす。
 木の枝拾いは、お父さんの日課だった。
 森で拾い集めたそれらを加工し、伝統的な工芸品に仕立てあげる。
 月一回に大きな街へ行って、それらを市場で売ってくるのが家族の唯一の収入源だった。
 コリンはすぐにとたとた、と外へと駆け出した。
「ちょっとぉ、どこ行くのー?」
「おてつだいっ」
「あぁ、ちょっと待って」
 コリンは時の流れをぴたりと止めたかのように、きれいに足を止める。
「なに?」
 コリンは顔だけをお母さんに向ける。
「出かける前に、お母さんにさ、ハーブティー入れておくれよ」
「……うん、わかった!」
 コリンはくるりと向きを変え、キッチンへと向かった。
 安定しきった日常。
 壊れるはずのない平穏だった。

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:25:21 ID:QbtB01FI0
 争いとは、愚にも付かないもめ事から、前触れもなく発生する。
 少なくともコリンは、兆候無き諍いに巻き込まれ、その運命を大きく揺るがされた。その事だけは確かだ。
 それは、おだやかな気候の中、迷い込んだひとつの疾風のように、突然コリンのもとに現れて、日常を一瞬にして掻き乱し、何の説明もなしにどこかへ去っていってしまった。

「この野郎っ!! おとなしく俺らに従え!」
 小屋の外から、たけり叫ぶ男達の声が聞こえる。
 コリンは突如の出来事に、身を怯ませた。テーブルに運ぼうとしていた、手に持つハーブティーが反動で床にこぼれ、木の板にしみを作る。
 ……誰の声?
 コリンは訳もわからず、答えを求める意でお母さんの顔を見た。
 しかしお母さんもコリンと同じ顔しかしていなかった。
「やめてくれ、中には子どもが……! がぅぁ……」
 お父さんの声。
「お父さん? どうしたの、お父さん?」
「コリン」
 お母さんの声。
 心なしか、少し震えている気がする。
 お母さんは、コリンに優しく微笑みかける。
 それでも、くちびるは青く変色していた。
「奥の部屋に隠れていなさい。お母さんが、なんとか、なんとかするから」
「お母さん……?」
 コリンには、お母さんが何をどうしようとしているのか全く分かっていなかった。
 それでも、本能はお母さんを置いていってはいけないと、訴えかけてくる。
「聞こえないの、早く行きなさい!」
 お母さんが、怒った。
 記憶の中で唯一の、お母さんの怒り顔だった。
「開けろ! ここを開けろ!!」
「おまえたち……逃げるんだ……!」
「コリン、早くしなさい!!」
 そこにある何もかもが、コリンをはやし立てる。
 素直に従う以外に、コリンには選択肢は与えられなかった。

243 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:25:58 ID:QbtB01FI0
 コリンは、小屋の奥の小さな個室に駆け込む。
 寝室という名の、本当に眠る為だけにある小さな部屋だった。
 コリンは、あるはずもない隠れ場所を必死に探しながら、考える。
 突然現れた男達、お父さんやお母さんの安否、……そして、自分の身の安全の確保。
 それら全てを、コリンは全く考えずに動いた。
 ……何で?
 ただ、お母さんが行けと言ったから。
 ただ、それだけ。

 コリンは何も知らない。何も教えられない。
 それ故、その頃のコリンには、”自分の意志”という機能は、内在していなかったのだ。

 部屋の隅にしゃがみ込み、耳を塞ぐ。がたがた、震えが止まらない。
 ドアがぶち破られる音。お母さんの悲鳴。ためらい無く踏み入る侵入者の足音。
 低く鈍い殴打音。何回も、何回も。その度に、聞こえる。
 ……”何者か”へと変わってしまった、うめき声。
 耳に当てた小さな手は、絶望の噪音を断ち切ることは出来なかった。

 コリンの記憶が、主観的に残っているのは、ここまでだった。
 その後の記憶は、まるで他人から聞かされた話であるかのように、……コリンに精神的な苦しみを与えない、絵空事として記憶に残っていた。

244 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:26:25 ID:QbtB01FI0
 小屋から連れ出された”少女”。その傍らには、三人組の男。
 男らは、一人残された少女の始末に悩んでいた。
「殺しちまうのは、どうかと思うんだが」
 曰く、鉄の棒らしき武器を持つのっぽ。
 まだ歳のいかない少女を殺すのは、人道に反するとでも言いたいのだろうか。
「でも、どうするんだよ。まさか、連れて帰るなんて言うんじゃねぇだろうな」
 おそらくリーダー格の男は言う。
「まさか。労働力にもならない。邪魔なだけだ」
 三人の男はうんうんうなりながら足りない頭をひねる。
「……こういうのはどうだ?」
 小太り男が口をはさむ。少女以外に他人はいないというのに、ひそひそ声で提案をした。
 話を聞くのっぽとリーダー格に、じわじわと納得と賛成が染みこんでいく。
「なーるほどな。それなら手間はかかるが、金にもなるし、一石二鳥だ」

 こうして少女は人身売買にかけられることになった。

245 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:26:50 ID:QbtB01FI0
 男らは、用意した馬車に少女を乗せ、半日かけて辿り着く大きな街へと向かう。
 ほこりの積もった馬車内は、”戦利品”が半面を占めていた。
 四人乗るには狭く、少女は隅っこで縮こまるように座ることにする。
 少女は終始無言で、男らもどうせ売られる身である人間に対して、気を遣って話しかけるようなことはしなかった。

 馬車の走る道が、連続する平原から、ゆるやかな山道へと移り変わる。
 山の中腹に差し掛かろうという、その時だった。

 馬車全体に、衝撃が走る。強烈な縦振動。
「な、なんだ?」
 その刹那、馬車の屋根が大きく切り裂かれる。
 刃物によってぽっかり開けられた穴から、何か大きなものが落ちてくる。
「どわぁ!」
「ぐっ……」
 落ちてくると同時に、一人。その直後にもう一人の、うめき声が聞こえた。
 ほこりが舞っていて、正確な状況把握が出来ない。
 何がなんだか分からぬまま、自己防衛本能を働かせて少女はうずくまった。
「がっ……!」
 聞こえるのは、男らの呻吟の声と、軽快に鳴る殴打音。そのうち、人がどさりと床に倒れる音も聞こえた。
 埃が晴れる。長髪が揺れるシルエットが、鮮明な色と輪郭を取り戻す。
 現れたのは、ポニーテールに赤目が印象的な女の人だった。

246 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:27:22 ID:QbtB01FI0
 少女は女の人を上から下、下から上へ、なめるように見る。
 丈夫な素材で細やかに編まれた焦げ茶色を基調とした服は、上半身から腿の上のあたりまでつながっている。
 腰回りには、バックルに特殊な素材が使われたベルトに、短めのスカート。
 足には、黒タイツに、なめし革のブーツ。
 それらは動きやすさを縛らない範囲でうまく着せられていた。
 女の人が少女に目を合わせる。
 少女はごくりと息を呑む。
 そんな少女を見かねてか、女の人は少女のもとまで歩み寄り、言った。

「せっかく助けてやったんだから、もっとうれしそうな顔しろよな」

 そう言って女の人は、少女に笑いかけた。

247 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:27:50 ID:QbtB01FI0
 そう言ってシャグナは、コリンに笑いかけた。
 これが、コリンの始まりの瞬間。
 コリンにとって、シャグナは換えの効かない自己の一部であって、シャグナを失うということは、自己の崩壊に等しかった。

 だけど、シャグナはもう行ってしまった。
 荒野と化した、辺りを見回す。いくら探しても、誰もいない。
 コリンは、ひとりぼっちになってしまった。
「シャグナ……ごめんね……」
 コリンはまた泣き出しそうになる。
 でも。
 でも、これじゃあ何も変わらない。
 コリンは始まりの瞬間を思い出す。
 シャグナはコリンに、”自分の意志”を持つことを教えてくれた。
 そうだ。
 動き出さなきゃ。
 シャグナの役に立つんだ。
 コリンは腰のポケットから、袋詰めの砂を取り出した。

248 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:28:11 ID:QbtB01FI0
 自らの魔法での導きに従い、コリンは北へと向かっていた。
 なだらかな丘を越えた辺りだった。
 遠くに、人影が見える。
「……見つけた、かも」
 もちろん、覚醒種のこと。
 だが、その人影の数はシャグナやコリンの予想とは反していた。
「四人も?」
 遠くからで顔や姿を細かく確認出来ないのだが、確かにシルエットは四つ分あった。
 魔力を暴発させた覚醒種は、複数いたのだというのだろうか。
 でも、シャグナとコリンがマナの膨大な消費を感じ取ったのは、確かに一回限りだった。
 だとすると、他の三人は、覚醒種の仲間?
 ……これじゃあ、覚醒種が誰だか、わからないよ。
 動くきっかけをつかめないでいるコリンは、しばらく様子見をすることにした。

249 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:28:45 ID:QbtB01FI0
 ふと、シャグナのことを思い起こす。
「シャグナ、方向音痴だからな。大丈夫かな」
 どこを目指して進んでいるのだろう。覚醒種を目指して? オリワを目指して?
 目印は見つかっただろうか。あては見つかっただろうか。
 考えてみれば、方向音痴のシャグナに、行方をくらました覚醒種を探し出すのはかなり困難なはずだった。
 コリンの魔法を使う以外には。

 そして、コリンは決意する。
 ……私がやらなきゃ。
 コリンは、見つからないと思う限界距離まで、身の危険を覚悟で覚醒種の一行に近づくことにした。

250 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:34:39 ID:QbtB01FI0
しけんはんい、ここまで。
シャグナ編2前スレ>>12-18
>>1作のエターナ編前スレ>>429-434>>601,603あたりを読むと微妙にお話がリンク。

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:35:37 ID:E26tPiRk0
過去話こたwwwwwwwwwwww
つうかうっかり大人の展開を期待した漏れガイルwwwwwwwっうぇ

252 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/05/30(月) 00:39:09 ID:QbtB01FI0
忘れてた。これ、>>195-196の続きね。

それと、シャグナのセテイ画書いてくれた人、サンクスコの念を込めて、シャグナの外見描写を少し入れてみた。

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:50:38 ID:DbNS38lL0
>>250
おつかれー
何から何までクオリティが高い。おもしろかた。

情景を端的にしか思い浮かべられない俺には、手を伸ばしても届きそうにないレベルだw
もっと頑張ろうw

254 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 00:57:19 ID:160Zob5EO
>>250
もつ!続きまだ書く?
出来れば見てみたいんだがw

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 00:59:46 ID:ZW/vFzs70
http://www.vipper.org/vip20142.jpg
ちょwwwwwwwwwまwwwwwwwwおまwwwwwwwww

原案ちゃん(´∀`)エロパワーがついてイカナスwwwwwwww
12禁ぐらいでよろwwwwwwwwwwkkkwwwwwwwwww

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 01:04:41 ID:QbtB01FI0
>>254
もうちょっと書いてみる。
実は行動派というコリンたんをもっとアピールしたいwwwwww

>>255
ちょwwwwwwwwキタキタwwwwwww大人の時間wwwww

257 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 01:12:26 ID:NEKud2iC0
このスレの画像も保存してる香具師いる?
うpしてほしいんだが。

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 01:14:35 ID:OWQ5OEhT0
>>257
っうぇwwwどれ?

259 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 01:20:04 ID:2E1qCHOE0
それじゃ、2話プロローグ投下

プロローグなのでマジで短いwwwwwwwww
ちなみに設定箇所はここwwww

260 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 01:20:24 ID:2E1qCHOE0
「た、只今参りました。私などに御用とは何で御座いますか?」
薄暗い暗い部屋の中央に若い男が跪き、正面に掛けられた布の向こうにたたずむ影に緊張の面持ちで声を上げる。
しかし、それに答えたのは影ではなく布の左端に居た男だった。
「汝の深い信仰には目を見張るものがあり、特別に洗礼を与えてくださるそうです」
あまりに突然なことに若い男は驚き、声を上げる。
「本当ですか!?」
「静まりなさい、奥に準備が出来ています」
「あ、申し訳ありません……私などがよろしいのでしょうか?」
男にいなされたが、突然のことに若い男はいまだ混乱していた。
「これはとても名誉なことです。さあ、行きますよ」
「あ、ハイ!」
男は部屋の隅にある扉に向かっていく、そして若い男は慌て後に付いていった。
暫くし、影の人物が布から現れる。
それは幼い少女だった。
少女の肌は白く透き通るようで、この暗闇でも光を放つように映えて見える。
そして、少女の髪も光を跳ね返すような輝きのある長い銀髪だった。
その少女は、男2人がくぐった扉の奥に消えていった。

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 01:21:43 ID:OWQ5OEhT0
>>257
考えたら、どれって、レスから判断して>>218以前だよなwww
ttp://www.vipper.org/vip20156.zip.html
p:farness

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 01:32:08 ID:DFMfpx6L0
おはよーおまいら 保守

263 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 01:35:16 ID:MrDPdpA+0
おkwそしたら設定投下

【名前】シャイン・レイヴナス
【性別・年齢】男・15歳
【種族】ファルン(ノヴェラ)
【口調・口癖】子供口調・一人称「僕」
【性格】単純(難しく考えるのが嫌い)・猪突猛進・でも頭はそんなに悪くない
【活動した時代】魔法時代後期
【詳細】
・ノヴェラ族なのに体術使い
・身体能力が一族の中でも高く、マナはからっきし
・小さなころからエターナと隙をみて遊んでいた


名前】ティアラ・レイヴナス
【性別・年齢】女・19歳
【種族】ファルン(ノヴェラ)
【口調・口癖】少しきびしめ・一人称
【性格】硬い性格・礼儀正しい
【活動した時代】魔法時代後期
【詳細】
・氷の魔剣(刀)使い。刀の能力は切ったものを少し凍らせる程度のもの
・身体能力はそこそこだが、技術でカバー
・シャインの姉で、突っ走るシャインをいつもフォローする。
・可能な限り正々堂々とした戦いをしようとする

264 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 01:43:02 ID:MrDPdpA+0
【名前】エターナ・スクレア
【性別・年齢】女・15歳
【種族】カオス
【口調・口癖】丁寧口調・一人称「私」
【性格】すこし引っ込み思案・世間知らず・責任感が強い
【活動した時代】魔法時代後期
【詳細】
・アガレス教の革新派に属し、「目覚めの地」を探して己を高める事が使命
・治癒の魔法が使え、マナ感知能力に優れるが戦闘魔法は苦手
・身体能力的にはほとんど一般人と変わりはない
・周りの多くの人間から多大な期待を受けて育ってきたため責任感に負われている
・自由に行動するシャインに少し憧れている

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 01:45:14 ID:DbNS38lL0
>>255
おwwwwwまwwwwww

>>260
ワクワク

>>262
もはよー

>>263
うはwww設定おkkkk
てか ”ノヴァラ” は ”野薔薇の剣士” と覚えると間違わないかもw

266 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 01:47:09 ID:2E1qCHOE0
【名前】  アガレス (偽者です)
【性別・年齢】 女 14歳くらい?
【種族】 覚醒種(聖獣?)
【口調・口癖】 無口です、感情も希薄です
【性格】 感情も意思も希薄です、ただレスティのことだけ、ほんの少し反応する
【活動した時代】 魔法の時代 中期〜後期
【詳細】・下記の男の派閥の象徴としてアガレス教で崇められています。一応反勢力がいますが、ここが一番強い派閥になってます
    ・アルビノで銀髪と赤い瞳が特徴、背は低め、顔はレスティと似てるがムネはレスティが圧倒的に小さいwwwww
    ・使徒が作れます また、能力応用して傷とかも治せます



【名前】  男 (名前募集中)
【性別・年齢】 男 20代後半から30代前半
【種族】 ケルト族
【口調・口癖】 基本的に命令口調だが、ネコをかぶって丁寧に話す
【性格】 俺様最強だけどバカではなく、悪の幹部そのままです
【活動した時代】 魔法の時代 中期〜後期
【詳細】・上記の少女を使って、アガレス教の一大勢力の頭になった
    ・悪人です
    ・裏設定少しあります。また名前考えてなかったので募集


267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 01:58:18 ID:DFMfpx6L0
自分も書きながら考えた設定をうp
【名前】ウォン
【性別・年齢】♂26歳
【種族】サウル
【口調・口癖】ですねぇ
【性格】突飛なアイデアマン
【活動した時代】魔法時代中〜後
【詳細】
・行商人 必然的に物知り
・眼鏡をかけている(絵師様が描いてくださった
・針とか投げる暗器使い 水をかぶってもアヒルにはならないので注意
・星占いができる 気候変動とかは無理
・酒× 乗り物×

【名前】エイナー
【性別・年齢】♂16歳
【種族】ヒュマン
【口調・口癖】丁寧語
【性格】ツッコミ担当 マセガキ
【活動した時代】魔法時代中〜後
【詳細】
・ウォンの弟子且つ保護者
・苦労人
・ウォンに拾われたらしいが詳細は不明というか未定
・実はオニャノコとかは無い
・某国の皇子とかも無い
・勇者の血筋とk(ry

268 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 01:58:44 ID:2E1qCHOE0
裏設定&工口設定



【名前】  アガレス

【詳細】・能力の詳細は、マナから物質を作り出す能力。
    ・それを使い傷などの治癒や蘇生、生物をベースに使徒を作ることが出来る
    ・ただし、マナの消費量が多いので何なかしらマナを確保しなければいけない
    ・男が取った方法は使徒の素体と工口行為して、マナを取り出しそのマナで使徒に変える
    ・男の雌奴隷(水爆

うはぁwwwwwwwwとうとう設定してしまったwwwwwwwwwwwwwwwww
どうでもいいやおkkkkkkkkkkkkkk


269 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 01:59:20 ID:NEKud2iC0
>>261
スマソwwwwwwありがとwwwwww漏れ頑張ってまとめるよwwwwっうぇww

270 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 02:00:46 ID:MrDPdpA+0
>>268
ついに来たか……この日が……。



ところで、設定を見てたら気になったんだが、

【17氏族】
氏族の中には、自らの祖先神に奉納する舞として、動物の血で身体に不可解な文様を描いたり、不気味な楽器をかき鳴らしたり、時にはいけにえを捧げることもあるなど他の部族から見れば邪教と扱われるような氏族もあったという。




ど の 氏 族 よ ? w

271 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 02:06:46 ID:2E1qCHOE0
漏れは、工口シーン書かないんで、裏でこんなことやあんなことやとやっているって想像してくださいwwwwwwww
















想像した喪前それを書いてうpしろ

272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 02:16:05 ID:QbtB01FI0
>>270
うはwwwwwwwねーよwwwwww

273 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 02:20:41 ID:MrDPdpA+0
>>271
もまいはやればできる子だ

>>272
ねーよなwwwww

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 02:28:52 ID:Ec63dlM10
ピンキーな時間に起きてきた俺は勝ち組ですか?

275 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 02:31:46 ID:MrDPdpA+0
んじゃ俺そういうまとめの矛盾とか探してこようw

もちろんここも見ながらwww

276 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 02:33:01 ID:MrDPdpA+0
>>274
上手いこといけば勝ち組です。
あなたがうpすれば最高に勝ち組でしょう。

ラッキーアイテム:うpろだ

277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 02:36:27 ID:Ec63dlM10
俺文才ナサスwwww


278 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/30(月) 02:39:50 ID:KynpP4oZ0
んじゃ代わりに俺が投下!
時間空いちゃってスマンスマンコ


それからエリオットは川の下流に向かって歩き出した
基本的に町や集落は水の便のいいところに作られるものだ
エリオットたち遊牧民も水気のない場所へは行かないように気を付けていた
だから、このまま川沿いに行くのが村や集落にたどり着くには一番なはずだ
そんな意図を汲み取ったのか、今度はホーンも特に指示を出さずに大人しくしている

しかし、ここはなんて広大な森なんだ
エリオットはあらためてため息をつく
見回しても全て巨大な木々だけだ
余程昔からある森なのだろうと推測できる
もしかしたら一般には立ち入りが禁止されている所かもしれない
神聖な森とされている所は往々にしてそういうものだと聞いたことがある
さて、そうするとこのまま森を出るところを誰かに見られるのはまずいかもしれない
人のいるところには行かなければならない
そこで食料を分けてもらわないと。正直限界は近そうだ
でも、森から出る瞬間は見られてはいけない
「暗いうちに、出られるといいんだけどな」
 そう言ってエリオットは足を速めた

279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 02:40:21 ID:Ec63dlM10
暇だからちょっとしたダンジョンつくってみるお
設定とかそんなんALL無視(マテ

まぁ、時間切れになるのが落ちだと思うけどw

280 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 02:40:48 ID:MrDPdpA+0
>>277
大丈夫だ、このスレの50%くらいの物書きさんがその言葉口にしてるw

281 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 02:42:15 ID:MrDPdpA+0
>>278
この焦らし上手めww

>>279
をう。頼む。
ゆっくり作ればいいさww

282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 02:47:31 ID:Ec63dlM10
>>281
今回はちょっとだけクオリティを求めることにするよ

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 02:49:40 ID:Ec63dlM10
そうそう誰か絵師いたら
上下左右のアイコンたのまつ

もちサラ(´Д`*)タン

284 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 03:02:04 ID:MrDPdpA+0
>>283
そうそう、あのマナのフラッシュ良かったお。
ああいうのをこまめに投稿してってもクォリティ上がりそうw

285 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/30(月) 03:07:24 ID:KynpP4oZ0
何かが、追ってくる
エリオットは知らず全力で走っていた
川沿いは幾分か走りやすく、ホーンよりエリオットの方がスピードが出るので
振り落とさないようにエリオットはホーンを両腕で抱えていた
「なんなんだ、この森は。全く!」
 悪態をついてもスピードは緩めない
立ち止まったら殺される。直感がそう警告していた
しかし、背後に迫る”それ”は明らかに殺気を放ちながらも
一向に追いついてはこなかった
しかし、エリオットはそれが”追いつけない”のではなく意図的に”追いつかない”ようにしてるような気がしていた
自分たちを森から追い出そうとしているのか
はたまた、鬼ごっこをただ楽しんでいるだけなのか
どちらにしろ、このまま逃げ続けるしかエリオットに選択肢はなかった
戦う?
馬鹿な。さっきのオークとはわけが違う
おそらく戦いになどならないだろう
一瞬のうちに殺される
エリオットはまだ知る由もなかったが
それはファルネースでは神獣と呼ばれるもの
神に、普通の人間は抗えないのが道理なのだから

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:08:05 ID:ZW/vFzs70
http://www.vipper.org/vip20247.jpg
F1見ちゃったwwwwwwwww失敗スwwwwwwwwwwww

月マガぐらいのエロさがイイネ!

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:17:43 ID:Ec63dlM10
>>284
thxxxx
動作不確認過ぎて迷惑かけてごめぽww

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:19:07 ID:KynpP4oZ0
さて、本日は投下終了

――チラシの裏開始――

しかしエリオット君は始祖にするか始祖に絡ませなきゃ話が進まん気がしてきた
でもファルンが始祖って・・・・・・ありえないありえない
もういっそ魔王にしちゃおうか

――チラシの裏終――

>>286
うほっwwwwww光速で50000回保存したwwwwwwwww

289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:25:18 ID:DbNS38lL0
タイピングが進まん・・・文才ないのにスランプとはこれいかに

>>279
がんがれwwwめちゃくちゃ期待してるwww

>>286
いや・・・そんな萌えちゃだ・・・モエスwwwwww

>>288
おつー
そしてチラシの裏あるあるwwwwww

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:28:55 ID:QbtB01FI0
>タイピングが進まん・・・文才ないのにスランプとはこれいかに




呼んだ?

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:32:25 ID:Ec63dlM10
>>286
ちょ、おまwwwwww萌えたwwwwww

292 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 03:35:58 ID:NEKud2iC0
なぁ、今、ものすごい勢いで前スレ読んでたんだが、もしかして漏れ、まとめサイトの方、物語をまとめることだけに集中していいのか?
そうしたら時間もうまく都合つけれるし。
wikiがまとめ専門みたいな感じだよな?

んで、漏れ、それで余裕できたら画像やらもうpできるかもしれん。

293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:38:06 ID:O7G4pXWy0
やばい・・・シフトキーが効かねー
ただでさえ遅筆なのにどうするんだよー

294 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 03:46:27 ID:NEKud2iC0
提案があるんだけど、wiki扱う人と、>>1はいないだろうか?

295 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 03:52:16 ID:NEKud2iC0
wikiが少し見づらいとオモウポイントがあったりするんだ。
多分、これから先、更新されることも少ないような感じのメニューとか。

■FARNESS世界設定
【地球人】
世界 /文化 /人物 /雑記
【原住民】
世界 /文化 /人物 /雑記
【混血種】
文化 /人物 /雑記

という風にカテゴリが分かれているけど、人種ごとに分けずに、
世界 /文化 /人物 /雑記
というカテゴリだけのほうが見やすいと思うんだ。
どうだろう?

それからもう一つ。
wiki→設定中心
まとめサイト→物語中心

こんな感じにしたいんだがどうかな?

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:57:10 ID:Ec63dlM10
別にいいんじゃね?

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 03:59:13 ID:QbtB01FI0
その方がwikiの存在意義ができていいかも。

298 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 04:03:52 ID:NEKud2iC0
今見てみたら、wiki、ものすごくいい感じだった。
設定専門とかで分けたら管理しやすくなっていいと思う。
あと、画像がうpロダだと消えるから、画像掲示板なり取得すれば、これ、すごくいいんでね?

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 04:12:58 ID:QbtB01FI0
>>299
夢が 広 が っ た
画像とかフラとか音楽とか、創作意欲わきまくりんぐなので、そういうの保管してもらえるとかなりウレシイ・

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 04:13:26 ID:QbtB01FI0
うはwwwwwww自己レスwwwwwもうだめネムスwwwwwwww

301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 04:15:00 ID:Ec63dlM10
>>300
おま、もう寝たほうがいいべwwwwww
相当wwwお疲れwwwwwwwwww

302 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/30(月) 04:23:13 ID:NEKud2iC0
画像掲示板、無料レンタルでもいいかな?
詳しい人いたらそのへんキボンヌ。


303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 04:32:45 ID:Ec63dlM10
>>302
鯖でCGI使えるならフリーであるからそっちのほうがいいべ
あと使えないならしかたないかと。

304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 04:35:50 ID:ZW/vFzs70
http://www.vipper.org/vip20290.jpg
アンナさんは多分おっきいお^^

画像板出現なら
作品に役立ちそうなのは上げなおす用意があると原案ちゃん(´∀`)が表明しました

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 04:38:35 ID:Ec63dlM10
>>302
どうもCGI無理っぽいね
だからどっかのレンタル借りるしかなsage

306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 04:57:45 ID:DbNS38lL0
>>304
(*´Д`) < エロイヨーエロイヨー微エロがたまらなくエロイヨー

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 05:12:43 ID:Ec63dlM10
うはwwww
お別れの時間wwww

ノシ

308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 05:19:25 ID:ZW/vFzs70
http://www.vipper.org/vip20307.jpg
エイナー君は若者だったのか
スマンカッタ

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 05:39:55 ID:DbNS38lL0
>>308
お・・・おいくらでし(ry

310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 05:40:25 ID:DbNS38lL0
>>307
いてらーノシ

311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 06:05:04 ID:O7G4pXWy0
>308
おおおおお音速で保存した

キーボが壊れてもうだめだ
今日買いにいってくるわ

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 06:51:13 ID:ZW/vFzs70
ホッシュリ

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 07:37:16 ID:kqYOBw5r0
保守

314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 07:46:39 ID:ZW/vFzs70
http://www.vipper.org/vip20355.jpg
保護した人は3・・・って誰だ保護した奴ー!

315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 07:55:36 ID:ZW/vFzs70
うわ猫書いただけ終った(^ω^;
今晩はもうすこし前向きな生産をwww

イットゥエキマス

316 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 08:00:22 ID:160Zob5EO
>>裸な人
良いっす。で、そっちには基礎中の基礎だけ乗せといたら新しく来た人も混乱しないことないか?

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 08:27:04 ID:AKQW8dKK0
>>159
亀というか、石が石油になるくらいの遅さだけど、Wikiへの登録サンクス。いつもごくろうさまです

>>314

 こ
  大
   好
    き

318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 08:59:12 ID:QbtB01FI0
>>314
今日はこれだけで乗り切れる気がする

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 09:41:44 ID:lO//XvM50
>314
イイ!

保守

オーディオデバイスが消えてしまった

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 10:28:14 ID:yOkvy4qd0
>>314
可愛いなあ。和む。
大学からモエス保守。

321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 11:24:47 ID:Dx8jkc7S0
保守

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 12:02:29 ID:lO//XvM50
保守
なんとなくPCフォーマットした
バックアップ取り忘れて書きかけの原稿が消滅した

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 12:23:14 ID:P3hEBSfS0
保守

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 12:44:46 ID:P3hEBSfS0
外出前の保守


325 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 12:52:40 ID:160Zob5EO
復活

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 13:02:41 ID:0MUypz8z0
宅急便を待ちつつ保守

327 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 13:08:50 ID:160Zob5EO
誰かいたりする?

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 13:09:42 ID:lO//XvM50
ノシ

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 13:10:56 ID:wMF/1PYn0
ノシ

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 13:17:29 ID:lO//XvM50
ぅぁー 詰まったー 続きかけないー

331 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 13:27:44 ID:160Zob5EO
おkw
今日はあと2時間くらい余裕あるから何か作ろうかとw

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 13:33:46 ID:6t79kCikO
期待保守

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 13:35:11 ID:KynpP4oZ0
もはよー
今日は急遽休みになったからムンムン書くよ!


>>1
ワクテカw

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 13:50:37 ID:0MUypz8z0
>>333
オマイにもワクテカw

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 14:19:46 ID:1VTKBPJc0
>331
>333
ワクテカ保守

国どうするよ

336 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 14:30:05 ID:BToiTG8b0
でけた。
ヴェルシア使ったけどもし最後の氏族が別のになりそうなら修正するわ。

>>335
国つくろうよ。一緒に。

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 14:34:11 ID:6t79kCikO
>>333
>>335
>>336

ワクテカ

338 名前:『願いの強さ』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 14:36:18 ID:BToiTG8b0
――彼が愛の調べ。
――唯一つの純粋な愛。

透き通るような夜空の下。
見上げれば飲み込まれそうな満天の空の下。

ぽつり。ただ一人佇み男は歌う。
――ただ一人の想い人のため。
――病に伏せる最愛の人のため。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

――ヴェルシアの子よ。汝の強き願い、契約によって叶えよう。

ただの神話としか思っていなかった「願いの玉」が目の前に現れたのが数日前、同じように想い人に歌を歌っていた時のこと。

――だがその代償は汝がその病を引き継ぐこと。即ち汝の命があと一年ほどで消えてしまうことに他ならぬ。

玉はなおも言葉を続ける。

――我は汝の覚悟を問う。汝の願いの強さを問う。もしも願いが真に強いものであるならば……。

願いの強さ?
そんなものは強いに決まっている。何を問われることがあろうか?



男の答えには、迷いはなかった。

339 名前:『願いの強さ』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 14:38:08 ID:BToiTG8b0
―――――――――――――――――――――

――今、男は想い人と遠くはなれた地で最後の希望を探している。
想い人が無事であろうとも自分が死んでしまうのであれば意味がない。
悲劇の主人公を気取り、涙を浮かべる彼女に笑みを浮かべれば満足か?
自分が病に伏せ、悲しみを浮かべる彼女を眺めていれば満足か?

男はそうではなかった。
私には彼女がいなければ意味がない。
同じように彼女にも私がいなければ意味がないのだ。

願いの玉の契約を破棄した男は今日も歌い続ける。


――最後の希望を探し当てるためにさすらいながら。

〜fin〜


終わりどす。ヴェルシアの思いの強さを表現してみたつもり。

この後この男はオリワに行くとか何とかw

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 14:59:05 ID:1VTKBPJc0
>338-339
カッコヨスwwwwwwっうぇwwwwwっうぇwwww

国作るのマンドクセ

341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 14:59:42 ID:2awDcbdR0
前スレと現スレの登場人物をまとめた。
『【』でレス抽出したので、【】を使用していないものは見落としている。

>>295に添う形でメニューを変更した。

というか、登場人物くらいはみんなでwikiやって欲しい。
基本コピペするだけだから。
正直、疲れたwwwwwwwwwwwww

342 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 15:06:03 ID:DNsbOf/R0
>>341
激しくおつかれ。
今度からやってみるよ。

でも、人物設定は誰かに認められてからじゃないと怖い気もするんだよなwww


あ、あとwikiって改行したら何か1行隙間あかね?
あれ空けないようにするにはどうやればいいの?コピペ?タグ?

343 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 15:08:02 ID:DNsbOf/R0
>>340
俺もそうだがやってみるw
何事も経験だw

344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 15:25:37 ID:2awDcbdR0
>>342
ぶっちゃケルト、ワープロモードでの改行の仕方がわからんちんなのだが
たぶんソース的には<br>じゃなくて<p>〜</p>になるため
多めに改行されてるように見えるんだと思う。
shiftとかctrlとか押しながら、改行すると<br>扱いになるかもしれない。
それがダメならhtmlでソースいじった方が確実かも

345 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 15:44:05 ID:DNsbOf/R0
>>344
おう、わかりますた。
それでやってみよう。

346 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 16:16:27 ID:DNsbOf/R0
│ω・)

347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 16:18:48 ID:KynpP4oZ0
なんだ、wikiって案外簡単じゃねーかこの野郎め
サラたん部分をテンプレ通りに直してみたお

348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 16:24:08 ID:2awDcbdR0
そうそう。
意外と簡単。
ワープロソフト使えるやつや
htmlいじれるヤツは、すぐ飲み込めると思う

349 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 16:31:14 ID:DNsbOf/R0
リンクとかさせる奴もワープロモードでいけるげ?
なんか使い方に癖があるな、こいつ。

350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 16:34:47 ID:2awDcbdR0
いける。
ワープロモードの上部メニューバーの中にリンクの追加と編集の欄がある。

351 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 16:37:09 ID:DNsbOf/R0
おkサンクス。

さ、そろそろ行かなきゃハドソン。
続きは帰ってからやるお。


あ、あとページに「協議中」とかの欄増やしたら便利じゃね?

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 16:47:10 ID:IyZlSTf20
賛成

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 17:09:00 ID:IyZlSTf20
人いない?

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 17:16:53 ID:Xrnyt0Kp0
>>1
shift+enterで<br>になるよ

355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 17:31:05 ID:6t79kCikO
忙しいから保守しかできない

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 17:46:53 ID:1VTKBPJc0
保守
国難シス
割合でいえば大陸に3つぐらいか

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 18:04:19 ID:Ec63dlM10
ただホス

人イナサスギwwwwww

358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 18:09:04 ID:2awDcbdR0
三つってwwww
100や200作るくらいの心構えでいこうやwwwwwww


359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 18:10:56 ID:KynpP4oZ0
じゃーまた人いないとこ見計らって投下!!!!



コピーしたつもりがミスってペーストして、全部消えた件






orz

360 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 18:13:07 ID:160Zob5EO
車内でワクテカw

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 18:13:31 ID:1VTKBPJc0
>358
うはwwwwスケールが違うwwwwww
>359
うはwwwwwwwwwwっうぇwwwっうぇwwwww

362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 18:14:02 ID:2awDcbdR0
>>359
あるあるwwwwwww












(⊃д⊂)

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 18:39:20 ID:9p7X6H+n0
保守

364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 19:15:39 ID:ywBuuyok0
保守

【国名】ザラト共和国
【位置】カウムース西端ザラト平野一帯
【国家形態】共和制
【形成氏族】色々
【国財】交易、金山、漁業
【軍事力】陸C 海B+ 魔C
【詳細】
・オスパーナと友誼を結んでる
・ザラト河を国境として対岸の某国と交戦中
・金山(河の上流の山)を対岸の某国と取り合い中

こんなんでどうだ

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 19:21:55 ID:2A76qKdtO
>>359
(´・ω・)っ[ALT+Backspace]

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 20:17:25 ID:OWQ5OEhT0
>>365
Σ(゚д゚;)

367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 20:18:11 ID:0MUypz8z0
保守保守・・・

368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 20:41:36 ID:+7G46tKn0
保守

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 21:01:12 ID:OWQ5OEhT0
保守…

370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 21:20:36 ID:NRFvrQ/l0
>>364
いいと思う
ただ軍事力の欄のCとかの基準がわからないから
そこは追記したほういいかも

371 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 21:38:43 ID:160Zob5EO
今日は帰ったら物語を書きまくる。

このスレを立てたあの日の情熱で。

372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 21:42:07 ID:KynpP4oZ0
全部消しちゃってから今までジョジョ5部読んでた件

さて、書きなおすか

>国
地名がさっぱり頭に入ってない
すでに決まってるのとか誰かwikiの都市のところに書いてくれまいか
と、今までSSに1つも国や町の名前を出してない俺のクオリティが叫んでる

373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 21:44:20 ID:a8K6VW4Y0
国の設定出す時は、大体の時代も書いてくれるといいかな。後、出来ればおよその人口とかも

>>371-372
+   + ワクワクテカテカ
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 21:55:21 ID:NRFvrQ/l0
人増えてきた?

375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 22:08:23 ID:E26tPiRk0
大学から帰ってきた漏れがひとっ風呂浴びてきましたよ。
風雨デラウザスwwwwwwwwwwwwwwww

376 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 22:08:34 ID:160Zob5EO
そろそろ増えてくる頃だ。

今物語の構成練ってるお。
で、頑張って携帯でセコセコ打ってる。

今日も居残りになりそうなんで隙を見て投下する。

377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 22:13:00 ID:Pqv/YLcZ0
つーかそろそろ登場人物の名前が覚えられなくなってきたwwww

378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 22:15:15 ID:wMF/1PYn0
俺もwwww
あれ?こいつどういうキャラでどういう話だっけ?
な状況に良く陥るww
記憶力薄弱wwwww

379 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 22:18:58 ID:160Zob5EO
俺、そう思ってて人物図鑑に出典乗せようと頑張ってた。昼に。

でも保存押したのに消えたorz

また頑張るw

380 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 22:26:13 ID:160Zob5EO
あと、新しい事をいろいろやりたい人なので素材くれw

今日はそれと里見さんをキリのいい所まで書くまで寝ないから。


始めにこのレスに向けてアンカーして設定やらこんな物語、やら出してほしいキャラ設定やらを書いてくれた人のをメインで書く。
どれか一つでも構わないからくれ。

他の人のも反映できそうなら反映する。

381 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 22:33:28 ID:160Zob5EO
(′・ω・`)

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 22:35:46 ID:KynpP4oZ0
>>380
サラt(ry
じゃなくて、そのキャラやら設定やらってのは、里見編で出して欲しいやつってこと?

あと、エリオット君とこに大魔王ファルネース出しちゃって可?

383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 22:38:11 ID:DNUe9Ldb0
OKOK、VIP初心者な俺が近いうちに投下してみる
微妙に忙しいから出来たらだけどね

 ヨッシャ ハナシカンガエルゾーε=ヾ( ゚д゚)ノ゙   | Word

384 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 22:38:22 ID:160Zob5EO
いや、全く別もの。

魔王様は好きに使ってw

385 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 22:39:11 ID:2E1qCHOE0
ちょっと気になったんだが、地図の気候分布が球体説だとおかしんだよな。
南にいくほど暑くなるってことは、太陽はずっと南から当たっていることに・・・

386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 22:40:30 ID:wMF/1PYn0
南半球は未開の地説

387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 22:40:47 ID:E26tPiRk0
>>385
地図外の遠洋にはまだ未発見の大陸があるとか。

388 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 22:42:03 ID:160Zob5EO
>>385

マナの影響だとか。




気軽にお題(′・ω・`)

389 名前: ◆xoqQYwssWY :2005/05/30(月) 22:47:33 ID:2E1qCHOE0
>>388
ソレダ!
マナがあったそれで何でも片付けよう

磁力線みたいにマナが北から放出されて、バリアを張って南から地表に落ちると
それで、マナのバリアのおかげで太陽の熱影響が少ないと

マナって便利すぎwwwwwwwwww

あヤバ、マナの性質読んでたら永久機関ができそうだ・・・
世界観壊すようなこと考えてばっかで漏れどうしようw

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 22:49:57 ID:KynpP4oZ0
>>388
個人的にはボブがいいんだけど、
新しいことっていうなら、マナ銃使った話がいいな
俺ガンアクション大好きなんだwwwwwwwww

391 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 22:50:40 ID:160Zob5EO
永久機関出来そうだが確実に世界の崩壊が早くなるなw

392 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/30(月) 22:55:53 ID:KynpP4oZ0
FF8実況始まる前にとりあえず2つだけ投下
焦らし属性全開で

『アトランテ編第二部:出会い』続き



「ふむ。興味深いな。あの生物は」
 まるで森の中を滑るように移動している”それ”は明らかに言葉を発していた
木々が密集している森の中を苦もなく進んでいる
「マナが頭部に集中しているな。それによって身体能力の向上を図っているのか」
 穏やかな口調ながらその身からは針のような殺気を前方にぶつけている
何者であろうと、この森に許可なく入ったものは死が絶対の掟なのだ

神獣ツヴァイクザークは、アトランテ全体のマナを管理するものとして、普段はこのヘリケの森の奥でアトランテを見守っている
それがこんな森の入り口近くまで出てきたのは、侵入者があったからだ
ツヴァイクザークの能力を以ってしても、それがどこから来たのかは分からなかった
追いつくまでにオークの死体も1体見つけた
おそらくこの侵入者の仕業であろう
「さて、どうしてくれようか。すぐに殺して魔物共のえさにするのも簡単だが・・・・・・」
 しばし思案し、いい考えが浮かび神獣はにやりと笑った
「ふふふ。そうだな。少し遊んでやるとするか」

393 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/30(月) 22:58:05 ID:KynpP4oZ0
エリオットは前方にたいまつのような明かりを発見した
そして、その場所から先に木はない。出口だ
エリオットも、そしてホーンもそれに気づいて安堵した
しかし相変わらず後ろからは殺気が降りかかってきている
このまま何もしてこないなら森から追い出そうとしてると思っていいのだろうが
いまいち意図が掴めない

何か、いやな予感がする

止まれ。止まれ。止まれ。止まれ!
本能が狂ったように叫んでいる
しかし肉体は言うことを聞かない
前へ前へと進む。限界なはずのスピードがさらに上がる
だめだ。だめだ。だめだ。だめだ!

前方の空間が歪む

そこは 危険 きけん キケン キケ・・・・・・
プツンと、全てが静寂に帰っていった

394 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 23:03:24 ID:160Zob5EO
焦れるw


マナ銃おk。設定読んどく。
他には無い?ってか欲しい。

395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:08:55 ID:E26tPiRk0
>>377
>>378
尖兵の話wwww少なくともあと4人は増えるwwwwwwwwwwwwゴメスwwwwwwwwwwwwww

>>394
攻殻機動隊みたいな裏組織の戦いとかwwwwwwww

396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:11:34 ID:hEtxKO0L0
思うんだが、マナ銃使う時にマッチ放り込むのって、ビジュアル的にヘボくないか?wwwwwwww
あと、マナ銃は、マナストーン製の実体弾を撃つのか?それともマナ石をマナに還元して撃つのか?
後者だとマナスローアと区別出来ない希ガスwwwwwwwwwwww

397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:12:16 ID:KynpP4oZ0
>>395
攻機wwwwwwいいかもwwwwwwww
ならマナ使った光学迷彩出てきてほしいなwwwwwwww

398 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 23:22:08 ID:160Zob5EO
マナ銃、裏組織、光学迷彩



スマン、甲殻機動隊見た事無い(′・ω・`)

399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:25:15 ID:F0z6CWjE0
マナストーナーが全然出てきてないので
マナストーナー狩りの話とかいってみる

400 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 23:27:59 ID:160Zob5EO
マナ銃、裏組織、光学迷彩、ストーナーハンター

おk、創作意欲湧いて来ますた

401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:28:10 ID:KynpP4oZ0
>>398
俺が全うpしてや・・・・・・ねーよw

402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:32:01 ID:zDiKitA20
>>398
マナの取り扱いがむつかしーなーというより、
マナとは如何なるものかが、未だに掴めていなかったり。


403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:33:41 ID:F0z6CWjE0
確かにマナ使って光学迷彩は相当難しい希ガス
できるのか?

404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:36:43 ID:hEtxKO0L0
ファルンのその筋の者でないとむずいかとwwww

405 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/30(月) 23:37:14 ID:160Zob5EO
>>403
出来ないと思われw

まあ、光学では無いが迷彩を出来そうならするw

406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:37:36 ID:F0z6CWjE0
ちょっと待て
これはこのスレの住人じゃないよな?

873 [―{}@{}@{}-] wuschelpuschel.org サラたん ◆SALA/cCkcU New! 2005/05/30(月) 21:51:12 ID:Iem3ylw20
おい。
今からでも遅くないよ。トナメの結果を操作しろ。
VIPの票をリセットしろよ。
そんなどこもやっていることじゃん。
やって?
ね?

407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:39:16 ID:KynpP4oZ0
光学迷彩却下かwwwwwww

408 名前:ギア, ◆GXSp37vHuM :2005/05/30(月) 23:39:53 ID:hEtxKO0L0
今から飛行艇乗りの続き(あんま進んでないけど)投下したいんだけど、未だに題名が決まらない





助けてwwww良い案無い?wwwwwwwwww

409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:42:17 ID:hEtxKO0L0
でも、要は光か、大気の屈折率をいじれば良いんだろ?wwww頑張ったら可能じゃね?ww

410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:47:45 ID:wMF/1PYn0
ファルンってマナ弄りができるけど
どの程度の範囲まで?
遠くまで操れるなら敵の目の前で発火させりゃイッパツだけど

411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/30(月) 23:50:31 ID:+7G46tKn0
マナ使用者の手が届く範囲まで。

…とか、俺は勝手に思ってる。

412 名前:ギア, ◆GXSp37vHuM :2005/05/30(月) 23:51:26 ID:hEtxKO0L0
そもそもの言いだしっぺの漏れの都合では、マナ銃はヒュマンでも扱える様にしてほすぃ(´・ω・`)
ていうか今回のストーリーが始めから成り立たんwwwwwwww

413 名前:ギア, ◆GXSp37vHuM :2005/05/31(火) 00:06:59 ID:rvPepIhW0
sageちまった……スマソ



題名マダー?(AAry

414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 00:10:41 ID:C23dnvGl0
よし、FF8実況満喫してきた

>>413
今から考えるお!

415 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 00:15:30 ID:qYE0KUKqO
触れてるマナを操るのは簡単。
遠ざかる程難しい。

416 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 00:18:22 ID:NA/u8ZOh0
最近、寝てなくてグダグダで、肌も荒れまくりで参加もできてない漏れだけど...

wikiの設定に足りてないやつとか足したり頑張ってくるお^^

417 名前:ギア, ◆GXSp37vHuM :2005/05/31(火) 00:19:08 ID:rvPepIhW0
先に風呂入って来るwwww良ければその間にwwwwwwww

ヘボいのしか思いつかんwwwwww

418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 00:31:20 ID:v6P07WgA0
今晩も雷雨描くよ!

419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 00:40:16 ID:C23dnvGl0
>>417
俺もヘボいのしか思いつかんorz
もうまんま「飛行艇乗り」とかでもいいんじゃないかと思ったし
あとは
「僕の空」とか「ルカの空」とか・・・・・・ク、クオリティヒクス・・・・・・

>>418
ワクテカw

420 名前:ギア, ◆GXSp37vHuM :2005/05/31(火) 00:44:23 ID:rvPepIhW0
『僕の空』
三章:

がすっ。どかっ。ごんっ。ばしっ。ずしゃっ。

……あーあー、これはどうみてもアレだね。いわゆる集団リンチってやつだ。
裏路地から漏れてくる、隠し事にしては少し雄弁過ぎたその効果音を聞きながら、
僕は今日でもう何度目かの溜息をついた。
全く、どうして世の中の男達はこうも争い事が好きなのだろう?
単純だからか、元気が無駄にあり余ってるからか。
いずれにせよ、今の場合は僕と直接関係が無い。
そういう時はとにかく絶対に近づかない様にするのが、生き延びる為のコツだ。
下らない喧嘩がそんなに好きなら、男同士で好きなだけやってれば良い。
そう思ってその暗がりの前から立ち去ろうとした、その時。
今まで一方的に殴られていた者が、偶々道路脇の僕の処まで吹っ飛んできた。
そのままぶつかって、背中の木箱に入れていた『金より先立つ』荷物が散らばる。 
起きあがりかけて、ふと私刑を受けていた者と目が合った。

ぼろぼろのローブを纏った被虐者の、フードから覗いたその顔は、
どう見ても僕より遥かに幼い少女のもので。
おまけにその娘の透き通る様な赤毛の上には、紛れも無い猫の耳がついていた。

421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 00:45:45 ID:C23dnvGl0
うはwwwwwww採用されてるwwwwwww

422 名前:ギア, ◆GXSp37vHuM :2005/05/31(火) 00:46:33 ID:rvPepIhW0
題名採用wwwwww

18禁とか出されても「表向きは」読めない俺ガイルwwww

423 名前:ギア, ◆GXSp37vHuM :2005/05/31(火) 00:47:58 ID:rvPepIhW0
とりあえずこんだけwwwwwwwwwwww
次回から視点変更

424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:01:39 ID:5J8EUmtu0
この時間にスレストするとは思わなんだ

425 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 01:01:40 ID:qYE0KUKqO
やばい、早く帰って書きたいw

426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:02:48 ID:C23dnvGl0
>>423
乙!!!
続きもワクテカw


猫耳に激しく反応したなんてことは秘密だ

427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:05:36 ID:1/tM6i2l0
ヤバスwwwwwwww登場人物抱え込みすぎて、俺の脳内で設定を処理しきれないwwwwwwwww
くそwwwwwww明日ガンガルwwwwwww

428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:17:11 ID:5J8EUmtu0
ジャン・バッハ作った人今いる?
あれ使って長編書いてみたいんだが
いつの時代にできたとかわからナスwww

429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:40:21 ID:Y0hIK6mL0
>>428
呼ばれて飛び出(ry
時代とか細かいこと言われても、周りとすり合わせていこうと考えてたから、
実際にはどの時代に位置するのか、自分もワカラナスwwww

取り敢えず、どこに位置しても良いようにはしてはあるんで、お好きな時代にどうぞ
ただ、まだ上げてないヤツに注釈追加してまったんで、それだけ見てもらえるとテラウレシス

430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:43:10 ID:v6P07WgA0
http://www.vipper.org/vip20942.jpg
【雷雨】カルナ工房作 (小剣一対)
あまりに奇抜なコンセプトは市場に受け入れられず
初期ロットのみを残し製作中止となった。
この剣は後に組打剣術の祖となるが、既に工房は離散。
現在、ノルダニア式オートドール兵装にはサイズダウンしたレプリカが採用されている。

モデル:剣士(女)

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:48:01 ID:5J8EUmtu0
>>429
了解しました

>>430
うはwwwクオリティ高杉wwwwww

432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:48:22 ID:BqYloppK0
    ○○速報○○

エロ漫画うp中!!!!!

夢絵・浪漫 伝説のエロマンガ島 13島目位
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1117405206/

433 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 01:50:40 ID:qYE0KUKqO
スレ始まる

みんながテンション上がって無理する

疲れが見え始める←いまこのへん

みんなが復活する

クォリティタカス

434 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 01:54:22 ID:NA/u8ZOh0
wikiいじくりまわしてる。
こっちのほうがまとめやすいwwっうぇwwww

435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 01:54:31 ID:5J8EUmtu0
じゃあもうすぐ復活か

436 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 02:02:23 ID:qYE0KUKqO
そうなるなww

437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 02:05:06 ID:Y0hIK6mL0
>>431
ダメだ、書き上げてからと思ったけど、このままだと朝までに書き上がらんかもわらない
問題の部分だけでも先に上げた方がイイ?

>>430
創作意欲がグッと来た
みwなwぎwるwスwwwっうぇwwww

438 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/31(火) 02:06:21 ID:C23dnvGl0
復活
いや、本日最終投下
今日は少なくてスマソ

『アトランテ編第二部:出会い』続き


(ふう、なんとか成功したか。しかしなかなか馴染まないな)
 隣にはエリオットが倒れている
どう見てもこいつは人間だ
だが、このファルネースの人間たちとは違う感じがする
それなら・・・・・・

エリオットはゆっくりと意識を取り戻していった
体を起こすと軽く頭痛がする
「いてて・・・・・・。今日はなんて日だ」
 辺りは何もない平原だった。右手に山、そして前方には微かに集落のようなものが見える
「さて。今度はどこに来たのかな」
 傍らには相変わらずホーンがいて、エリオットは安心した
ホーンを撫でながら、語りかける
「とりあえず、あっちに行ってみようか。家があるってことは人がいるってことだからな」
なぜか、ホーンは「ミュ」と応えてはくれなかった

439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 02:12:16 ID:5J8EUmtu0
>>473
どっちにせよ今日はもう寝るんで
急がなくてもいいです
完成品を期待

440 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 02:16:46 ID:qYE0KUKqO
未来レスかw

確かに体大事にしるw

441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 02:19:51 ID:5J8EUmtu0
うはwwwwwやっちまったwwwww
473   ×
>>437   ○

442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 02:21:40 ID:4CGCVJcQ0
おまいらおはよう
今日も昼までお付き合いしますぜ

443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 02:26:46 ID:Y0hIK6mL0
>>439
うはwwwおkwwww
おまいにも期待してるお
俺ガンガルwwうぇwwwっうぇwww

444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 02:29:50 ID:5J8EUmtu0
俺はヘタレだから期待されても答えられないかもしれんが・・・
まぁとりあえず今日は寝ます
ノシ

445 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 02:44:07 ID:qYE0KUKqO
もうすぐ帰る。
スレを盛り上げるために頑張って物語いっぱい書く。

446 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 02:48:12 ID:qYE0KUKqO
とりあえず、寝る人おやすみ
ノシ

最近あんまりお構い出来ずに申し訳ないと思っているorz

447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 02:50:09 ID:IvVl0NwM0
うはw
wikiすげーまとめられてるwwww
超GJwwwwww

448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 02:52:04 ID:C23dnvGl0
>>446
そろそろ寝たいが待ってるwwwwwww

俺はもう眠くて書けナス・・・・・・orz

449 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 02:56:44 ID:qYE0KUKqO
てか何でまだ帰れないんだw

だんだん人生に腹が立って来たがそれを創作意欲に変えることにするww

もまいらも力を下さいwwwうぇww

450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 03:06:27 ID:Y0hIK6mL0
>>449
ガンガレ
超ガンガレ

>>1がガンガるなら俺もガンガる
そんで一本投下する
約束するお

451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 03:07:35 ID:IvVl0NwM0
まー、すぐ落ちる小説系スレの中では
頑張ってるよ、ここ

452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 03:10:57 ID:v6P07WgA0
http://www.vipper.org/vip21022.jpg
【ファルン野良術士(男)】
機関に属さず、または属せず
護衛や獣退治で生計を立てる術士。
おおよそ平凡な力量である。

453 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 03:27:55 ID:f65YJnzV0
おらああああああああああ!
帰った来た!!!

wiki読んでまとめ見て文章かくお!!!!

454 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 03:31:48 ID:NA/u8ZOh0
漏れ、結構がんがった。
これでしばらくまとめてなかったの許してください。

455 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 03:44:40 ID:f65YJnzV0
>>454
いま色々見た。
本当に感謝している。このスレがクォリティ高いとすれば50%くらいはあんたのおかげだ。感謝。


で、wiki俺も一瞬追加しようw
で、文章書きにいく。俺にはこんな事しか出来ない。

456 名前:あぼーん :あぼーん
あぼーん

457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 03:52:55 ID:v6P07WgA0
http://www.vipper.org/vip21045.jpg
【ファルン野良戦士(女)】
機関に属さず、または属せない戦士。
マナに頼らず生きる術を修めている。
おおよそ平凡な力量である。

458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 03:58:50 ID:cIoYztUi0
>>457
額を見て一瞬NARUTOを思い出した
gjb 目が覚めた希ガス

459 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 04:03:31 ID:f65YJnzV0
>>457
おつ!
今、もまいに力もらってるよww

俺も疲れてるからテンション変に高いが許してくれwwww

460 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 04:08:54 ID:NA/u8ZOh0
大体、まとめ終った。

■これからの位置づけ
wiki⇒設定のまとめ中心
まとめサイト⇒物語のまとめ中心

長くなり、うpするの悪いなぁと思った物語はwikiにあげるとよろしいと思われます。
wikiへのうpの仕方がわからない人は、まとめサイトの下の方の漏れのアドレスに文章添付して送ってくれたら代わりにうpしまつ。
題名、ハンドル名必須。
あと、そのときはできれば物語が完結してる方がこのますぃ。

461 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 04:12:35 ID:NA/u8ZOh0
設定まとめここまで終った。

裸しおり  ペタ

462 名前:matari@FLA ◆dClg0z.eM2 :2005/05/31(火) 04:17:22 ID:cIoYztUi0
あ、そうそう
うpろだとか保管庫作れるよ
1GBの有料サービス受けたから

463 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 04:21:30 ID:NA/u8ZOh0
>>462
保管庫が欲しいな。
今足りてないのはそれだwww

464 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 04:21:59 ID:f65YJnzV0
>>462
ちょwwおまwwwwスゴスwwwww
またテンションがあがったwww
もうすぐ投下するお!

465 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 04:22:16 ID:NA/u8ZOh0
小説まとめも終った

裸しおり   ペタ

466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 04:26:02 ID:v6P07WgA0
http://www.vipper.org/vip21057.jpg
【王国学士(男)】
学問を修め、学問を生業として選んだ人々。
戦闘能力は無い。
マナ工学、マナ科学、機械工学が人気なようである。

>>458-459
おそまつさまです

467 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 04:28:50 ID:NA/u8ZOh0
さて、誤字脱字修正して、完結してる物語からうpしちゃうお^^

|ミ サッ!

468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 04:50:41 ID:cIoYztUi0
ttp://matari.s35.xrea.com/cgi/up/upboard.cgi

あげられたものは適当に保存していきまふ

469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:00:13 ID:4CGCVJcQ0
うおおおお
マナ採取クリアアアアアア
やったよ父さん!

470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:01:33 ID:j2iO/OQU0
色んな意味で素晴らしいクオリティが展開されてるw
みんなおつ&GJ!!!!!

そんな俺は書いちゃいけないものを書いてしまったw
心の中にそっとしまって、作りかけをまじめに完成させようw

471 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:06:47 ID:f65YJnzV0
>>468
こ の ネ申 め。

>>469
もつw
俺、5回くらいかかったw

>>470
まさか…。



さて、例のお話いつでも投下できるが準備おk?

472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:08:36 ID:cIoYztUi0
>>469
オツ&ありw
>>471
いま保管庫作成中です^^

投下カモーン

473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:12:12 ID:O8UelyDc0
>>471
準備おk
+   + ワクワクテカテカ
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:12:42 ID:j2iO/OQU0
>>471
ワクワクテカテカ

475 名前:『無題(誰か考えて)』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:13:05 ID:f65YJnzV0
「ったく。かなわねぇなあ」
フレックはマナ銃にマナストーンをリロードするとルビーヴォルフの周囲を素早く回りながら銃の乱射を再開する。
マナで作られた弾丸は、何発か回避されたものの、確実に相手の体に命中していた。

しかし向こうはそんなことにはお構いなしにこちらを一撃で屠ろうと爪や牙を振るってくる。
当然だ。マナをその身に受けて生きているマナストーナーはマナの力には強いのである。

フレックはその相手の一撃をなるべくダメージを減らして受けるので精一杯だった。
致命傷は避けているがそう何度もこんな攻撃を受けていると命がいくつあっても足りない。

「しゃあねえ。ここはやっぱりドカンと行きますか」
そう言うとフレックは銃をホルダーに収め、マナ銃のモードを変える。

この銃は連射の出来るモードと、マナをある程度貯めることによって強力な一撃が打てるモードのある特別製である。
こちらのモードならば当てさえすればさしものマナストーナーにも相当なダメージを負わせることが出来るはずだ。
問題は、どうやってその一撃を当てるかと、牽制も無しに相手の一撃をどう回避するか、マナを集中させるまでの時間をどうやって稼ぐか、だけだ。

フレックは一瞬の考えの後に懐から玉を取り出した。
「今回は金のかかる仕事になっちまったな」フレックは玉を相手にに向かって放り投げた。
その玉が地面に触れたその瞬間――玉にこめられていたマナが一瞬で開放されて閃光を生み出す。

マナによって生み出された赤い狼は閃光に包まれた。

476 名前:『無題(誰か考えて)』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:15:27 ID:f65YJnzV0
――愚かな。 狼は相手を心の中で嘲った。
こんな玩具でこの私を倒そうというのか。それとも目くらましでもして逃げようというのか。

確かに私は閃光の光を直視し、視力を一時的に失っている。
だが男は気付いていないのだ。あの閃光で私がダメージを受けていない事も、私がマナをある程度感知出来る事も。

「私を他の低脳な獣のように扱ったのがお前の敗因だ」初めて私は相手に分かるように喋ってやった。
閃光のマナの流れが収まって行く中、素早くマナを感知し一直線に爪を振るう。

しかし、確かにマナのあるその場所に振るった爪に手ごたえがない。

――!?

少しずつ回復していく視界の中で見たのは閃光を生み出した玉とはまた違う、もう一つの玉から生み出された黒い肌の人間の幻影だった。


「――こうやって、オレ達人間を下に見てるのがお前達の敗因だけどな」
後ろで膨れ上がるマナを確認する暇もなく胴に鈍い痛みが走った。あまりの痛みに思わず叫び声を上げる。


「あんた達が上だった時代は、半世紀も前に終わってるんだ」もう一度、銃声が森の中にこだました。


477 名前:『無題(誰か考えて)』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:17:20 ID:f65YJnzV0
「ふう、今回もどうにかなったな」
フレックはタバコを一本箱から取り出すと、熱くなった銃身で火をつけ一服した。
マナ銃をホルダーに収めもう一度ルビーヴォルフを見る。

狼は二撃目の玉によって完全に力を失っていた。無念そうな瞳でこちらを見たまま動かない。



「……なぜ、止めを刺さん」狼は力のない声でこちらに問いかける。
「簡単さ」フレックはあっけらかんと言った。
「ただ殺してマナストーンを取るだけでもいいんだが、それよりもあんたらの体からマナを吸うだけ吸ってからの方が効率がいい」

「……鬼畜め」
「ま、何とでも言ってくれ。もうすぐ迎えが来るからそれまでくらいは付き合ってやるよ」二本目の煙草に火をつけ周囲を見渡す。
モーターの音が近づいてくる。迎えが来たのだろう。

「……本当に、こんなクレイジーな依頼はこれっきりにしたいものだな」


父親譲りの口癖を呟きつつフレックは迎えに対して手を振った。

478 名前:『無題(誰か考えて)』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:19:29 ID:f65YJnzV0
これで第一話終わり。


案を考えてくれた人感謝。
引き続き素敵な要望、案を募集します。


使えそうなのは積極的に使うから。おながいね。




P・S初めのメイン決めるときに「エロで」って書かれたら正直どうしようかと思ってたwwww

479 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:21:08 ID:f65YJnzV0
>>466
めっちゃ学者ぽいw
今見てちょっと和んだwなぜだww

>>467
次はもまいにワクテカwww

480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:23:37 ID:j2iO/OQU0
>>478
乙!カッコイイ!!

ってことで次は「エロで」おながいしますw

481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:31:40 ID:v6P07WgA0
http://www.vipper.org/vip21079.jpg
【帝国学士(女)】
マナ加工工房からのスカウト組。戦闘能力は低い。
出身には拘らない気風のようだ。

最近の悩みは視力と婚期。

>>479
それはきっと彼が
猛烈な激務に追われファルネース最始の組合活動なんか考えちゃったりするほどの苦労人だからさ

482 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 05:31:56 ID:NA/u8ZOh0
>>468
貴方を神と呼んでもいいですか?
あと、うpするときにその前後のレスから説明書きもつけてもらえるとありがたい。

>>477
誰の息子か何となく分かった希ガスwwww
クオリティタカスwwwwwwwww

483 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:42:31 ID:f65YJnzV0
>>481
うはwwwその設定使えそうなら使おうwwww

>>482
もまいの方がクォリティ高い文章書くけどなw

484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:42:47 ID:cIoYztUi0
>>482
善処するお^^


てか時間ヤバスギwwwww
光速でいってくる ノシ

485 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 05:42:52 ID:NA/u8ZOh0
絵師さん、毎回クオリティの高いものをありがとう。
貴方のおかげで僕は今日を生きてます。
毎回、あまり礼言えずごめんよw

ここで前ちらっとあがった話を加筆修正してうpしてみようと思うんだが投下よいだろうか?

486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 05:49:52 ID:j2iO/OQU0
>>481
設定付きイイ!!
妄想がひろがりんぐw

>>484
おつかれー

>>485
雨に打たれながら待ってます

487 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 05:49:56 ID:NA/u8ZOh0
>>483
藻前モナー

>>484
おう、頑張れよwwww
今日も乙!!!

488 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:51:31 ID:f65YJnzV0
さ、そしたら里見の文章書いてくるお。

あと、明日はまた連れの家に行くからもし描いてほしい絵とかあったら友兄に頼んでみるw
もまいら、外見の設定とか書いたら絵を描いてくれるかもよww

489 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 05:53:38 ID:f65YJnzV0
>>484
乙だ。本当にありがとうな。
またこいよノシ

>>485
早くwwww

490 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 05:55:42 ID:NA/u8ZOh0
『ファルネース博物館の心霊』

マナ工学の発達によって、現在では誰もが容易に機械人形(オートドール)を保有する事が可能となった。
特に女性型オートドールは若い男性の間で 大人気であるが、そのプロトタイプに関しては、次のような逸話が残されている。
オートドールの発明者である神楽坂博士はアースの出身であった。
博士はアースにおいても物理学の権威であった。
ある日、博士は愛する娘を失ってしまう。
悲しみのあまり、飛び降り自殺をはかったところ、偶然にもゲートが開き、ファルネースに迷い込んでし
まう。
死のうと思ったのに死ねず、絶望に打ちひしがれた博士は、神にもすがる思いで、ある教会を訪れた。
そして、博士はそこで眼にした。自分の娘に生き写しの像を。
ファルネースに伝説として伝わる女神リコの肖像画であった。
そして、彼女の逸話を耳にし、その生き様に感動し、彼女と同じ様にファルネースのために生きようと決意したのだという。
こうして、神楽坂博士はマナ工学の様々な分野において重要な貢献を果たしたのであった。
特筆すべきは、マナと科学の融合の集大成とも呼べる、完全自律型のオートドールの開発。
そのオートドールは、ファルネースの女神である彼女の名を取り「Riko」と名付けられた。
プロトタイプは姿形も女神リコを模しているが、教会からクレームが来たために現在、女神リコを模したものは出回っていないと言う。
オートドールプロトタイプ「Riko」はファルネース博物館にいまでも保管されている。
 ――『機械人形とその歴史』より


「あぁ〜今日も夜勤かよ」
 制服に身を包んだ男がデスクに座りながらあくびをする。
「ばっきゃろ、金もらってんだから文句言うな、マーシ」
 マーシと呼ばれた男は、器用に椅子を回転させると、眼鏡をかけた真面目そうな男に向き直る。
「お前はほんとに真面目だよな、タータ」
 タータは眼鏡をくいっと上に上げると言った。
「ここは神聖なる歴史を保存した博物館だぞ。貴重なものもたくさんある。伝説の聖剣やら、魔法書とか……」
「はいはい、そうでござんす。じゃあ、俺は一周り行って来ますよっと」
 マーシはずっと座っているのが窮屈だったのか伸びをすると部屋を後にした。

491 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 05:56:22 ID:NA/u8ZOh0
 廊下は暗く、最小限の証明だけがつけられている。
「相変わらず、夜歩くと気味悪いな〜、お化けでも出るんじゃねぇか?」
 ついつい、つぶやいた声が廊下に大きく反響し、マーシはびっくりして口を押さえる。
古めかしい鎧などが並んでいて、一瞬、人かと見間違えたりすることもあるが、そういったことを覗いてもこの博物館には霊が出ると言われている。
何せ、古の時代からの資料を保存しているのだから、いわくつきの物も少なくはない。
 マーシは、この科学の発達した世の中に霊など存在しないと信じきっていた。
タータは別だったが。
だから毎回、見回りはマーシが行く。
マーシが文句一つ言わずに見回りに行くのには一つの理由があった。
女神リコを模したオートドール。
世界に一つしかないと言われているプロトタイプ「Riko」である。
一人だけでRikoを見つめるのは、マーシのささやかな幸せだった。
混乱の世に、颯爽と現れ、人々を幸せへ導いた、慈悲の女神。
その生きていた時代に思いを馳せるのは幸せ以外の何物でもなかった。
Rikoの置かれているフロアに下りた瞬間、違和感を感じた。
 何かが居る――マーシの背筋に冷たいものが走った。
泥棒かと思ったが、これはそんなもんじゃない。
何か人外の――例えるならこの世でない者の気配だった。
マーシは恐怖を感じつつも、Rikoのある部屋へ向かった。
いつもと変わらぬ配置。Rikoも元通りの位置にある。盗られているものは何も無かった。
ただ……一つだけ違っていたのは、Rikoの前に何かがいたことだった。
それは薄明かりの中で白くぼやけて見えていた。

492 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 06:05:28 ID:NA/u8ZOh0
 月明かりに照らされたそれはこの世の者とは思えなかった。
「で、で、出た、デタ!!」
 マーシは叫ぼうとしたが声が出なかった。
逃げようにも腰が抜けて動けない。
そうこうしてる間に、それはマーシの方をゆっくりと振り向き一言言った。
「クォティィイイイイイ、ブーーーーン!」
 何を言っているのかわからない。
マーシはあまりの恐ろしさに気絶してしまった。
 それはマーシにはすぐに興味を無くし、Rikoをじっと見つめた。
そして悲しいような、懐かしいような顔をすると、一雫の涙を落とし、何処かへ消えて行った。
 同僚のあまりの遅さに心配したタータがRikoのフロアに足を踏み入れると、Rikoの前で気絶しているマーシを見つけた。
 マーシは意識が戻ったときに、タータへ告げたという。
幽霊が出た、と。


 オートドールRikoの設置された部屋には、夜中になると、白い男の霊が現れると言う。
男は悲しそうにすすり泣き、やがて消える。
男の霊の正体はわからない。
    ――ファルネース博物館の七不思議


493 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 06:06:16 ID:NA/u8ZOh0
おしまい。

クオリティヒクスwwwwwww
設定的には機械の時代のどっかかな?

494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 06:09:15 ID:O8UelyDc0
>>493
乙!
不覚にもクオティに笑ってしまったwwwwww

495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 06:10:12 ID:j2iO/OQU0
>>493
全然低くないw
綺麗にまとまってるし、分かりやすくて読みやすいw
まとめで大変なのに、文章のクオリティタカスwwwwwwww

なんか恥ずかしくなってきた・・・orz

496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 06:11:22 ID:4CGCVJcQ0
>493
声を上げて笑った

497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 06:19:00 ID:v6P07WgA0
>>481
帝国ってなんだよ!統一しろよ!!!おkkk!!!!!

http://www.vipper.org/vip21091.jpg
【行商(女)】
岩塩から歯磨き石まで、あなたの家に届けます。
トラブルは職業病、ある程度の自衛能力は必須であろう。
婦女子に向くかどうかは・・・ぶっちゃけ見栄え次第である。

>>485
オソレオオスwwwwwwwwww
気にせずがんばってくださいwwwww

498 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 06:20:49 ID:f65YJnzV0
クォティキタwwwww

いや、綺麗で笑えるw
イイよ。コレ。

>>495
「エロで」って言ったことに?www
いや、今までで文章クォリティ低いヤツいなかったがw



里見もうちょっとで区切りつくお

499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 06:32:45 ID:4CGCVJcQ0
>498
ワクテカwwww

500 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 06:33:08 ID:NA/u8ZOh0
こんな話で笑ったって言ってくれてアリガトスwwwwwwwww
里見編期待してるお^^

501 名前:サラたん生みの親 ◇Artinjg9bw :2005/05/31(火) 06:34:18 ID:O8UelyDc0
おまいらのみなぎるクオリティに刺激されて眠い目をこすりつつ書いてみた

短いものも書きたいなぁ
しかしエリオット君はまだまだ続くお!

502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 06:35:11 ID:j2iO/OQU0
>>497
うはwwwトルネコみたいに自分でアイテム集めるのかwwwモエスwww

>>498
いや、それもまあそうだけど・・・どうしても筆が進まないから、なんとなく小噺書いてみて、
安易にりこたん汚してしまった自分が情けなくて・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

503 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/31(火) 06:35:35 ID:O8UelyDc0
あぁ、なぜ俺はトリップをコピペしたの?

眠いから? 眠いからだよねorz

504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 06:39:15 ID:j2iO/OQU0
>>503
あるあるwwwwwドンマイw
ワクテカして待ってますw

505 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/31(火) 06:40:26 ID:O8UelyDc0
『アトランテ編第二部:出会い』続き


急にホーンが無口になってしまったことにエリオットは動揺していた
エリオットが何度話しかけようと反応がない
ただ、エリオットの肩の上でじっとしていた
なぜなら、ホーンの意思は今、存在していないのだから
そう、ホーンの魂は眠りについていた
代わりにホーンの肉体を動かしているのは、神獣ツヴァイクザーク
エリオットが意識を失うまさにその瞬間、ツヴァイクザークはホーンの中に自分の魂の一部を植えつけたのだ
その結果、ツヴァイクザークの本体はヘリケの森に依然ありながら、その意思は本体とホーンと両方にあることになった
なぜ、ツヴァイクザークはそんなことをしたのか
本人にとっては戯れだったが、それには理由があった
今エリオットがいるのはノアと呼ばれる島国
アトランテ大陸の一部であるが、ファルンではなくヒュマンだけが住む全く文化の違う国だ
ツヴァイクザークはマナを管理するものとしてアトランテ大陸のマナに関しては全土を把握していたが
これまでノアはその範囲外だった
そこで、エリオットがヒュマンだと検討付けたツヴァイクザークは
エリオットとホーンをノアへと転移させ、波長の合いやすいホーンに自分の意思を乗せてノアのマナの調査を行うことにしたのだ

506 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/31(火) 06:43:26 ID:O8UelyDc0
転移の魔法はツヴァイクザークの最も得意とするもの
さすがにアースまで飛ばすことはできないが
ファルネース上ならほぼどこへでも転移させることが可能だ
隣接する島への転移など呼吸をすることに等しい
簡易的なゲートと言ったところだろうか
ノアの地理はツヴァイクザークも知らないが
比較的マナの濃い場所を転移先に選んだ
そこはノアの北端に位置するアグリッドの村のすぐ近く
村までは気力で歩いたエリオットだったが、
村の入り口でエリオットは、疲労と空腹で倒れてしまう
村人にもエリオットがヒュマンであることが分かったのだろう、すぐに村長の家へと運ばれ、手厚い保護を受けた
ツヴァイクザークも肉体はホーンのもので疲れきっていたため、
回復するまでは大人しくしていることにした

507 名前:サラたん生みの親 ◆Artinjg9bw :2005/05/31(火) 06:51:55 ID:O8UelyDc0
第二部終了

―チラシの裏開始――

第三部予告みたいなもの
第三部ではホーンの体を使ってツヴァイクザークがあんなことやこんなことを
さらには大魔王ファルネースなんかも出てきちゃっててんやわんや
エリオット君はどうなっちゃうの?
スピード感溢れる展開と、それに振り回されるエリオット君
18禁描写は・・・・・・ごめんなさい、ありません
次回『アトランテ編第三部:降臨』
ワクテカして待て!!

――チラシの裏終了――

これからも小出しに投下するけど許してね

508 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 06:56:42 ID:f65YJnzV0
おう!GJ!
そのじらし作戦にまんまとはまってる俺が里見編投下するお!


一応これで、切りの悪い作品は『イケニエの森』だけになるはず。

509 名前:『里見編』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 06:58:06 ID:f65YJnzV0
「ここだ」
キースと共に向かった先は質素ながらも頑強に作られた館だった。明らかに庶民の住む家ではないだろう。
キースは門番に話を通すと奥へと進んでいく。
里見もキースの五歩ほど後を歩く。いつ襲われてもいいように集中は途切れさせずにだ。

「全く、心配性なことだ」キースは後ろを振り向かずこちらに話しかける。
里見は何も答えずにキースに続いて二階へと続く階段へ歩みを進めた。


目の前にはやはり質素で頑強そうに作られた扉があった。
キースがノックをすると部屋の中から男の声がする。

失礼します。そう言うと丁寧な動作でキースは部屋の奥へと消えていった。
里見は黙って中へと入っていく。

510 名前:『里見編』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 07:00:09 ID:f65YJnzV0
そこは異様な空間だった。部屋は普通なのだが空気が違うとでも言えばいいのだろうか。
少なくとも里見には今まで体験したことのないだろう空間。
――里見の表情が一気に険しくなった。

「――緊張しなくともよいですよ」奥に座る男にまた英語で話しかけられる。
そこで里見は男の姿を確認することが出来た。一見とても穏やかな、しかしえも言えぬ威圧感があった。
里見は思わず口の端を歪めながら部屋の主に向かって話しかける。

「お前が俺を呼んだのか?」
「はい。この街にアースが来たと聞いたので」
「アース?」里見が尋ねるが、
「その前に……」男が合図で里見にペンダントを渡すように指示した。
ペンダントには見慣れない文字が刻まれ、中心には大きな石がついている。

「それをまず身に着けてください」
里見は黙ってペンダントを身に着ける。すると男は今までと違う言葉で話しかけてきた。
「私の声が聞こえますか?」その言葉の意味が何故か里見には理解できたらしい。
「ああ、このペンダントのおかげか」里見は英語で答えた。
「そうです。私はまだ英語が苦手なのでね」そう言いながら男は苦笑する。

「そうそう。自己紹介がまだでしたね。私の名前はクシュナ。言っても分からないとは思いますがケルトの一族です」
「俺は、里見だ」ぶっきらぼうにクシュナに言葉を返す。

511 名前:『里見編』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 07:01:49 ID:f65YJnzV0
「そうですか、ではサトミ。キースにも聞いたとは思いますがあなたに頼みたいことがあります」
男は小細工無しに本題に入る。男は話を続けた。
「頼みとは、世界に散らばるカオスそしてアースと呼ばれる存在を打ち倒す事。それだけです」
「またアースか」
「はい。簡単に説明するとアースとは地球からやってきた民。カオスとは"覚醒者" 強力な能力を持った者の事です」
「何故そいつらを倒す?」里見はまず一番に気になる部分について尋ねる。
「それは、この世界が正しい方向に向かっていくには邪魔な存在だからです」クシュナはすぐに答えを返す。
「何故邪魔になる」
「彼らがいてはこの世界――ファルネースの民が一つにはならないのです」
「順を追って説明しましょう」クシュナは里見に説明を始めた。

この世界が現在戦乱の時代に移ろうとしている事、
戦乱を止め、民を一つにするには強力な混沌たる存在が必要な事、
だがカオスらがいてはその存在の召還を止められる可能性がある事、
この世界の詳細や地理、情勢、マナについて、最も混沌たる存在――魔王について。
里見はただ黙ってクシュナの話を聞いていた。

「どうでしょう?私の見たところ、貴方は退屈を嫌っている。この話に乗ればその心配は全く無くなります」
「確かにな」この話に乗れば里見が下手に動き回るよりも自分の欲求を満たせることは明らかだった。
里見はまた口の端を歪ませ、クシュナに向けて言葉を続ける。

「だが、今ここでお前達を倒すのも面白いとは思わないか?」
里見の言葉にキースの顔がピクリと動く。その瞬間にはクシュナに向けて鉄塊が投げられていた。
猛スピードで鉄の棒はクシュナに襲い掛かる。
その鉄の棒に向かって手を差し伸べる。クシュナがした事といえばそれだけだったはずだ。


しかし次の瞬間には鉄の棒は見えないものに弾かれるかのように地面に刺さる。鉄の棒は無残に折れ曲がっていた。

512 名前:『里見編』 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 07:05:57 ID:f65YJnzV0
「――貴様!」キースが初めて感情を露わにこちらへ襲い掛かるがそれをすぐにクシュナが制する。
その一連のやりとりを少し残念そうに眺めていた里見はおもむろに答えた。


「この話、受けてやろう」

里見は用は終わったとばかりに背を向けて扉に手をかける。
「だが、常に身の回りには気を付けておけよ。――カオスにアース」背を向けたままそう言うと扉を開け放ち里見は部屋を出た。




「よろしいのですか?」キースはまた平静に戻ったのか表情を変えないまま主へ話しかける。
「また、あの男は必ず我々に牙を剥きます」

「いいんですよ」クシュナは底の見えない瞳を笑みに変えて言った。


〜一応終わり〜


気をつけてくださいな、アース・カオスの皆様w
この人多分かなり強いwww

里見を物語中に出すときは里見をあんまし大怪我とか負わさないようにしてくれたら文句無いからたくさん使ってくれ。
ってか使ってくれたら感激。

513 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 07:07:23 ID:NA/u8ZOh0
とりあえず、アンナタソと、ガンニックタソの話を「酒場の話其の二」と称してうp。
眠いので全然できてないけど、ここまでで離脱
wikiのまとめのほう頑張ったってことで見逃してくれ。

514 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 07:09:38 ID:f65YJnzV0
行商大変そうww

>>503
俺眠たくてあやうくトリを本文に書きそうになった事あるwww

515 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 07:12:26 ID:f65YJnzV0
>>513
今日も乙!!
俺ももうすぐ落ちそうwww

今日は久々に灰になった気分だよ……。

516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:14:02 ID:v6P07WgA0
http://www.vipper.org/vip21100.jpg
【バーテン】
全大陸の全情報を支配する唯一無二の存在。
かつて魔王討伐の主力であったとも
伝説の女神と恋仲であったとも言われる。

彼の正体は誰も知らない。

517 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/05/31(火) 07:14:43 ID:NA/u8ZOh0
アンナタソ、ガンニックタソの話を「酒場の話そのに」と称してうp。
前作を把握しやすい名前にしたため、こんなのでスマソ。

とりあえず今日はもう眠いんで寝る。
これだけしかまとめれずスマソwwwwwwwwwwwwwwけどwikiの設定タラ頑張ったから許してwwwっうぇwww

九時半になったら学校行く準備するから起こしてくれ。
んじゃ
ノシ

518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:16:13 ID:j2iO/OQU0
>>507
素晴らしきカナ焦らし上手w
設定とかマジで凄いとおも
続ききたいしてます

>>512
うはwwww里見カッコヨスwwwww
おつかれさまー

>>513
Wikiにまとめに書き物と大活躍ごくろうさまでしたw
ゆっくりおやすみんノシ

519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:18:01 ID:v6P07WgA0
今日も全然設定に役立ってないwwwwwwうはおkwwwwwwwwww
今晩はもう少しなんとかしたいと表明

文楽しみにイットゥェキマス

>>502
ローグ面白そうだ

520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:19:51 ID:Y0hIK6mL0
で、酒場の話その三ができたワケだが、投下していい?
俺も出かける時間ギリギリなんだけど、今回テラナガスな内容で……

521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:20:11 ID:j2iO/OQU0
>>515
今日はいつも以上におつかれでしたw

>>516
ク・・・クォ!
仕事できるんだなwwwスゴスwwwww

522 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:21:49 ID:j2iO/OQU0
>>520
体中にローション塗りたくって待ってます

523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:25:36 ID:Y0hIK6mL0
うはwww一人だけいたwwww
>>521のためにもちょっとだけガンガルwwうぇうぇっwww

524 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:25:55 ID:Y0hIK6mL0
 父もいない、母もいない
 帰るべき家もなければ、今晩食べる飯もない
 種銭もない、日銭もない
 旧友などというものは居たためしがない
 日々ただ便々として生きている
 それだけである
 ---北の大地に隠遁した男の日記より抜粋

525 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:26:17 ID:Y0hIK6mL0
 古来住みにくいと評されている北の大陸ノルダニアであるが、人の住む南部に関する限り、その評は当てはまらないと言える。
 学術都市「ジャン・バッハ」を中心とした交通網は各町々の生命線であるため、特に力を入れて整備がなされているのである。
 海から港町へ陸揚げされた荷物はジャン・バッハへと運び込まれ、そして、そこから大陸の方々へと運ばれて行く。
 さて、その都度、ジャン・バッハには大量の荷物が運び込まれているわけであるが、同時に大量の人間も入り込んで来ている。
 確かに、正規のルートでやって来た荷物や人間は、そのままジャン・バッハの高級街か、他の町へ綺麗に流れて行く。
 しかし、正規でないルートの荷物や人間達はそうもいかない。
 どこかで何かしらの規制がかかってしまう。
 では、どうするのか?
 その答えの一つが貧民街である。

526 名前:焦らし人 ◆Artinjg9bw :2005/05/31(火) 07:26:22 ID:O8UelyDc0
もうサラたんは俺のものじゃなくみんなのものだ!
ってことでコテ変更
現在サラたん分(栄養分の一種)が不足中
暴走して俺が続き書いちゃいそうだwwwwwwwwww

>>1も裸氏も激しく乙!
今日はこのクオリティで仕事もガンガンやれそうだwwwwww

そして誰もつっこまないから不思議なんだが
>>512の表示がおかしいのは俺だけ??

>>520も気になるが寝る・・・・・・起きたら読ませてもらうぜぇ

527 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 07:26:30 ID:f65YJnzV0
ワクテカスヤスヤww

528 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:26:31 ID:Y0hIK6mL0
 この街は、すねに傷を持った人間や、何かと後ろ暗い経歴を持った荷物、そして訳有りの人間などがいつのまにか大量に入って来ていて、そして常にどこかへ流れ出て行っている。
 これ程までに雑然とした街の全体を把握できている人間はいないのである。
 この状況を、ジャン・バッハ大学都市構造学の博士は「都市の呼吸」と呼んでいる。
 まるで人間の肺のように、大きくて中が雑然としている物ほど、深呼吸をするように人間を吐いて、そして吸い込んでいると考えているのである。
それ故に、人一人が消えても気に止める人間もおらず、また、人一人が増えてもそれをおかしく思う人間はいないのであった。

529 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:27:12 ID:Y0hIK6mL0
 ある酒場の前で、二人の人間が足を止めた。
 片方はケバケバしく青いビラビラのドレスを着た、顔の化粧の濃い女。
 片方はでっぷりと太り、その腹をそれなりの布地で仕立てられた服でピッチリ覆った男である。
「ねぇ、今度はココで飲んでいきましょう?」
 女は男の服を引っ張りながら言った。
 男はそれを聞くと、
「さ、さっきも飲んだじゃないか。それよりもさぁ、ねぇ、そろそろいいだろう、ディアナちゃん?」
 と、文字どおり、肉厚の鼻の下をデレデレと伸ばしながら言った。
 ディアナと呼ばれた女は応える。
「あら、『ママ・ダ・ママ』の高級娼婦、アンナ・ディアナちゃんをバカにしないで欲しいですわ! いくらお店であたしをお買いになったって言っても、そんな言い方はあんまり! 床の直前のお酒を飲めないなんて、気が乗らなくなっちゃいますわよ?」
 アンナはそう言うと、プイと酒場から背を向けて、その場から離れて行く素振りを見せた。
「あぁ、待って! 待ってよ! いっぱいお酒飲むから許してよぉ!」
 狼狽の余り、男は顔をクシャクシャに歪めて大声を上げ始めた。
 デレデレしたかと思えば、子供のように狼狽して謝罪する男を背中越しに見て、アンナは男に見えない程度にニヤリと口を歪めた。
「もう、しょうがないですわね」
「ディアナちゃん、怒ってる?」
「少ししか怒ってませんわ」
「そんなぁ!? どうしたらいいの? どうしたら機嫌直してくれるの?」

530 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:27:45 ID:Y0hIK6mL0
「……あたし、恰幅の良い男が好きですの」
「へ?」
 話の流れを読めなくなった男が、疑問の声を上げた。
「どういうこと?」
「恰幅の良い男が相手だと、仕事じゃなくなっちゃうかもなぁ、っていつも思ってるんですのよ」
 男は自分の姿を確認すると、今度は嬉しさに顔をクシャクシャにして見せた。
 確かに、恰幅だけなら誰にも勝っているだろう。
「ね? ね? それってボクチャンのこと?」
 アンナは難しい顔する。
「恰幅というのは体のことだけじゃありませんわ。心の恰幅のことも言ってるんですのよ」
「心の?」
「そうですわ」
「どういうこと?」
 アンナはチラと視線を外しながら言った。
「例えば、恵まれない人にたくさんの施しができるほど、心が寛大で優しい人とか……」
 その視線の先には、道端に座り込む物乞いの男の姿がある。
 物乞いの男はガッチリした体格であるが、ひどい短躯で、道端に力無く座り込みながら道行く人々に何かを訴えているようである。
「……ちょ、ちょっと待っててねディアナちゃん!」
「あら、どうしましたの?」
「グフフ、それは秘密だなぁ」
 男はでっぷりとした腹を揺らしながらグフグフと笑うと、尊大な態度で乞食男の方へ歩いて行った。
 アンナもこっそり後ろからついて行く。


531 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:28:07 ID:Y0hIK6mL0
「おい、そこの乞食!」
「今夜の飯の……へ? 何か御用でごぜぇやすか、旦那?」
 道を進む人々に話しかけようとしていたらしい物乞いは、尊大な言葉に驚いた様子で振り向いて見せる。
「おい、乞食、これをやる」
 でっぷり太った男は唐突に懐から財布を出すと、高額紙幣を幾枚か掴みだして物乞いの男へ放った。
 物乞いの男は地面に落ちた紙幣を平伏するような格好で拾うと、そのまま頭を下げて卑屈そうな声を上げる。
「こいつはありがたい! この物乞い崩れのガンニック・バードめは、旦那の恰幅の良さに感服いたしやした! 旦那は街でも一、二を争う恰幅の良い旦那でさぁ!」
「そ、そう思うか?」
「へぇ、もちろんで!」
 ガンニックと名乗った物乞いの言葉に、男は腹を揺らしながら「そうか、そうか」とご満悦である。
「まぁ、あなたってやっぱり凄い方だったのね!」
 そのご満悦の男に向かって、後ろからついて来ていたアンナが声をかける。
「通りすがりの人にこんなにお金を下さるなんて、あなたってとっても心が寛大で優しい方ですわ!」
「そ、そうだろう? うん、そうだよね」
「素敵だわ、これなら……」
「も、も、もしかして、それって?」
「でも、これだけじゃ、本当に恰幅が良いか判別がつきにくいですわ……」
「ぼ、ボクチャン、ディアナちゃんのためなら何でもするよ! お酒飲む? お洋服買う?」
「それなら、まずはお酒を……」
「よし、たくさん飲もう! ボクチャン、いっぱい頼むからね!」
「頼もしい限りですわ」
 アンナは、勇んで酒場へ歩き出す男を促しながら、チラと後ろを振り向いた。
 そこには高額紙幣を手に頭を下げていたガンニックが、すっかり元の姿勢に戻って、指を振りながらアンナに合図を送っているのが見える。
 意味するとことは「収穫は高額紙幣が五枚」ということである。
 アンナはそれを見ると、この上ないほどの笑顔でパチリとウィンクしてみせた。

532 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:28:38 ID:Y0hIK6mL0
「……へへ、どうやらうまくいっているみたいだな」
 アンナが酒場へ入っていくのを見届けると、ガンニックは一人ごちながら身支度を始めた。
 先頃、たまたま娼婦街で物乞いをしていたガンニックの所に客を連れたアンナが通りかかり、チラチラと手を振って(そのまま後ろをつけて来て)と合図してきたのである。
 人に気づかれぬように行動するのはベガーの得意とする所。
 何かもうけ話かと思い後をつけていたのであるが、これは想像以上の収穫である。
「礼一回でお札が五枚か。これなら山分けしても当分は食うに困らねぇな。今日は一足先に酒屋にでも行って……」
「またそんなことをやって……優雅なものですね、ガンニック君」
 ウキウキと胸算用をしていたガンニックの背後から、やたらと落ち着いた声がかかった。
 ガンニックが振り向くと、そこには長身の男が立っている。
 ただしこの長身の男は、筋肉から贅肉まで、肉という肉を削ぎ落としたような痩躯である。
「よう、ジョシュ坊じゃねぇか! 最近良く会うなぁ」
「ぼくの話を聞いていますか? まぁ、最近よく会うのは確かですが」
「暇なのか?」
「ガンニック君と一緒にしないように。これでもぼくはジャン・バッハ大学魔術学科の研究生なんです。夕方早くから酒屋に行くような優雅な身分ではありませんよ」
 ジャン・バッハ大学魔術学科の研究生ジョシュ・ホフマンと言えば、特に何の経歴があるわけでもないが、とりあえず良く実地に出て研究をすることはある程度知られてはいる。
「てことは、また実地研究とかいうヤツをやってるのか?」
「いや、まぁ、今回はちょっと別の用件で……」
 普段は話し方に歯切れのなさを感じたガンニックは、さらに質問を重ねる。
「何だ? いわゆる別口の仕事ってヤツか?」
「それともまた違うのですが……」
 ガンニックは、ふと、ジョシュの視線がチラチラと動いているのに気が付いた。
 どうやらジョシュの背後にいる何かに気を配っている風である。

533 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:28:53 ID:Y0hIK6mL0
 そっとガンニックが覗き込むと、そこには一人の老人が立っているのが見えた。
 見たこともない服装で、髪はボサボサ、髭も伸び放題、背丈もガンニックほどではないが高くはなく、全体像は薄汚れた徘徊老人である。
「その爺さんは誰なんだ?」
 ガンニックの言葉に、ジョシュは眉根を寄せて応える。
「わからないんです」
「わからないのに連れて歩いてるのか」
「仕事ですから」
「本人に話を聞けばいいじゃないか」
「それができれば、いいんですが……」
 ジョシュは後ろを振り返って老人に視線を向けるが、老人は特に何のリアクションも起こさないままで、喋り出す気配もない。
 ガンニックは合点がいった顔をした。
「なるほど……そいつ、大学に来たんだろ?」
「そうです」
「で、帰れと言っても反応しない」
「そうです」
「用事を聞いても返事をしない」
「そうです」
「でもって、ジョシュ坊は、邪魔者の掃きだめこと貧民街に詳しい研究生ってことか」
「まぁ、そういうことです」
「ゴミ出し係、ご苦労様だな」
「……ただ、あと二つだけ、ぼくがココに来た理由があります」
「二つ?」
「はい。一つは、どんなに動き回ってもこの老人がぼくの後をついてくるのを止めないこと。もう一つは……」
 二人の話が切れると同時に、老人は腰に付けていた容器の栓をキュポンと開けて、中身をグイとあおり出した。
 高級街では絶対にお目にかからないであろう、かなり度数の高い安酒の匂いが、辺りに漂った。

534 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:29:08 ID:Y0hIK6mL0
 アンナの機嫌は、かなり悪いものであった。
 先程まで相手をしていたのは、輸送されてきた品物と一緒にやってきたらしい、金離れの素晴らしい太った男である。
 仕事上、娼婦館『ママ・ダ・ママ』から回って来た客からは、正規料金以上の金を貰っても、店には料金分しか納めなくて良いという不文律がある。
 先程の客の金離れ具合は尋常でなく、店の料金はもちろん、食事代、酒代、ばくち代、服の購入代金、果てはガンニックを使ってまで金を絞り取れるものと、アンナは予想していたのである。
 ところが、男は調子に乗って酒を飲みまくり、アンナの制止も虚しく酔い潰れてしまい、取れたのは最初に貰った少しのチップと、店の料金と、ガンニックに与えられたお札が数枚だけで、あとはちょっとの酒代と、店に泣きついてやっと貰えた料金の一部だけである。

535 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:29:20 ID:Y0hIK6mL0
「酒が弱いなら止めた時に飲むのを止めなさいよ、もう! 全部台なしだわ!」
 誰に言うでもない悪態をつきながら、アンナはとある酒屋の扉を開けていた。
 ギィという音を立てて開く扉には『最重要人物』の文字がかかれている。
 ここがガンニックとの待ち合わせの酒屋、『第二番飯店』なのだ。
 今回、客が途中で酒を飲み過ぎて潰れてしまい、まともに取れたのはガンニックの時の金だけなので、アンナの勢いもすさまじい。
「ダニー(ガンニックの略称)には悪いけど、今回の分け前は七対三ね」
 アンナは店に踏み込むと、鋭く店内を見渡し、ガンニックの姿を探す。
 ガンニックを人の多い店で探すのは容易ではない。
 彼はひどい短躯であり、人込みの中にいると全く姿が見えなくなってしまう。
 アンナは目をしかめて店を見渡そうとしたのであるが、しかしながら、今回はその苦労は必要はないものであった。
 ヒョロヒョロと背丈の高い男が、人込みの中から頭一つ分突出していたのだ。
 長身で痩躯のジョシュと頑隆な短躯のガンニックは、対症的な見た目と中身でありながら、実に仲が良い。
 実際、今もジョシュの座っているテーブルを見ると、ガンニックが人垣から見え隠れしている。
「あら、ジニー(ジョシュの略称)も来てたのね。でも、あのお爺さんは……?」
 微かに不穏な物を感じて、アンナは人込みの中に飛び込んだ。

536 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:29:34 ID:Y0hIK6mL0
 アンナの不安は的中していた。
 ガンニックとジョシュと老人の座っていたテーブルには、酒の容器が山のように積まれていたのだ。
 この容器の数々は、テーブル上を埋め尽くし、いつ山が崩れて床にこぼれ落ちてしまってもおかしくない状態である。
「あ……あ……」
 余りのことに、アンナは言葉を発することができず、目を見開いて三人を見つめるのがことの限界である。
 しかし、当事者であるジョシュとガンニックも同じように茫然自失の体(てい)のようで、平気な顔をしているのは椅子にチョコンと座った老人だけである。
 しばしの間、四人の間に沈黙が降りた。


537 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:30:11 ID:Y0hIK6mL0
「ゲップ」
 数分に渡る沈黙を老人がゲップによって破った。
 思考停止に陥っていた三人は、それによってそれぞれハッと我に返る。
 最初に口を開いたのは、アンナである。
「あ……あんた達、これは一体何かしら?」
 二人は気まずそうに下を向いて答えない。
「ねぇ、早くご説明下さらない……ジニー?」
 アンナの口調がやたらと丁寧な時。それは癇癪を起こす前兆である。
「こ、これは、何と言いますか、何とも言えないと言いますか、まだ解明されていない事象に関する説明はとても危険で……」
 余りの狼狽のため、あやふやな返答を連発するジョシュを見かねて、ガンニックが声を上げた。
「すまねぇ、アンナ嬢! 見ての通りだ!」
「……つまり?」
「酒代が……その……俺達ではどうにもならねぇほど高い!」
 ガンニックの言葉を聞いて、アンナはゆっくりと深呼吸した。
 そうして一呼吸おいて怒りを収めると、アンナはもう一度口を開いた。
「原因は何かしら?」
「そう! それだ! 全部あの爺さんが悪いんだよ! 俺達じゃねぇぜ! あの爺さんが悪いんだ!」
 ガンニックの指さす先では、老人が何をするでもなく、ただボンヤリと座っている。
「あの、ボーっとしたお爺さんが?」
「そうだよ! 確かにつんぼで聾唖……」
 アンナが鋭い視線を発してガンニックを制した。
 こういった事柄に、アンナは特に厳しいのだ。
「俺達ベガーは尊敬の意味を込めてる言ってるんだぜ? 目や耳や口が使えないヤツってのは、そうやって生活してる達人ってことなんだからよぉ……」
「それより、その耳と口が不自由なお爺さんがどうしたって言うの?」
 不意に、テーブルの上からガチャリと音が響いた。
 アンナが見ると、山と積まれた容器の上に、新しい麦酒のジョッキが空になって乗っかっている。


538 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:30:39 ID:Y0hIK6mL0
「ジニー?」
 アンナがジョシュの方を見ると、ジョシュは慌てて首を左右に振った。
 飲んでいないと言いたいらしい。
 もちろん、ガンニックは今の今までアンナと顔を付き合わせていたのだから飲む暇などありはしない。
「まさか……」
 そう言ってアンナが老人の顔を覗き込むと、老人は「ヒック」としゃっくりをして、口から麦酒の泡を飛ばした。
「……嘘でしょ、今まで何もしてなかったじゃないの……ねぇ?」
 アンナが二人に同意を求めるために老人から目を離した瞬間、またテーブル上からガチャリと音がした。
 見れば、今度は度数の高い酒を入れるためのタンブラーが、容器の山の上に追加されている。
 老人はペロリと口周りを舌で舐めた。
「言ったろ? 俺達は何も悪くないんだよ」
「でも、言って止めればいいじゃないの!」
 やっと気持ちを落ち着けることのできたらしいジョシュが、やっと口を開いた。
「アンナ君。何度も言うようですが、その老人は耳が不自由なんです」
「だからって……」
 ガチャリという音と共に、何かの安酒が入っていたのだろうカップが山に追加されている。
 老人は少し濡れてしまったらしい手を、服の裾で拭いている。
「……ちょっと、なら実力行使で止めなさいよ!」
「ぼくが無理なのは当然として、ガンニック君が止めようとしても、すぐに抜け出してしまうんですよ」
「ちょっと、それってどういう……」
 アンナが口を開きかけた時、テーブルからガラガラガシャンガシャンとガラスが地面に落ちる音が響き渡ってきた。
 今さっき追加された容器によって山のバランスが崩れ、グラスやらジョッキやら瓶やらが床に落ちてしまったのだ。
 老人は特に反応を見せることもなく、ボーっとその光景を眺めている。

539 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:30:52 ID:Y0hIK6mL0
「こ……こ……」
 この光景を見たアンナは、言葉を詰まらせ始めた。
 ジョシュとガンニックは慌てて耳を両手で覆い隠し、老人はキョトンとした表情でそれを眺めている。
 アンナは一息、胸に息を吸い込むと、
「こんの……バカ共がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」
 店全体に響き渡るような罵声を放ち、ジョシュとガンニックの鼓膜を手の平越しにビリビリと振るわせた。
 アンナは癇癪を起こすと、その見た目からは想像もつかない声を張り上げるのだ。
 それは、まともに聞いたら、それこそ老人のように耳が不自由になってしまうかもわからないレベルである。
「ハァ……ハァ……」
 シンと静まりかえった店に、アンナの息づかいだけが響いた。
 そんな肩で息をしているアンナに、ボンヤリとした声がかかる。
「凄い声じゃのう。耳が聞こえなくなるかと思うたわい」
 アンナは目を点にしながら、声の主を見た。
 それは、今まで一言も発さなかった老人だったのだ。

540 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:31:19 ID:Y0hIK6mL0
「お、お爺さん、耳が聞こえないじゃなかったのかしら?」
「ワシがそんなことを言ったか? おぬしらが勝手に言うとっただけじゃろうが」
 アンナの質問に、老人は悪びれる風もなく言った。
「まぁ、そうカリカリしてはならんぞ。カリカリしても何ら良いことはないからのう。ホッホッホッホ……」
 老人の朗らかな笑いが、静かな店に響き渡った。
「ご老人、あなたは何なのですか?」
 ジョシュの言葉に、老人が応える。
「何と聞かれてものう。ワシはワシじゃよ」
「名前とか、職業とか、どこから来たかとか、色々言うことはあるんじゃねぇんですかい?」
 珍しく不機嫌さを押し出したガンニック声が老人にかけられる。
「うむ、そうじゃのう……まぁ、取り敢えず、一杯酒をくれんかの?」
 そう言って「ホッホッホ……」と笑う老人を見て、三人はほぼ同時に「ハァ」と溜息をついた。
 一段落ついたのを見て、店は再び喧噪を取り戻し始めた。

541 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:31:37 ID:Y0hIK6mL0
「取り敢えず、自己紹介をお願いできるかしら? お爺さん?」
 床に落ちた邪魔なジョッキを蹴り飛ばして椅子を引き出すと、アンナはどっかりと腰を落ち着けて言った。
「あたしは金欠で困っているの。お爺さんにはキッチリ、払うものを払って貰うわよ?」
「ふむぅ……最近のご婦人は怖い顔するのう」
「いいから、お名前、教えて下さらない?」
 凄味のある笑顔を作ったアンナに、老人は少し驚いた顔して口を開く。
「わ、ワシの名前は『ワン』じゃよ」
「ワン? 聞かねぇ名前だな?」
 横からガンニックが声をかけた。
 ベガー・ギルドは、このジャン・バッハに出入りする物品や人間の状況を掴むのに最も秀でた組織なのである。
 名前すら聞いたことがない人間というのは、数少ない例外に当てはまる人間か、または存在しない名前を語っている人間である。
「爺さん、その『ワン』とやらは、偽名じゃあるまいな?」
「偽名などであるものか! そもそも『ワン』ではなくて『ワン』じゃ! 失礼じゃのう!」
 ワンと名乗った老人は、ワンの部分のイントネーションを正しながら少し怒った口調で言った。
「おぬしの言う『ワン』では王様の王じゃろうが! ワシの『ワン』は忘却の忘じゃ! 間違えるでないわ!」
 微妙なイントネーションの違いでプリプリと怒る老人を見て、ガンニックはヒョイと肩をすくめた。
 人間観察もベガーの得意とする所だが、老人には嘘を言っている気配が微塵も見あたらなかったのである。
 ガンニックの様子を見て、アンナが更に言葉を続ける。

542 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:32:33 ID:Y0hIK6mL0
「どうやら名前は本当のようね。それじゃあ、どこから来たかは言えるかしら? ワンお爺さん?」
「ワンではないと言うておるじゃろうが! まぁ、いいわい。ワシが来たのは『人失せの山』じゃ」
「人失せの山ですって?」
「そうじゃよ」
 アンナはチラリとジョシュを見た。
 ジョシュは一応大学の研究生で、並の人間よりは地理に明るいのである。
 しかし、ジョシュは首を横に振って(そんな山は聞いたことがない)という意思を示した。
「成る程ね……」
 この時、アンナはジョシュとガンニックにチラと視線を送ってみせた。
 ある可能性があるかどうかを確認するために送られた合図に、二人は首肯して返答する。
 アンナはそれを受けると、口を開いた。
「ねぇ、ワンお爺さん、ここの街の名前って何だか知ってる?」
「それくらい知っておるわい。金の国ある、櫓の町じゃろうが」
 三人は合点のいった顔した。
 三人とも『見たこともない服を着て、聞いたこともない異国の名前を口にする、異世界の住人』という噂は聞いたことがあったのでのある。
 老人の正体は、これでほぼ割れたというものである。

543 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:33:03 ID:Y0hIK6mL0
「しかし、何故ジャン・バッハ大学に来られたのですか、ワン老人?」
 ジョシュが、そう疑問を口にした。
 確かに、ワン老人が地球から来た地球人(ヒュマン)であるにしろ、高級街にある大学に来た理由はわからない。
「ん? なんでじゃろうのう。ワシは気づいた時にはヤケに入り組んだ場所に居ての、適当に扉を開けていったら、その大学とか言う場所に出たんじゃよ」
「おい、ジョシュ坊。もしかして、このワン爺さんって貧民窟から来たんじゃねぇか?」
 ガンニックの言葉に、ジョシュは首肯した。
「その可能性は高いですね。マナの濃度の高い所からは、地球人が多く出現すると言う仮説があります。もし、その仮説が正しいとしたら……」
 今までの研究によって、貧民街の中心に存在する貧民窟には、空間が歪む程のマナが溜まっているという仮説が出されているのである。
 その仮説が正しいとすれば、ワン老人が出現した理由も納得できるというものである。
 空間の歪みに捉えられたワン老人は、地球からファルネースへ連れてこられた上、歪められた空間によって大学の構内へ放り出せれてしまったのだろう。
「では、ワン老人、今の今まで口をお聞きにならなかった理由は何ですか?」
「それも不思議な所でのう、町並みが綺麗だった時には、おぬしらが何を言うておるのか全くわからんかったじゃけども、町並みが汚くなって来るに従って段々とわかるようになったんじゃよ。
 わかるようになってからは、おぬしらが酒を飲ませてくれるようだから黙っておったがのう。ホッホッホ……」
「成る程……」
 ジョシュはそう聞いて、ふと黙り込んでしまった。
「どうしたのジニー? 何か心当たりでも?」
「いや、関係のないことかも知れませんが……」
「いいから教えてよ」
 アンナに急かされるようにして、ジョシュは口を開いた。
「この貧民街のマナの濃度が高いことは以前説明しましたね」
「そういえば、そんな話もしてたわね」
「そのマナの効果の一つに、言語能力の補完機能、又は意思の伝達機能があるという説があるんです。もし、全く言葉の通じない人間でも、マナの濃度の高い場所へ行けば意思が直接伝達されるのではないかと考えたのです」
「……難しい話ね」

544 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:33:22 ID:Y0hIK6mL0
 アンナは「ふぅ」と溜息をついて、
「とにかく、ワンお爺さんがココに来た理由はわかったわ。でも、これは別の話よ?」
 と言った。
 アンナの示す先には、テーブルから床にまで散らばった容器の数々が転がっている。
「確かに、その通りですね」
「どうするよ? アンナ嬢の稼ぎで払っちまうかい?」
「それが、あたしの方の客が途中で潰れて、ほとんど稼げていないのよ。ダニーの持っているお金が頼みの綱だったんだけど……」
 三人が難しい顔をつきあわせて話を始めた時、それを遮るようにしてワン老人が声を上げた。
「のう、ご婦人」
「何かしら? あたし達、今は意外と忙しいんですけれど?」
「おぬしが相手しておった客というのは、あの男ではなかったかのう?」
 老人の示す先には、酒場の入り口があった。
 そこには、確かに見覚えのある太った男が入ってきているのが見える。
「あら、確かにそうね」
「ホッホッホ、これならもう一杯酒を頂いても……」
「残念ですど、そうはいきませんわ」
「何故じゃ?」
「何故って、あの男の後ろに何がいるか見えませんの?」
 ワン老人が目をこらすと、太った男の後ろに全身甲冑を着込んだ人間が数人、槍を携えて店に入ってきているが見える。
「これは、良い状況ではないようじゃが?」
「……最悪ですわ」
 アンナの言葉を追うようにして、店中に響き渡る程大きい声が響いてきた。
「ここにアンナ・ディアナって娼婦がいるはずだよ! 出てこいよ! ぶっ殺してやる!」

545 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:33:43 ID:Y0hIK6mL0
「これは一体何事じゃ? あの太った男は何者なんじゃ?」
 ワン老人の言葉に、ガンニックが応えた。
「ベガー・ギルドの調べだと、あいつは貿易商の息子で『ドトマール・フォン・ジャッカル』って言うらしいぜ。息子は息子でも、相当タチの悪いどら息子だとよ!」
「まぁ、見ればわかることかのう」
 見れば、太った男は手下の甲冑兵達に命じてテーブルをひっくり返させ、関係のない客を店の外へ追い出そうとしている。
「随分と乱暴なヤツのようじゃが、どういった因縁があると言うんじゃ?」
「それは、わかりきったことです、ワン老人」
 これにはジョシュが応えた。
「娼婦館でアンナ君を買ったはいいものの、ことの途中で酔い潰れて思いは果たせず。逆上してアンナ君を打ちのめしに来たのでしょうね」
「はぁ、どこまでも性根の腐った男じゃのう!」
 ワン老人は驚きの声を上げた。
「して、どうなさるんじゃ、ご婦人? このまま無謀のままに打ちのめされるつもりかえ?」
「どうすると言われても、逃げれば見つかってしまうし、このままこうしていてもいつかは打ちのめされてしまうワケですし。諦めるしかありませんわね」
「これはサッパリしたもんじゃ! 他に考えることはないかのう?」
「あら、今すぐ死んで後悔するような生き方をするのは、貧民街ではモグリというものですわ。いつ死んでも後悔がないように生きる。それが貧民街住人のモットーですのよ?」
 そう言って、アンナは微笑んだ。
 すぐ側に、自分を打ちのめす兵士が迫っているという状況下でありながら、である。
「成る程成る程! 気に入ったぞ! ワシは気に入った!」
 ワン老人はそう言うと、やおら椅子を蹴って立ち上がると、フラフラした足取りで前へ歩き出した。
 明らかに酔った足つきである。
「ご婦人に、そこな両雄! ワシの国には『犬猫だって飯の恩義は三日忘れず』という言葉がある! いわんや、酒を堪能させて貰って忘れる恩義がどこにあろうや!」

546 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:34:01 ID:Y0hIK6mL0
 老人はアンナの側までフラフラと歩いて行くと、ピタリと足を止めた。
「このワン、その恩義に報いようぞ!」
 老人の言葉に、三人は異口同音に驚きの声を上げた。
 まさかこの酔っぱらいの老人が、全身甲冑の兵士を相手にしようというのだろうか?
 それこそ無謀というものだろう。
「おい、ワン爺さん、死ぬつもりか!?」
 ガンニックの言葉に、ワン老人は呵々大笑して応えた。
「カカカカカッ! ワシを誰と心得る? 遊泳飛龍のワンなるぞ!」

547 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:34:28 ID:Y0hIK6mL0
 ワン老人はグイと腰を落とすと「ハァッ」と酒臭い息を吐いて呼吸を整えた。
 そして、そのまま腕をゆっくりと突き出し、息を吸いながら手を戻していく。
 すると、老人の腕の周囲に霧のようなものが発生した。
「この匂い……お酒の霧ですか?」
 ジョシュの言葉通り、ワン老人の周囲には強烈な匂いを放つ酒気が漂い始めていた。
 それとは逆に、老人の顔からは、どんどん酒気が抜けていっている。
「ワン老人、これは一体?」
「ふぅむ」
 ジョシュの言葉に返答しない代わりに、ワン老人は落ち着いた呼吸をもって応えた。
 その声は、既に酒気の抜けきったものである。
「わ、ワン老人?」
「丹田から腕へ気を送って、身体に残っていた酒気を抜いたのじゃよ。ワシの昆元功で内功を高めたのじゃ」
「たんでん? ないこう?」
 いきなり酒気が抜けた上、聞いたこともない謎の用語を使い始めた老人を見て、ジョシュは困惑した声を上げた。
「知らないならよろしい。その代わり、ワシの活躍をようく見ておくことじゃ」
「はぁ……」
 老人は黄ばんだ歯を見せてニカリと笑うと、しっかりとした足つきで暴れる兵士達の方へ歩いて行った。

548 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:35:16 ID:Y0hIK6mL0
「おい、そこの兵士よ」
「ん? 何だ貴様?」
 兵士の一人が機嫌の悪い声を上げた。
 彼らは正規の運送護衛業者なのだが、現在はどら息子の父親が彼らの雇い主であり、どら息子に逆らえないままこうして動いているのである。
 機嫌が良いはずがない。
「何だジジイ? 俺達は仕事で忙しいんだ。邪魔をすれば、俺らの槍で穴だらけにしちまうぞ」
「何を言うておる。ワシに穴だらけにされたくなかれば、早々にここから立ち去れ」
 まさか、背丈も筋肉もないような萎びた老人にこんな口を叩かれるとは思っていない兵士は、一気いきり立った。
「このジジイ言わせておけば!」
 兵士は槍を構えると、手加減抜きで思い切り老人へと突き込んだ。
 しかし、老人は手をヒョイと槍に手をかけると、身体を捻りながら槍を腰元まで引っ張り込んでしまう。
「これぞ、『飢龍百を喰らう』!」
「な! なん……!?」
 慌てて槍を引っ張る兵士だが、萎びた老人が持っているだけであるのに、槍はビクともしない。
 老人の技とかけ声に驚いた兵士は、何かを言おうとしたが、老人の更なるかけ声がそれをかき消した。
「そして、これが『飽龍千を吐く』!」
 かけ声と共に、老人の腰元にあった手が思い切り突き出され、その手に握られていた槍が兵士を襲った。
 声を上げる間もなく、兵士は槍の柄を突き込まれて吹き飛んでしまう。
「う……げぇ……」
 着ていた鎧がへこむほど突き込まれて、兵士は兜の中から吐瀉物を吐いていたが、老人は気にする様子もなく、兵士をその場に放り出してしまった。
「少しそこに寝ておれ」
 床に転がった兵士に対してそう言うと、老人は滑るような早さで、他の兵士の元へと歩いていった。

549 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:35:53 ID:Y0hIK6mL0
 老人の活躍は凄まじいものであった。
 残っていた四人の兵士を、技とかけ声と共に間に打ちのめしてしまったのだ。
 例えば、足で槍を引っかけて踏み込みと掌底を同時に行う『伸身龍』、一気に兵士との距離を詰める『流雲乗龍』、ゼロ距離からの強力な当て身を行う『突飛崩壁』、抜き手で鎧の隙間を突き刺す『爪突抜塞』等々。
 三人どころか貧民街、又はジャン・バッハに住まう人間誰もが見たこともない技の数々である。
「カッカッカ! これで全部兵士は打ち倒したが……」
「ワン爺さん、後ろに気を付けろ!」
 ガンニックの声で振り向いた老人の横を、光弾が通り抜けた。
 この光弾の射線の元には、ゴテゴテした銃を構えている太った男がいる。
「おい、ワン爺さん! まだデブ野郎が残ってる! あいつ、飛び道具を持ってやがるぜ!」
「カカカ、心配するでない! あれしきならば何てことないわ!」
 老人はそう言いながら、銃を持った太った男――ドトマールの方へと向き直った。
「そこのおぬし。女を金で抱くのも許す。酒に飲まれるのも許すし、金を無駄にばらまくのも許そう。しかし、女の遺恨で人様に迷惑をかけるとと、この状況で銃を抜くという根性が気に食わん!」
 老人はグイと腰を下げて、後ろ足に体重を乗せる、後屈立ちの構えを取った。
「その根性、たたき直してくれるわ!」
「ぼ、ぼ、ボクチャンはパパの息子なんだぞ! パパは偉い商人なんだぞ! こ、この銃だって、か、買って貰ったんだぞ!」
「ご託は十分じゃ! 来るならば、来いっ!」
 老人の声に驚いたドトマールは、思い切り引き金を引いて、老人へと光弾を放った。
 光弾は一直線に老人へと飛ぶと、そのまま老人の突き出された手の平に飛び込み、消えてしまった。
「あれ?」
 当たったと勘違いしたドトマールは、驚きの声を上げた。
「その程度、まだまだ甘いわ!」
 老人は言葉と共に思い切り踏み込むと、思い切り両の掌を突き出した。
「疾ッ!」
「な、何を……」
 ドトマールの言葉は最後まで口にされることはなかった。
 老人の踏み込みと共に放たれたマナの奔流がドトマールの腹部を打ち、完全な行動不能に陥れたのだ。

550 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:36:18 ID:Y0hIK6mL0
「す、凄い……凄すぎますよ」
 ジョシュは驚きのあまり、普段にはない程ウキウキとした声を上げていた。
「何が凄いってんだ? ジョシュ坊?」
 ガンニックの言葉に、ジョシュはウキウキとした声を高めながら応えた。
「あのドトマールが持っていたのは、確か、マナをエネルギーにして銃弾に代えるマナ銃というものの試作品です。あれは最新の研究で作られた、マナ工学の最先端の作品! あれだけでも十分に素晴らしいものですが……」
「ですが、何だ?」
「ワン老人の行ったことはそれ以上に素晴らしいんです! わからないんですか!?」
「乞食崩れの俺に理解しろって方が、無理があるってもんだぜ? ジョシュ坊」
「いいですか、ワン老人はマナを呼吸しているんですよ! マナを吸い込み、それを身体の中でエネルギーとして使用して吐き出しているんです! 今の戦いは、ぼくの研究の研究を裏付け、躍進させる素晴らしい材料です!」
 いつになくテンションの高いジョシュに、ガンニックはタジタジとなってしまう。
「そりゃあ、スゲェな」
「そうですとも!」
 ジョシュは老人の元に駆け寄ると、その手をとってブンブンと振って見せた。
「素晴らしいです、ワン老人! あなたは何て偉大な人なんだ!」
「そ、そうかのう? そう言われると悪い気はせんわい」
 老人は少し疲れた様子で、その手荒い歓迎を受けていた。
「ちょっとジニー、余りしつこくすると、ワンお爺さんも逃げちゃうかも知れないわよ?」
「そ、そうですか?」
「そうよ」
 アンナにいさめられて、自分のハイテンション具合に気が付いたジョシュは、少し赤面して言った。
「すみません、ワン老人」
「いや、気にせんでもいい。ワシの功夫を見て感動して貰えるのは、悪い気はせんでもないからのう」

551 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:36:34 ID:Y0hIK6mL0
 ワン老人は「ホッホッホ」と落ち着いた笑いをすると、チラリとアンナの方を見て言った。
「ところでご婦人。この男の処分はどうするんじゃ?」
 老人の指さす先には、腹をマナの塊で打たれて、まともに息ができないで藻掻いているドトマールの姿がある。
「しばらくは動けないように、キツめに打ち込んでおいんたんじゃが……トドメをさした方が良かったかのう?」
「あら、その必要はありませんわ、ワンお爺さん。こうすれば全部解決しますもの」
 そう言うと、アンナは藻掻くドトマールの懐から財布を抜き出し、紙幣を幾枚か抜き取って見せた。
「これで、あたしの最初の計画通りの金額が入ってきたことになるし、後はお店の支払いに充ててしまえば酒代の問題も解決ですもの」
「この男は放っておいていいんじゃろうかの?」
「大丈夫ですわ。だって、ここはジャン・バッハの貧民街ですもの」
 アンナはにっこりと笑って見せた。
 ジャン・バッハの貧民街の路上にあるもので不必要な物は一切ないと言って良い。
 人であれば、着ている服から、髪の毛、臓器、皮から骨まで、ありとあらゆるものに需要があるのである。
 このままドトマールを転がしておけば、確かに制裁は済むに違いない。

552 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:37:13 ID:Y0hIK6mL0
 取り敢えず事態が収拾したのを見て、ガンニックが口を開いた。
「なぁ、ところでワン爺さんよぉ。あんたこれからどうするんだい? その力と技を使えば世界を股にかけるのだって夢じゃないぜ?」
 ガンニックの言葉を聞いて、しかし、老人は難しい顔をしてみせる。
「それは、ちと遠慮しておこうかのう」
「そりゃあ、またどうして?」
「ワシがこの拳法を習ったのは、まだ赤ん坊に毛が生えた頃じゃった。それから髪が白くなるまでの間、ワシは拳法以外のことは何も知らんかったんじゃよ。
 ところが、ついこの間、ワシは酒の味も女を抱く素晴らしさも知ってしまってな。ちと、まぁ、色々していたんじゃよ」
 老人は照れたような表情で「ホッホッホ」と笑う。
「まぁ、どうやら、この街はワシの居た場所とは何の関係もないようじゃ。向こうじゃと、色々としがらみがありすぎて、酒も女にも不自由する。ここはその点、いくらでも手に入るじゃろう?」
 ガンニックも少しばかり嫌らしい顔つきで「ヘッヘッヘ」と笑った。
「そりゃあ、やりようによっちゃあ、ってヤツだぜ」
「うむ。ならばワシは旅なんて面倒なことはせん。ここで隠居するわい」
 老人はニヤニヤと笑いながら、遠い目つきをした。
 どうやら、これから先のことに思いを馳せているらしい。
「ワン爺さん、どうやら、長い付き合いになりそうだな」
「そうじゃの。まぁ、これからも一つよろしくお願いするわいの」
 二人はお互いに顔を見合わせると、「ホッホッホ」「ヘッヘッヘ」と笑い合った。

553 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:37:28 ID:Y0hIK6mL0
 ジャン・バッハは学術都市である。
 その街に住まう人々の探求心は深く、知性は鋭く、理路整然を好むと言われている。
 しかし、その裏には、全てが混ざり込んだ雑然とした何かが潜んでいる。
 その中で老人が酒を選んだことは、正しいのかどうか。
 それは、また別の者が語るだろう物語である。

554 名前:480 ◆xjZRs5Npvc :2005/05/31(火) 07:37:43 ID:Y0hIK6mL0
 父もいない、母もいない
 帰るべき家もなければ、今晩食べる飯もない
 種銭もない、日銭もない
 旧友などというものは居るわけがない
 日々ただ酒を飲んで便々として生きていられる
 いやぁ、何て素晴らしい日々なんじゃろうのう
 ---貧民街に隠遁したワン老人の手記より抜粋

555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:40:56 ID:Y0hIK6mL0
以上で「酒場の話その三」は終劇
正直、死んでしまったであろうドトマール君の紹介は必要ないと思うので省く

大会で負けて発憤して似合わないカンフー爺さんを出したのは、少し後悔している
後で人物設定を書くから勘弁して欲しい

最後に一つ
アンナ、ジョシュ、ガンニックは原住民だと思ってたんですけど、地球人の方がいいですか>Wiki

じゃあ、急いで出発するです
皆さんノシ

556 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 07:44:16 ID:f65YJnzV0
>>555
うはwwwwww
起きてから読むねww

とりあえずめちゃくちゃ乙。



あ、あと一応里見を人物欄にうpしといた。
見たい方は見れww


んじゃ俺もそろそろ落ちる。
だれか保守頼むノシ

557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:45:24 ID:j2iO/OQU0
>>555
長編乙!
文章自体も素晴らしいクオリティだけど、更に会話が面白いw
爺さんつえーwwww

今日も頑張っていってらっさいノシ

558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:48:12 ID:iIbKFo7C0
今書いてる者だけど、新しくキャラ作ってもいいの?
5人ぐらい増えそうだけど。
なんかキャラ多すぎでワケワカンネwwwwwwwwって方もいるみたいだし

>>555
長編Sugeeeeeeeeeee
後でじっくり読ませてもらうぜ

559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:49:32 ID:Yp+eQ1sx0
うはwww長編は一眠りしてからじっくり読むおwww

>>526
dat取得時にエラーがあったんジャマイカ?
俺さっきJaneでどこかが壊れてた(直ぐ再取得したからどこかはワカンネ)

560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:55:43 ID:bub+dRAa0
起きてきたら長編キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
寝起きの頭で一気に読みまくりんぐwwwwwwwオモシロスwwwwwwwwwwwwwwww
爺さんは酔拳の使い手かとオモタwwwwwwwwwwwwっうぇ

561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 07:56:30 ID:j2iO/OQU0
>>526
分からない・・・俺のは正常に表示されてる・・・とおも
後でサラたん、ちょっとお借りしますね

>>556
今日は本当におつでしたー
これからも頑張ってくらさいノシ

とりあえず昼間では暇なんで保守がてらクオリティ低いのうpします

>>558
俺、ほとんどオリキャラしか出してないw
間口広げすぎて、無駄に人を増やさない限りは問題ないような希ガス
後は作中でその都度人物を紹介して、初めて読む人でもどんな人間なのか、
が分かるようにすれば、問題ない希ガス
何はともあれ、頑張ってw

562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 08:16:43 ID:j2iO/OQU0
うは・・・強烈な勢いでスレストしちった・・・

563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 08:40:28 ID:j2iO/OQU0
(´・ω・)ダレモイナス

564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 08:43:19 ID:bub+dRAa0
げぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
ヒーチャリア王国の設定書いてたらフリーズしたwwwwwwwwwwwwwwww
保存してねーよwwwwwwwwwwwwwwっうぇ

565 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 08:46:17 ID:corgJ+DwO
この時間帯はスレストも仕方ないと思われ
むしろ、名物みたいなものでは?

と言いつつ単発保守

566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 08:48:43 ID:4CGCVJcQ0
うはwwww長編オモシロスwwwwwwww

>564
あるあるwwっうぇwwwっうぇwwwww

567 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 08:57:16 ID:j2iO/OQU0
>>564
あるあるwwwww・・・・・・・(´・ω・)カワイソス
作り直しガンガレwww

>>565
長寿スレを一レス終了。それが俺のスタン(ry
携帯からありがとさんwwwwwwww

568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 09:25:04 ID:j2iO/OQU0
Wikiが充実してきていい感じ。

569 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 09:51:03 ID:j2iO/OQU0
クオリティ高い流れを止めるかも知れないけど、そろそろうpしてもいい?

570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 09:51:32 ID:1/tM6i2l0
俺がサラたん(+エターナ)編の続き書いてると言ったら、殺されそうな気がする件について

571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 10:04:02 ID:j2iO/OQU0
>>570
多分、ギリギリセーフ
頑張ってくださいw

572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 10:17:10 ID:bub+dRAa0
wikiの国の設定にヒーチャリア王国を追加。
まだ途中でゴメスwwwwwwww
つうか、これなげーよwwwwwっうぇwww

573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 10:26:13 ID:j2iO/OQU0
>>572
すげーな。正に歴史だw
激しくお疲れさんw

574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 10:57:20 ID:j2iO/OQU0
何か俺一人浮いてて(´・ω・)ウザス

引っ込むんで、皆さん頑張ってくださいノシ

575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 11:09:54 ID:Yp+eQ1sx0
浮いてない浮いてないwww
賑やかしもモチベ的に重要wwww

576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 11:29:22 ID:4CGCVJcQ0
保守保守
ドラマCDとか作りたいね
女声優がいないかー

577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 12:08:15 ID:f2qXYLQc0
テスト終わったぬー部活終わったら負のエネルギーを制作に注ぎ込むだぬー

578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 12:09:24 ID:bub+dRAa0
腰がテライタスwwwwwww今日は大学サボるwwwwwwwwwっうぇwwwww
創作活動に勤しむかなwwwwwwwwww

579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 12:47:17 ID:DI4z/uy00
チマチマ書いてるけど長くなりそう保守
今日中に挙げるのを目標にしよう

580 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 13:20:54 ID:qYE0KUKqO
もはやう

581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 13:59:29 ID:O8UelyDc0
もはやう
長編読んでテンションあがりまくりんぐwww
爺さんテラカッコヨスwwwwwwww

>>559
サンクスコ
再取得したら直ったやwwwwwwwww

>>561
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 サラたん!サラたん!
 ⊂彡

582 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 14:08:29 ID:qYE0KUKqO
>>570
怒らないから作れたらうp


長編読んだ。
里見とわ戦わしても負けるかも、ヤバスw

やらせてみたいwww

583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 14:37:18 ID:O8UelyDc0
壁┃ω・`)ダレモイナス

584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 14:44:07 ID:rqO6KlHMO
保守兼ねて質問。

作ったらかなり長くなりそうなんだが、
何分割かにして1日ずつ投下という形でいいだろうか?

585 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 14:44:42 ID:qYE0KUKqO
壁┃ω・`)・`)

586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 14:57:39 ID:O8UelyDc0
>>584
いいと思うお
俺もそんな感じだし
または>>460参照

587 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 14:58:29 ID:qYE0KUKqO
それでもいいし、一日に何度かに分けてもいいよ。

とんでもなく長い場合はまとめの人に送るといいかも。全裸で。

588 名前:584 :2005/05/31(火) 15:05:34 ID:rqO6KlHMO
>>586-587
把握した。回答サンクスコ
作りながら少しずつ投下させてもらうよ

589 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 15:09:51 ID:qYE0KUKqO
ガンガレ。



あ、あとレス打とうとして抜けてたんだが、


>りこたん書いてた人
普通に面白かったし、参考になったw
俺もちょびっと書いたから。


エロはまだやめとくおw

590 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 15:31:33 ID:qYE0KUKqO
まったりひるま

591 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 15:53:06 ID:O8UelyDc0
まったりまったり
さて、仕事行ってこよ

592 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 15:58:35 ID:qYE0KUKqO
いてーらノシ


漫画化、CDドラマ化、ゲーム化……何かそんなんが頭めぐってますた。

いつ頃なるかな。

593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 16:00:20 ID:bub+dRAa0
えらく遠大なビジョンだなwwww

594 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 16:03:53 ID:qYE0KUKqO
漫画は週間少年VIPやワロスがあるだろうしゲームはフラッシュでちょびっと出て来たりしてるしゲーム制作ソフト使ってもいいと思う。


まあそれでも遠大だが夢を見るのは自由だw

595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 16:52:05 ID:IBti+lqHO
携帯から保守
いやいや、落ちちゃうってばよ

596 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 16:54:36 ID:qYE0KUKqO
保守サンクス

しばらく用事でチラチラしか見れないorz

597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 17:10:45 ID:corgJ+DwO
激戦保守
昼はdat落ちとの戦いだ

598 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 17:29:54 ID:qYE0KUKqO
なんとなく期待

599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 18:00:26 ID:bub+dRAa0
18時の保守!!!

600 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 18:17:49 ID:qYE0KUKqO
壁┃・ω・`)

601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 18:28:43 ID:04tV/uoX0
華麗にそして伸びやかに保守

602 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 18:30:36 ID:qYE0KUKqO
今日は夜にノーパソ持って友兄の家に行くから期待汁。

603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 18:46:39 ID:Fjw99d7g0
>>602
ノーパソをノーパンと読んでワクテカしそうになった俺ガイル。

604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 18:48:01 ID:bub+dRAa0
>>603
おまいは漏れか。

605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 18:50:33 ID:1/tM6i2l0
オリワに着こうかというサラたんご一行の為に、オリワの街の細かい設定キボン

606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 19:16:37 ID:IvVl0NwM0
ヒーチャリア王国の歴史wwwwww読み応えありすぎwwwwwww

607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 19:18:55 ID:IvVl0NwM0
>>556
勝手に作っていいなら作っちゃうぞー

608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 19:49:22 ID:IvVl0NwM0
【オリワ】
神獣オリワが死んだとき、その血はコタリ山麗より流れ落ち、
豊かなミシズ大河と五つの湖を作ったという。
そのオリワ五大湖に臨む形で作られたのが、カウムースの心臓、大都市オリワである。
もともとは先述の神獣オリワを参拝するための小さな門前町であったのだが、流れの緩やかなミシズ大河による交通の便のよさと
税制の緩さのおかげで魔法の時代中期には、大規模な商業都市へとその姿を変えた。
17氏族全ての氏族街を抱え(といっても、例外的にユシアナ族は小さな小屋があるだけだが)、人種の坩堝とも呼ばれている。
一見すると豊かな都市のようにも見えるが、その恩恵にあやかっているのは一部の特権階級だけであり、
ひとたび裏路地に回れば、このオリワの持つ闇を垣間見ることが出来るだろう。
また、当時としては珍しく民主制を敷いていたのだが、構成民族の夥多による議員の種族の偏りや事実上の世襲、衆愚など、
あまり上手く機能していたとは言い難かったようだ。
問題も多い都市ではあるが、「オリワを見るまでは死ねない」との言葉があるように、
その巨大で絢爛たる世界有数の大都市は、あらゆる快楽や欲求を満たしてくれる魔都であることに間違いは無い。

609 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 20:13:17 ID:8Yzv/lMk0
すげえwwwwwwwクオリティタカスwwwwwwww

610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 20:21:18 ID:bub+dRAa0
>>608
なんか社会風刺ができそうな舞台だなwwwwwwww

611 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 20:29:59 ID:corgJ+DwO
バイト前で忙しいけど、Wikiに酒場の話三に出て来たワン爺さんの設定追加しました
これから3時近くまで書き込めないんで、問題あったら言いたい放題イッチマイナーです

書いてて思ったが、爺さんがペタツヨスな件
いや、ツヨスギな件

612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 20:49:43 ID:bub+dRAa0
あでやかに保守。

>>611
強い爺さんwwww好きスwwwwwwwwwwwwwwww

613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 20:50:29 ID:8Yzv/lMk0
>>611
バイト乙
としつつゴールデンタイム保守


614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 21:11:51 ID:f2qXYLQc0
更に保守

615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 21:25:49 ID:i9q9Xqja0
http://www.vipper.org/vip21425.jpg

ウィス族の女描いてみましたよ。
役所の受付お姉さんのイメージwwwwwww

616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 21:35:55 ID:IvVl0NwM0
(*´д`*)ハァハァ


(・∀・)イイ!!

617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 21:36:05 ID:bub+dRAa0
ちょwwwwwwwスリット!wwwwスリット!wwwwwwwwwwwwwwwwww

618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 21:50:33 ID:fNd0jLAd0
帰宅保守
キーボかいかえたwwwwwwww

619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 22:19:40 ID:04tV/uoX0
保守wwww>>618何があったのか詳しくwwwwwwww

620 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 22:26:56 ID:v6P07WgA0
今晩も有象無象描くよ!

621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 22:32:37 ID:7RNO4V450
>>620
うはwwwwwキタwwwwww

622 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 22:57:46 ID:7RNO4V450
俺もスレスト属性もってんのか・・・

623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 23:07:08 ID:U2PHLhrq0
たまたまタイミング悪かっただけだ。気にするな

624 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 23:11:52 ID:qYE0KUKqO
シフトキー乙w

俺もキーボードイカれそうw

オリワかなりクォリティタカスww

625 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 23:24:49 ID:1/tM6i2l0
あり得ない時間帯に寝てしまった件について

>>608
アリガトンwwwwwwww恩に着るwwwwww

626 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 23:41:44 ID:qYE0KUKqO
>>607

おう、頼むw

627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 23:47:06 ID:IBti+lqHO
バイト休憩中に保守
今日忙しすぎ……orz

628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 23:48:03 ID:f2qXYLQc0
保守
ぬあー負のえねるぎぃではクオリティの低いものしか創作できんのかー 晒せそうにねーや

629 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/05/31(火) 23:51:59 ID:qYE0KUKqO
昨日は負のオーラだった件について

630 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/05/31(火) 23:57:01 ID:v6P07WgA0
http://www.vipper.org/vip21553.jpg
ローグ化に向けてユニットデザイン進行中だお^^

冗談はいいとしてうpロダ繋がるまで30分かかったぜおkkkkkkk^^^^^^^^

631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:00:23 ID:J4zc6hiT0
>>630
これなんて設定画集?
上段真ん中の亀?にハゲモエスwwwwwwwwwwwwwww

632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:18:41 ID:0B8pDu0b0
http://www.vipper.org/vip21567.jpg
最近どうよ族長の娘

今日は何描こう/ ,' 3  `ヽーっ

633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:20:17 ID:J4zc6hiT0
>>632
これなんてもののけ姫?
横顔凛々シスwwwwwwwwwwwwww

634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:23:26 ID:u6ByyNGw0
絵師さんクオリティタカスwwwww
そろそろ賑わってくる時間だな

635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:30:38 ID:1mOlSQ1E0
ローグ化して欲しいwwwww

636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:47:22 ID:DTB99Ttk0
>>632
かわいいし、かっこいいよ娘




637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:49:16 ID:Mv9rH1+Y0
>>633
けなげっ娘

638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:49:52 ID:Mv9rH1+Y0
またやったしwwwwwwwwww>>632の間違いwwww

639 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 00:51:28 ID:U5U44zAwO
終わり。
帰宅するお

640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:52:11 ID:u6ByyNGw0
ああ、そういえばマナを介した会話って
話しかけた相手にしか聞こえないのか
周囲にも聞こえるのかどっち?
両方とも可能なら普通はどっちで話すのかも知りたい

641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 00:59:01 ID:Ex4RyzgG0
>>630>>632
うはwwwwモエスwwww

スマソ、時間無い上に遅筆だから完成してから投下しようと思ってるんだorz

642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:01:17 ID:0B8pDu0b0
>>552
http://www.vipper.org/vip21619.jpg
おじいちゃんビンビンですフゥゥゥウーーーーーーーーーーーーーーー!!!

作家さん達頑張ってくれ!鰯やるから!

643 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 01:06:07 ID:U5U44zAwO
基本はみんなだが、上手いことマナをコントロールできるなら個人同士も可能とか。

傍受や妨害も出来そうだが

644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:08:56 ID:u6ByyNGw0
>>643
傍受とか妨害とか今まさに書こうとしてますた

645 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 01:10:54 ID:U5U44zAwO
>>644
ケコーン

646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:15:44 ID:0B8pDu0b0
http://www.vipper.org/vip21636.jpg
ほら鰯(?)!

がんばってくれ作家さんおkkk!!

647 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:23:35 ID:u6ByyNGw0
鰯ワロスwwww

648 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:25:52 ID:gE6u1qyMO
ちょっと質問。
携帯からだと見えないんだけど、WIKIの地図ではノヴァラは海の近くにある?
それと、海・陸どちらの場合でも、貿易に適してそう?

649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:40:53 ID:u6ByyNGw0
>>648
海は近いってほどの距離じゃないけどそう離れてない位置にある
近くに河があってそれが海まで繋がってるから海関係の貿易はできるっぽい
陸は正直微妙かも

650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:43:08 ID:u6ByyNGw0
それと登場人物の名前希望
9歳の女の子の名前
できれば3文字以内で

651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:44:35 ID:1mOlSQ1E0
ノヴァラの集落はイセリーナの森に囲まれてるな。
貿易には向かないかも

652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:44:40 ID:U5U44zAwO
アリア

653 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:46:13 ID:Mv9rH1+Y0
>>650
イザヤ


654 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:47:59 ID:gE6u1qyMO
>>649>>651
ありがと。
うはーwwwww書wwきwwwww直しw

655 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:48:28 ID:1mOlSQ1E0
アン。
本名アンジェリカ

656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:52:27 ID:Mv9rH1+Y0
>>654
がんばっれwwwwwww俺もwwwwww思い切って一回書き直したことあるwwwwwww

657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:57:08 ID:u6ByyNGw0
それぞれの元ネタは
アリア=独唱歌
イザヤ=どっかの予言者
アンジェリカ=天使
であってる?
どれも迷うwwwww

658 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 01:58:36 ID:U5U44zAwO
>アリア
正解w

659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 01:58:41 ID:1mOlSQ1E0
ごめんw
元ネタはアンジェリーナ・ジョリーwwwww
まんまは不味いと思ったからwwwwww

660 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:00:25 ID:9S1Rmhw5O
>>655
ガンスリンガーガールを思い出した
アンジェカワイソス(´・ω・`)

661 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:01:18 ID:Mv9rH1+Y0
>>657
ソレダwww

662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:02:42 ID:u6ByyNGw0
決まらNEEEEEEEEEEEEEE!!!

663 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:04:29 ID:0B8pDu0b0
http://www.vipper.org/vip21678.jpg
ほら鰯!!!!!!!

>>662
外観くれれば先行で描くお

664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:05:00 ID:1mOlSQ1E0
(*´д`*)ハァハァ

665 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:12:13 ID:gE6u1qyMO
はい修正おそらく完了投下しまーす。


これは、
「ミディリア大陸、魔法時代末期、
 ケルトラウデ帝国の凋落後、群雄割拠する都市国家(アテネとかスパルタみたいな感じ)
 の時代」
って設定の元に書いてます。設定が合わないなら要スルー。
ついでに教えてくれると嬉しいかも。


あと、今回からトリップ付けます。次回があるか分からないけど。

666 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:12:20 ID:u6ByyNGw0
>>663
髪はセミロングで肩に掛かるか掛からないかぐらい
目はちょっとツリ目で生意気そう
身長は120cm位
あとはまだ全然決まってません

667 名前:ぼくはサムライ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:13:19 ID:gE6u1qyMO
 黒武者十日夜(くろむしゃ・もえ)の人間性を語るなら、それは『男殺し』の一言に尽きる。

 まず見た目からして蠱惑的だった。
 拘束衣とドレスの合いの子みたいな真っ黒の民族衣裳(?)に、百合のように白く細い身体を包んでいる。
 それに加え、真っ黒なルージュを引き、柄や鞘の拵えはおろか刀身まで漆黒の日本刀を常に抱えるその姿、
鮮やかな白と黒のコントラストは、見る者の心を奪わずにはいられなかった。
「民族衣裳じゃなくてゴスロリだよう。こう見えてもね、原宿辺りじゃちょっとした顔だったんだ。
 って、言っても分かんないか」
 とは本人の弁。


 ここ最近、ブエンディア大佐の目覚めは困惑に満ちている。
「あ、お早よう大佐。やっと起きたんだね。お寝坊さんだぞっ」
「……なあ、クロムシャ」
「お早ようって言いなよ、大佐」
「私の寝台に潜り込むのはやめてくれないか」
 起きたらまず、首にしがみつく十日夜の腕を解くことがブエンディア大佐の毎朝の日課となってしまった。
 いったいなにが面白いのか、十日夜はブエンディア大佐の寝室に夜な夜な忍び込んでは、こうやって彼を
抱き枕代わりに用いている。
「えー、でも、大佐ってばとってもいい匂いがするんだよう」
 そんなことをとても可愛い顔で言ってのける十日夜に、ブエンディア大佐はほとほと困り果てていた。
 十日夜が今着ているのは例の民族衣裳ではなく、ブエンディア大佐の細君から借りている寝巻だ。薄い胸
板、細い腰、小さなお尻が無意味に強調されている。
 なんと言うか……色んな意味で目の毒だ。もっとゆったりした寝巻を仕立ててやらねばならない。
「クロムシャ、今日は予定があるのか?」
「ないよう。ヒマヒマヒマ」
「なら、街に出掛けよう。君はもう少し、身の回りの品を揃えたほうが良い」
「え、嘘、デート!? わーい!」
 十日夜がブエンディア大佐の首に飛び付くのと、細君が寝室のドアを開けるのは、ほぼ同時だった。
「あなた、モエちゃん、朝食の用意が―――って、あなたっ! あああ朝っぱらからなにを破廉恥な」

668 名前:ハツカネズミ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:14:54 ID:gE6u1qyMO
「しっかし、見事なモミジだねえ」
 ブエンディア大佐の横顔を覗き込みながら、十日夜は感心したように頷いている。
 彼の頬には、細君の手形が紅く印されていた。
「痛い?」
「いや……」
「ゴメンね、ぼくのせいで」
 『目で殺す』を地でいく、十日夜のチャームアイに射抜かれ、ブエンディア大佐はたじろぐ。
「問題ない」
「でも、ぼくは大佐を護るのが仕事だから、それなのに怪我させちゃダメだよね」

 ブエンディア大佐はアガレスの連絡将校である。
 同盟国との条約によってその同盟国に配属され、そこで任務を行なう。
 その内容は両国間の連絡が主であるが、弱い威力の人質・公然スパイといった、意味があるんだかないん
だかよく分からない性質も与えられている。

 そして、赴任先の情勢の悪化に対応して、彼の護衛として本国から送られてきたのが、十日夜である。
「大佐の護衛はこのぼく、プリティでロリロリな黒武者十日夜にお任せだよっ!」
 とかなんとか意味不明なことをのたまいながら、例の格好で官舎に転がり込んできたのが最初の出会い
である。
 護衛が来る、という話は聞いていたが、こんな幼女然とした人間がくるとは聞いていなかった。
 しかもこいつはファルンではなく、ヒュマンであるらしい。
 経歴不明の権化を護衛に寄越されても逆に身の危険が増えるだけではないか、とブエンディア大佐は思っ
たが、実際、腕は立つ。その実力を何度か目の当たりにして、ブエンディア大佐は十日夜を信用するように
なっていった。

 しかし、それは決して喜ばしいことではない。
 それはつまり、この街がどんどん物騒になっていくことの証明にもなっているからだ。

 そう、この街――ノヴァラはすっかり物騒になってしまった。
 『傷だらけの魔女』スゥ=フォルナ=フォルマと、『獣人』黄飛虎が街に現れてから。

669 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 02:15:10 ID:zYOPpSuS0
友兄宅到着。

さ、絵師がいっぱいいますよおまいらwwww

670 名前:ハツカネズミ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:15:47 ID:gE6u1qyMO
 剣の街ノヴァラ。『剣の英雄ノヴァラ』ゆかりの自治都市、いわゆる都市国家である。
 近くには同じくノヴァラゆかりの剣の塔がそびえ立っており、それを目当てに世界中から剣豪が集まる。
 ミディリア大陸に於いてケルトラウデ帝国の権威はすでに地に堕ち、あらゆる国が競って領土を拡大しよ
うとしのぎを削る、怒濤の時代へ突入していた。
 そんな中、ノヴァラだけは「鎮国」を公言してその争いを傍観していた。
 ある意味、というか正に周辺国家にしてみれば、絶好の侵略の的である。
 にもかかわらずノヴァラが自治を維持できたのは、『剣の英雄ノヴァラのお膝元』、武芸の街という
特殊性に加え、周辺国家の足の引っ張り合いが微妙なパワーバランスを生み出していたからだ。

 だが、その奇妙な安定も永遠に続くものではなかった。


 その頃、ミディリア大陸のあらゆる勢力が必死になって動向を探る、一組の男女がいた。
 そいつらの目的がなんなのか、いや、そもそもそいつらに明確な目的があるのか、誰も知らない。
 ただ、そいつらはあまりにも強かった。
 覚醒種のように強大な魔力を有しているわけではなく、神具のような超常の力を行使しているわけでもな
い。能力的には、平凡から抜きんでているが特殊の域には達していない、そんなレベルだった。
 それでも、そいつらは強かったのだ。
 合計で7つの関所を破り、13の幻獣を屠り、29の刺客を返り討ちにし、そしてついには完全武装した77人
構成の騎士団を壊滅させた。
 強くないのに強い――その謎は世界の注目を集め、それを知るために多くの犠牲が払われた。
 スゥ=フォルナ=フォルマと黄飛虎、この二人の強さの秘密こそ、今の世界で最も貴重な情報だった。

 この二人がノヴァラを訪れた瞬間、ノヴァラを守護していた天秤の針は大きく揺らぎ、しばらく街に滞在
するらしいと判明した瞬間には、永きに渡って続いていた精妙なパワーバランスは崩壊した。

 爛熟した安寧に依存し、積極的な外交能力を鈍るに任せていたノヴァラが、そのツケを払う時がきたのだ。

671 名前:ハツカネズミ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:16:37 ID:gE6u1qyMO

 まず、近隣国がこれまでの態度から手のひらを返して、無茶難題とも言える内容の条約を求めてきた。
 断り続ければ実力行使も辞さず、といった構えである。
 有事の際に後ろ盾になるような国家は、同盟都市アガレスだけで、いかに精神的に大きな意味を持つ大国と
はいえ一国だけでは正直、心許ない。
 そんなノヴァラの足元を見透かすように、幾つかの大国が傘下に加わるようにと打診をしてくる。
 ノヴァラ自治議会内部でも対処に於いて意見が大きく別れ、内紛の一歩手前という段階までに発展する。
 多くの国家の野心と思惑が入り乱れ、ノヴァラは瞬く間に混沌の渦に叩き込まれた。

 昼間はまだ、以前のような秩序を保っている。だが、夕暮れになると街の姿は一変する。
 各国間の裏工作と諜報戦が繰り広げられ、その血の匂いに当てられた、本来は親ノヴァラ派であったはず
の武芸者たちまでもが思い思いの勢力に肩入れして暗躍する、それはまさしく魔都であった。

 革命と閉塞と。
 人の熱気が渦巻く中で、時折ただよう血と死の匂い。
 それが今のノヴァラだった。


「すっかり遅くなったな……急いだほうがいい」
 黄昏に染まる路地裏を急ぎながら、ブエンディア大佐は不安げに呟いた。
「大丈夫大丈夫、ぼくがついてるじゃん」
 なぜか嬉しそうに、十日夜が応える。その仕草は夕暮れの日を浴びて、いっそう美しく見える。
 ふと、ブエンディア大佐の手に冷たいものが感じられる。それは十日夜の細い指で、絡み付くような感触
に、彼は思わずどきりとする。
「……クロムシャ?」
「大佐、止まって」

672 名前:ハツカネズミ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:17:24 ID:gE6u1qyMO
 路地の先、一人の男が行く手を塞いでいた。男はゆっくりとブエンディア大佐の正面に立つ。
「アガレスのアルカディオ=ブエンディア大佐とお見受けする」
「ああ、そうだが……君は?」
 男は抜き身の短剣を両手に握っている。最初からそのつもりでいることは間違いない。
「あなたに恨みは無いが、死んでもらう」
 その目付きは剣呑な色を帯びていた。下手な動きを見せると、すぐさま切り掛かってくるだろう。
 さすがに緊張するブエンディア大佐だったが、
「大丈夫」
 そう言って、十日夜がブエンディア大佐を背後に庇った。
 おそらく十日夜のことをブエンディア大佐の小さな妾くらいにしか思っていなかったのだろう。男は怪訝
そうに十日夜を見る。
「なんだ? 女子供の出る幕では――」
「運がないね」
 十日夜がぼそりと漏らす。
「な……?」
 十日夜が、一気に間合いを詰めてくる。左の腰にためた日本刀が抜かれようとしていた。
 男の思考が十日夜を敵として認識するより先に、一流の暗殺者としての本能が男自身に反応を促した。
 男は逆に半歩下がり、左半身を前に出す。
(左で受けて右で殺す!)
 両手にそれぞれ握った短剣の重みを確かめ、今度は理性の声を脳内に響かせる。
 十日夜の動きにタイミングを合わせ、男は左腕を差出し――

 どすっ。

 男は、血の気の引くのを感覚しながら自分の左腕が宙を舞うのを見ていた。
(最初から……オレの腕を狙っていたのか)
 男の想定外の事態であった。
 「戦いとは即ち一撃必殺の応酬だ」という、暗殺者に特有の固定観念が、その失策を呼んだのだ。
 十日夜がゆっくりと近づく。男はこれ以上は無駄であると痛感しながらも、残った右腕をそちらへ向けた。

673 名前:ハツカネズミ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:18:10 ID:gE6u1qyMO
「で、どうする? 続ける? 無理だろうね、あんたの刺客人生、もう終わりっぽいもんね。
 まあもし、この世が生きていくに値しないものになっちゃったって言うなら……
 手伝ってあげないこともないけど」
 茫然自失な男の意識にも、それが介錯の申し入れであるということは理解できた。
 冷たい声、冷たい瞳。だが、これまでに出会った誰よりも、美しかった。
「貴様……何者だ」
 言いざま、男は最後の力を振り絞って、ブエンディア大佐に狙いを定めて右腕を振りかぶった。
 それが徒労に終わると確信しながら。
 果たして、男の首に冷たい感触が差し込まれる。最後に働いた男の感覚は……聴覚だった。
「ぼくは、サムライ」

674 名前:ハツカネズミ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:18:58 ID:gE6u1qyMO

 官舎の玄関前で、ブエンディア大佐は立ち止まった。
「どしたの、早く入ろうよ。ぼく、お腹ぺこぺこなんだよ」
「クロムシャ」
 声音に潜む真剣さを汲み取って、十日夜は姿勢を正してブエンディア大佐へと向き直る。
「はい」
「正直なところ……私は人が死ぬのを見るのは嫌いだ。君が人を殺すのを見るのも、快く思っていない」
「ぼくは人が死ぬのを見るのは好きです。人を殺すのも……まあ相手によりますけど、おおむね好きです」
 あまりにもさらりと言うので、ブエンディア大佐は二の句が継げない。
「しかし、君……」
 十日夜はこっくり頷き、そして微笑んだ。
「だから大佐、貴方はぼくの希望です。
 人を殺すしか能のないぼく、人を殺すことしか考えられないぼく、それでも、そんな貴方がぼくを使って
くれるなら、なにか意味のあるものを生み出せるかも知れない。
 貴方がぼくの主君になってくれるなら、ぼくは人を生かすために刀を振るえるかも知れない。
 貴方はぼくのことをどう思ってるか分かりませんが、
 ぼくは貴方のしもべです。この身の全てを貴方に捧げる準備はできています」
 真っすぐにブエンディア大佐を見つめる十日夜へ、彼は、なにかを言おうと口を開いた。

675 名前:ぼくはサムライ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:19:48 ID:gE6u1qyMO
 その時、玄関の扉が開かれ、顔を真っ赤にしたブエンディア夫人が表れた。
「あああああああなたっ!! 私という者がありながらそんな小さな子に手を出すつもりですかっ!
 モエちゃんも! 捧げるとか捧げないとかもうちょっと操は大事にしなさい!
 もっと大好きな人が現れるまで初めては大切に取っておくのいいわねっっ!?」
「おい……もっと冷静になれ。私がそんなことをするわけ、ないだろう」
「分かりませんよあなた昔っから手が早いじゃありませんか可愛い子には目がないじゃありませんか!」
「しかしだな、どんなに可愛くても、クロムシャは男性だぞ」
「それでもっ!」
「あ、ぼく、大佐ならオールオッケーだよっ。多分」
「ほーらほらほらほらモエちゃんはこう言ってますよあなたもオールオッケーなんですかそうなんですかっ!?」
「クロムシャ……頼むから話を引っ掻き回さないでくれ」



 ブエンディア大佐にとって、黒武者十日夜との出会いが良いことなのか悪いことなのか、
 それはまだ誰にも分からなかった。

676 名前:ハツカネズミ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:21:09 ID:gE6u1qyMO
お仕舞い。以下は人物設定。あったほうがいいんだよね。

【名前】黒武者十日夜(くろむしゃ もえ)
【性別・年齢】13 男
【種族】ヒュマン 日本人
【口癖・口調】普段は甘えた口調。「〜だよう」「〜だよっ」
    攻撃的になると怜悧になる。
【活動した時代】魔法時代末期
【詳細】ゴスロリ女装少年。無銘の黒刀を所持。
    きっと逆ジェンダーのM。
    地球で示現一刀流を修めていたが、ファルネースでかなりのアレンジが加えられた。


【名前】アルカディオ=ブエンディア
【性別・年齢】34 男
【種族】アガレスの傍系
【口癖・口調】落ち着いた口調。
【活動した時代】魔法時代末期
【詳細】神殿都市アガレスのエリート軍人。現在ノヴァラに出向中。
    なんかものすごくはっちゃけてる奥さんがいる。
    「王道」とか「英雄」とか、そんなイメージ。

677 名前:ハツカネズミ ◆UIxKy8r6BM :2005/06/01(水) 02:23:01 ID:gE6u1qyMO
あと、前スレに晒した『Girl meets boy,nakedly』の登場人物設定。
まだ覚えていたら読んでくだちい。

【名前】スゥ=フォルナ=フォルマ
【性別・年齢】14 女
【種族】ファルン。特に血筋とかは無い。
【口癖・口調】控えめだけど、ちゃんと女の子した言動。
【活動した時代】魔法時代末期
【詳細】「魔法時代から機械時代へ」の原動力の一端を担う、などとおぼろげに考えながら創ったキャラ。
    胸のタトゥーと母親に秘密が?(まだ考えていない)


【名前】黄飛虎(ホワン フェイフー)
【性別・年齢】15 男
【種族】ヒュマン 北京人
【口癖・口調】北京語しか話せない。
    スゥに教えてもらって、徐々にファルネースの言葉を覚えてゆくんじゃないですか?(か?で結ぶ無責任)
【活動した時代】魔法時代末期
【詳細】「魔法時代から機械時代へ」の原動力の一端を担う、などとおぼろげに考えながら創ったキャラ。
    中華の科学は世界一ィィィッッ!!って思想の元に強化処理を施されたフォーティファイド・ヒューマン。

678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:28:41 ID:0B8pDu0b0
>>666
http://www.vipper.org/vip21702.jpg
こんなん?
もっとゴージャスーな顔の人?

679 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 02:29:26 ID:U5U44zAwO
割り込んだ件orz

680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:36:20 ID:u6ByyNGw0
>>678
ツボキタwwwwwww
まさにこんなかんじwwwww
しかし1時間経っても名前を決められない俺ガイルorz
もう自分じゃ決められないっぽいので絵師さんに名前付けてもらいたいんだがどうか?


681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 02:36:54 ID:Mv9rH1+Y0
>>678
ナンカキタwwwwwwwww
書いてもらってウラヤマシスwwwwwwwwww
自分の小説内でえがいた人物を絵描きさんに描いてもらうのって、かなりうれしいよなwwwwww

>>676
女装少年wwwwww守備範囲外だが不覚にも萌えたッッッッw

682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:04:02 ID:Mv9rH1+Y0
orz

683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:04:34 ID:u6ByyNGw0
この時間にスレストorz
ところで友兄宅の絵師さん達は?

684 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 03:09:04 ID:U5U44zAwO
いま里見書いてるおw

リクエストくれらしいw

685 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:14:30 ID:Mv9rH1+Y0
>>684
僕は、>>241のコリンちゃん!








すいません厚かましくてorz

686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:15:47 ID:0B8pDu0b0
>>680
http://www.vipper.org/vip21727.jpg
ネーミングとか苦手ダーヨ/ ,' 3  `ヽーっ

687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:16:23 ID:u6ByyNGw0
僕はかみや(ry

688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:21:37 ID:Mv9rH1+Y0
>>686
   決        定

689 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:26:31 ID:u6ByyNGw0
>>686
同じく

    決        定

690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:27:45 ID:I5+RkeNo0
さて、予告通りバイトを終えてきた酒場の話@480なわけですが
おまいら長いのわざわざ読んでくれてありまとう
どうやらワン爺さんはファルネースの市民権を得た、ということでおk?

>>642
うはwwwお爺ちゃんテラ元気wwww
絵師さんクォリティペタタカスwwww


ところで、ちょっと質問したいことがあるんだが、人居る?
酒場の話を読んでくれている心優しい人だと、更に嬉しいんだけども

691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:29:05 ID:u6ByyNGw0
居るし読んでる

692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:35:52 ID:I5+RkeNo0
人居て良かった
ちょっと質問させて頂きまつ

今現在、物語に登場するジョシュ、ガンニック、アンナの三人はWikiに登録されているワケですが、
分類が「地球人」の所になっています。
しかし、私は「原住民」だと想像して書いていました。
読んでくれた人は、どちらを想像していたのでしょう?
是非、教えてくだちい。

693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:38:34 ID:u6ByyNGw0
もちろん原住民で

694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:39:28 ID:0B8pDu0b0
ちょっとした手違いだとおもーよ>設定項

695 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 03:42:29 ID:U5U44zAwO
>>685
承りましたw

696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:46:26 ID:I5+RkeNo0
あ、やっぱりそうですか。
良かった良かった、自分がヘボったのかと思ってヒヤヒヤしてしまった……。
>>693>>694、ペタサンクス!

さすがに、昨日の今日では投下用のブツができないんで、これを糧に次のヤツもガンガろうと思います。
流石に体がもたないんで、今日は落ちです。
この時間までガンガるおまいらを愛してるノシ

697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 03:50:06 ID:Mv9rH1+Y0
>>696
おやすみ。次回作もマッタリ激しく期待する。

698 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 04:18:08 ID:Mv9rH1+Y0
>>695
>>1の友兄の絵を夢見つつ、俺も就寝しまつノシ

699 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 04:33:12 ID:zYOPpSuS0
今例のうpろだに上げようと四苦八苦中。

ほかのうpろだでもいいからくれたらそっちでもあげるお

700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 04:52:51 ID:8EIx5rSd0
移転マジビビリwwwwwwww

>>206
http://www.vipper.org/vip21757.jpg
エレシュさん
時間掛かった上にベタベタおkwwwwwwwwwww
やりなおし

701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 04:54:29 ID:UulTSo760
うはwwww鯖変わってて焦ったwwwww

>>699
おつかれさま。今更だけど、
定番     →ttp://www.vipper.org/
保持数多い→ttp://www.imgup.org/

神さまの新しいロダは不調なんでしょうか?
がんばってくらはいw

702 名前:matari@FLA ◆dClg0z.eM2 :2005/06/01(水) 05:01:28 ID:oSUI2drj0
なんか画像が途切れてましたねぇ・・・

一応消しましたが原因は不明です。

移転してて一人パニくってた(専ブラ

703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 05:15:35 ID:zjysD5nU0
最近保守作業しかしてない希ガス

704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 05:16:37 ID:oSUI2drj0
新鯖不安定なようで・・・

てかあれだ
てっきりサイズがでかいとうpできないのかと思ったらそうでもなsage
>>1があげられない理由がわからないのでえろい人教えて

705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 05:17:38 ID:oSUI2drj0
>>703
作品投下されてるお
過去ログ参照

706 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 05:25:40 ID:ued84l1t0
ttp://www.vipper.org/vip21769.jpg

>>701
サンクスコ

707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 05:28:11 ID:oSUI2drj0
>>706
なんかエラーでも起こった?

708 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 05:36:41 ID:2IEfHBuQO
わからん。
うpしようとしてサーバーに繋がらなかった。

709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 05:38:00 ID:oSUI2drj0
>>708
またテストで適当にあげてみて

じゃぁおちる

710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 05:44:50 ID:hXZv5e+W0
>>700
凛々しさが良く出てて(・∀・)カコイイ!!

>>706
すげー描き込みとか何から何まですげー
絵の才能がある人が羨ましい。文章の才能がある人も羨ましいけどw

>>709
おつかれさまノシ

711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 06:25:00 ID:hXZv5e+W0
よーし、パパスレストしちゃったし、誰からも望まれてないのにうpしちゃうぞー

昨日作ったクオリティ低いやつだけど、こわ・・・怖くなんか・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

712 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 06:28:33 ID:hXZv5e+W0
『閑話休題 -サラとりこのドキドキピクニック編-』 R-15指定版(仮)
注:本編とは何のつながりもありません。キャラが違っても怒らないでください。
サラたんの生みの親さんと、りこたんを描いてくれている裸氏に感謝いたします。


今日もお日様は暖かく、絶好のお出掛け日和となっていた。
サラと理子はお弁当を持って森へピクニック。
木漏れ日は清々しく、新鮮な酸素を取り込んだ体が喜んでいる。
二人はおしゃべりをしながら、森林を散策していた。

「ん〜いい天気! 森林浴って気持ちいいね〜」
「はい、そうですね! あ、でも……」
「ん? なあに? 悩み事? お姉さんに何でも言ってご覧?」
「はい、あの……私たち時代設定が合わないと思うんですけど……」
「ブーブー! なあに?
. サラちゃん、設定とか細かいことばっか気にしてると、立派な大人になれないぞー」
「は……はぁ……そうですか……」
「今日はさ、ピクニックなんだから、楽しく行こう! はい!
. おっ弁当、おっ弁当、うっれしいな〜♪ ほら、サラちゃんも一緒に!」
「あ……は、はい。お、おっ弁当、おっ弁当……」

二人はスキップをしながら森の中を進んでいった。
……サラのスキップはかなり不器用ではあるが。
しかし、世界はそんなほのぼのとした光景を許すほど甘くはなかった──

713 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 06:30:37 ID:hXZv5e+W0
森を軽快に歩く二人の前に、突如として三人の男たちが現れた。
生業としての武装された盗賊ではなく、暴れまわることしか脳のないチンピラのようである。
「おうおう、女二人で森の奥までお散歩とは、随分楽しそうじゃねえか」
「うぇっへっへ……」
「ほ……ほきょー!」
 三人はお決まりの文句で脅しを掛けた。
そして、男たちはすかさず二人を取り囲むと、にじり寄って間合いを詰めた。

チンピラとは言え、大人の男三人である。
ファルネースへ来て、体力に多少の自信はついたものの、理子は修羅場に慣れていない。
「うう……これはヤバイかも……」
 理子はサラを後ろに庇いつつ、様子を窺った。
サラは理子の腰にしがみついて、怯えた表情を見せる。
しかし確実に、少しずつ二人は行き場を失い、追い詰められていった。

714 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 06:31:27 ID:hXZv5e+W0
二人がほぼ完全に逃げ場を失うと、じっくりと二人の値踏みをしていた男が声を掛ける。
「へっへっへ……可愛いお嬢ちゃんたちじゃねえか……」
 そう言って、蛇が這い回るように、手にしたナイフを舐め上げた……その瞬間。
「……どれ、どんな味してるん……っていへぇー! いへぇ、いへぇよあにひぃ〜!」
ナイフの男は舌から血を撒き散らして、飛び回った。
「慣れないものを使うからだ、馬鹿者! いいからお前は黙ってろ!」
 兄貴と呼ばれた男がナイフの男の後頭部に張り手を入れる。
小気味いい音が森に響いた。
するとその音に反応し、明らかに目の焦点が合っていない男が奇声を上げた。
「ほ……ほきょー!」
「お前もだ!」
 小気味いい音が森に響いた。

「うわ、ベッタベタ……」
 理子はこっそりつぶやいた。

715 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 06:32:40 ID:hXZv5e+W0
「理子さん、私におまかせください」
 追い詰められ、決心したサラは理子の前に進もうとした。
覚醒種としての力を解放するつもりであろうか。
しかし、理子はそれを許さなかった。
「ダメよ。サラちゃんはここにいて。私があいつらをちょちょいのちょいでやっつけて来てあげるから。
. だ〜いじょうぶ! お姉さんにまっかせなさ〜い! あっはっは〜」
 内心は緊張と恐怖に包まれているが、年長者としての務めが理子に勇気を与えている。
──不安定なサラの力をこんなところで解放させるわけにはいかない。
だから、私がサラを守らなければならない。
少しでも怖い思いをさせてはいけない──
と、空元気を出して笑いながら、理子はドンと自分の胸を強く叩いた。
「うごぇ……げほげほ……」
 サラの顔は不安そうな表情となった。
理子はその表情をみて、自分の失敗に気が付いたが、すぐに立ち直って言葉を続ける。
「まぁ、そこでみていてご覧なさいって。ヒュマンの凄さを教えてあげるわ」
 理子は右腕をL字に折ってサラに見せ付けると、ウインクを投げつけた。
どうやら力瘤をアピールしたつもりのようである。
「…………」
 サラの不安は一層強まり、開けた口が塞がらなくなっていた。

716 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 06:33:53 ID:hXZv5e+W0
「よーし、そこのあなたたち! ヒュマンの女ってものを教えてあげるわ! ついてらっしゃい!」
 そういってサラをその場に置き去りにしたまま、理子は茂みの方へと歩いていった。
和を乱して、サラと理子の動きを見逃していた男たちも平静を取り戻すと、理子の姿を目で追う。

「さあ、こっちよ!」
そう言って、理子は両手を前に突き出して、掌を上に向けて二回指を折り曲げた。
カンフーの達人のみに許される、完全なる挑発の行為である。
そして、理子は左手の親指で自分の鼻を軽く弾く。
右へ、左へと軽快なリズムを取りながら、理子は待ち構えた。
男たちはその姿に一瞬、呆気に取られてしまう。
しかし、女になめられてはいられない。

「ほ、ほほう……いい度胸じゃねえか」
 兄貴と呼ばれる男は挑発に乗り、サラに目もくれずに理子の方へと向かっていった。
ナイフの男も、奇声の男もその後に続く。
理子は男たちがサラから離れるのをみると、そのまま茂みの奥へと消えていった。

「理子さん……」
サラは四人が茂みへ消えていくのをじっと見送っていた。

四人が茂みへ消え去ると、軽く腰が抜けてしまったのであろう。
サラは地面に腰を下ろした。
「理子さん……」
 サラはお弁当箱をみつめた。
まさかこんなことになろうとは。
理子の在りし日の姿が次々と脳裏に浮かんでくる。
「いい人だったのに……」
 そう思っていた矢先である──

717 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 06:34:45 ID:hXZv5e+W0
「あ……嫌、ちょっと、何触ってるのよ! いや、そこはダ……ああ! 待って! ああああああああん!」
 森の奥から理子の叫び声が聞こえた。
「ああああ! そんな! はあああん」
 森の中に嬌声が響き渡った──

ただ事ならぬ気配を感じて、サラは跳ねるように立ち上がる。
心がざわついて、落ち着かない。
しかし、助けに行こうかとも思うが、理子が自信一杯で向かっていったのだから、
信頼して待っていないといけない気もする。
というよりも、見てはいけないものが待っている気がして、行ってはいけない気がする。
行くべきか、待つべきか。

「あわ……あわわわ……」
 サラは心の葛藤のままに立ち上がったり、しゃがんだり、一歩進んでは一歩戻ったりを繰り返した。
「うーん……うーん……」
 サラは涙目になりながら、頭を抱え込んだ。
そしてそのまま知恵熱を出してしまった。

──それから30分後……

718 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 06:36:10 ID:hXZv5e+W0
茂みから草や枝が踏みつけられる音がした。
「ふふ……ふふふふふ……あいつらも大したことなかったわね」
 そう言って草木を押し分けて出てきたのは、肌も露な理子だった。
よろよろと木に寄りかかりながら、理子は進んでくる。
ところどころ破けている服が、戦いの激しさを物語っている──とサラは思った。

「……理子さん!」
 サラは理子に駆け寄る。
サラの姿を確認した理子は、胸を張ってサラを受け入れようと背を伸ばし、
「ふふふ……どーよサラちゃん。あいつらみんな追い払ってやったわ」
勝利の笑みを浮かべ、サラに向かってVサインを突き出した。
だがしかし、その拍子に理子は腰に激しい痛みを覚えた。

「あた……あいたたた……」
 腰を折り曲げて、情けなく側の木に寄りかかってしまう。
「はわ……理子さん!」
 サラは理子の隣まで駆け寄ると、心配そうな顔をして理子を見上げた。
「大丈夫ですか?大丈夫なんですか?」
「あはは、あー腰いたー。大丈夫だよ、サラちゃん。あたたた……」
 腰を押さえつつ、理子は憔悴した顔に無理やり笑顔を作って答えた。

719 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 06:37:29 ID:hXZv5e+W0
「でも、どうやって三人も……」
 理子を支えながら、サラは素直な疑問をぶつけた。
脇の下からサラの顔がのぞくと、理子は言葉につまる。
「……う……いや、ほら、あれよ」
 そう言いながら、理子は次の言葉を探す。
サラの瞳が理子の頬に突き刺さる。

「あー簡単に言うとね、林の間で南部の奴隷を解放した大統領が、
. 実は付け髭で恐妻家だったからばんざーい、って感じであしらって上げたのよ。
. あは……あははは……」
 理子は作り笑顔を浮かべていたが、頬は大きく引きつっていた。

「はぁ……大統領……?」
 サラには何のことだかさっぱり分からなかった。
「まぁ、あれよ、サラちゃん。とにかくお姉さんは強いのだ!」
 理子は胸を張って格好をつける。
だが、それがまた腰を痛めてしまった。
「う……!」

理子は腰をまげて杖を突きながら、サラはそんな理子を片側から支えながら、森を抜けていった。
「本当に大丈夫なんですか? 理子さん……」
「へーき、へーき。あはははは」

こうして二人のドキドキピクニックは幕を閉じた──

結局、理子がどんな方法で男たちを追い払ったのかは分からなかったが、サラは思った。
噂どおり、あんな細腕でもヒュマンは強いのだ。
理子お姉さんは凄い人なんだ、と──

おしまい。

720 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 06:48:36 ID:EU3P1VQm0
イトエロスwwwwwwwwwwwww

間隙を縫ってガンニックリベンジ
http://www.vipper.org/vip21779.jpg
できneeeeeeeeeeeムziiiiiiiiieeeeeeeeeeeehyoooooooooooooooo

721 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 06:51:24 ID:ued84l1t0
なんかこっちに書き込めぬorz

さっきのはコリンたんでつw
幼かったら修正するらしいww

722 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 07:01:00 ID:ued84l1t0
ttp://www.vipper.org/vip21782.jpg

描いてくれた里見くん

723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 07:04:09 ID:hXZv5e+W0
勢いでやった。今は反省している。(´・ω・`)

>>720
味のある三枚目だとおもw
>>480氏の文章との素晴らしいコラボだw

>>722
テラカッコヨスwwwwwwwww
悪役最高wwwwwwwww


724 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 07:05:04 ID:ued84l1t0
>>719
ちょwwwwおまwwwwwwwwGJwwwww


友兄様にまたある程度絵を描いてもらったので今日の夜にでもうpするお。
普通に見とれてたww

んじゃ俺もそろそろ落ちるわ。今日も大変だorz


725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 07:17:22 ID:DQV3kYp10
おまいらおはよう
>>724
wwwwっうぇwww乙wwwっうぇwwwww
ワクテカしてまっとるけーのー

726 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/06/01(水) 07:20:21 ID:Ar10gUCL0
出発前に保守かねカキコ。
皆、GJ!!!!!!!

国家が色々出てきてうはwwwwwwwおkwwwwwwっうぇwww
でも個人的にウチナー一族は沖縄がイメージだったから、平和を愛してほしかったお・・・少し悲しいおw

里見、グッジョヴ!
ところどころヒュマンがアースってなってるのはあえて突っ込まな(ry

酒場の話の人!
前の人物設定のときに種族のところに人間って書いてあったから勘違いが起きたんだと思うお^^
一般人って意味の人間だって漏れは思ってたけど。
原住民ってよりもこの三人は、ハーフだと思う。
ハーフがファルネースの住民の大半で、ヒュマンとファルンはむしろ少数だったと記憶してる。
あと、酒場の人にお願いあるんだけど、ウォンやらこの人らの登場した時代を魔法時代後期〜機械時代初期に変えれないだろうか?
ウォン爺さんが魔法時代後期にほしいw

727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 07:53:09 ID:hXZv5e+W0
>>724
おつ

>>725
おは

>>726
いてらー

そしてオチノシ

728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 08:10:18 ID:EU3P1VQm0
エロパワーモラタwwwwwwww
http://www.vipper.org/vip21792.jpg
しかしクォリティ低スwwwwwwwwkkkkkwwwwwwwwww

今晩こそ/ ,' 3  `ヽーっ
イッツキマス

729 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 08:31:28 ID:DQV3kYp10
>>728
圧倒的にクオリティ高スwwwwwwwwwwwwwwwwwww
イッテコイwwwwwっうぇwwwwwww

もしかして誰もいないのかい?

730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 08:52:45 ID:M8Q4LTFn0
ノシ
学校さぼった漏れがいますよ

731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 09:29:04 ID:+f9h944+O
ノシ
これから学校へ行く酒場の人ですよ

時代を移すことは何ら問題ないと思うです
特に時代を表す表現もなかったはずですし
ただ、その三でマナ銃の試作品が出てるんで、そこだけが引っ掛からないか心配です
問題ないなら、暇をみてWiki変更するorされる方向で一つ

あと、爺さんの名前は「忘」の字を当てるワンですんで、
尻上がり気味に「ワン」と発音して呼んであげると喜びます
たぶん

732 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 09:51:51 ID:5z8TshIV0
ノシ
これから学校にいk(ry

>>706
うはwwwwwwwwwキタキタwwwwwwww活www力www源wwwwみなぎってきたwwwwwww
創作意欲が100%までまたまた復活した。本当にサンクスコ。

733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 10:07:04 ID:d9tkpmyZO
残業あって16時間労働とはこれ如何に?
帰って…寝る…
起きたらエリオット君書くお!

734 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/06/01(水) 10:17:28 ID:rR2bzi4QO
サンクス、酒場の人!じゃあ酒場の話は魔法時代後期あたりで。

あと、国家の設定がでて来てるんだけど、漏れの脳内では国がしっかりとできはじめたのが、機械時代からだと思ってる。魔法時代にはアトランテも表舞台に出ないし、国があってもまだそんなにしっかりしたものじゃないって感じだと思う。

あと疑問。氏族に関してなんだけど、もし氏族が国を建てたら、純血が限りなく少なくなると思うんよね。純血の氏族は国にはあまり関与せず、細々と過ごしている。あと、王家は純血。こんな脳内設定があるんだがどうだろう?

あと、リコタソ書いたヤシ!萌えたwwwwwwそれ漏れのストーリーに混ぜていい?wwwっうぇwww

735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 10:33:48 ID:r0bHivpE0
保守

まったり執筆中

736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 10:58:58 ID:M8Q4LTFn0
>>734
Wikiの設定を踏まえてそれを考えると、魔法時代後期以前は具体的な国家という
概念はなく各氏族ごとに集団がであきあがっていた。んで、それを破って氏族集団
の為政に他氏族を入れた始めがケルト王国の賢王クリスティアン2世。
またこの頃までにはアガレス教か迷信かで多種族交配を禁じていて、また混血種の力が
あまりないことからそれが行なわれることはほぼなかった。
(これでいくと地球人が浮くなぁ・・。この頃までは地球人独自の集団があったとか・・。どうかな?)
あるいは人口がまだ少なかったり、モンスターの影響で人の移動、混種が進んでなかった。
さっきのケルト王国の件もあり、また人口も増え始め、それが進み始めたのが魔法時代中期。
初めて増加した混血種、多種族を見て氏族意識が高揚。
ケルトラウデ帝国のバルトロメウスによる迫害が発生。
後にこれが反省され、また更なる人口増加、移動手段の安定、モンスターの沈静化により
機械の時代より混種が増加。
氏族意識は未だ残るものの世界はある程度混種を認定、
これにより明確な意識を持った国家の誕生。
・・・とかどうかな?勘違いしまくってそうでコワスwwwwwww


737 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 11:01:58 ID:2IEfHBuQO
みんな本当に乙ノシ

リビングで寝て起きたオレが来ましたよ

738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 11:11:27 ID:M8Q4LTFn0
>>737
乙、というか四時間しか寝てないんじゃぁ・・・
マジ大変だな(´・ω・`)

739 名前:トリップテスト ◆OKGFarness :2005/06/01(水) 11:14:53 ID:r0bHivpE0
王家が純血だと政略結婚コマンドが使えないなー
神話時代に関しては神獣が寝るまでは奴らが統治なり保護なりしてたんじゃなかとですかね?
あと氏族っつー概念は魔法時代初期に既に一般化していたとするなら
神話時代〜魔法時代間に大きなブランクがあると考えるのが妥当かもしれんね
国家がつくられるまでの短い時代を作るのも手やね
大体いくら始祖が頑張っても族になるほどの子供なんて数十年では無理な悪寒

>>737
おはよーーーーーー

740 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 11:27:23 ID:2IEfHBuQO
魔法時代は確か1400年ちょっとくらいなかったか?

その間には国家は出来るでしょ。

ひたすら純潔主義では無いたろうし(少なくとも後期の方で悪王が出てくる以外は)

政略結婚もあったんじゃね?

741 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 12:01:54 ID:r0bHivpE0
>>740
国というか氏族の始祖から氏族ができるまで
ケルトって言う英雄からケルト族が出来までの間がわからんのよ

742 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/06/01(水) 12:30:28 ID:rR2bzi4QO
国のとこがはっきりしないと話が書けない段階www
漏れ的には国は概念的な感じでノバラ族みたいな氏族はまだ、集落にすんでると思っている。もちろん、国を作った氏族もいたりするが(ケルト族)。

機械時代の到来で、マナをあまり扱えない一般人(ハーフ)の台頭などが国の発展に関わっている感じだと思う。

743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 13:06:21 ID:24gc12Kl0
保守


744 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 13:10:17 ID:2IEfHBuQO
俺は国はあるけどそれとは別に純粋な氏族とかがひっそり暮らしてる感じだった。

もちろん単一氏族で小国家とかもあるだろうけど。

745 名前: ◆OKGFarness :2005/06/01(水) 13:31:18 ID:r0bHivpE0
自分が気になってるのは国と氏族の関係というより氏族自体の話なんだよなぁ

ファルネースには大別して17の氏族が存在する。
それぞれが大小さまざまな集落を持ち、自らの祖先を過去に混沌からファルネースを救い上げた17人の神だと信じている。
【まとめサイトより抜粋】

これが氏族の説明だけど、設定では氏族の始祖が現れたのは神話時代後期だよね?
始祖が伝説として語り継がれ、一族となり、あらゆる大陸で国なり集落なりを作るのに云百年の時を要すると思うんだ
氏族以外の人々が氏族に吸収される過程もいるしね

そこで時代の区切りをひとつ増やすか
もしくは氏族の設定自体に改変を加えるかのどちらかが必要な気がするのですがどうですか?

746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 13:46:09 ID:24gc12Kl0
>>745
ノ 賛成
この世界の氏族はアイデンティティーを共有するだけじゃなくて
身体的にも能力的にも特徴が違うから、ただ氏族に感化されて急に増えて
いくみたいなことは無理だし、やっぱりかなりの時間を空けないといかん
とおも。


747 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 14:32:11 ID:2IEfHBuQO
増やすとしたら名前は何にしよ?
確かに1500年の時代は長い気がしてきたw

748 名前:裸の人 ◆UpZvNGvz2o :2005/06/01(水) 15:03:20 ID:rR2bzi4QO
1500年に一時代が長いという話じゃなくて、氏族としてまとまって集落を作るようになり、国になるとまでいくと、魔法時代じゃおかしいというわけだな。

魔法時代前期中期=ようやく集落
魔法時代中期後期=町ができる程度が妥当かなと思うんだが、、、
機械時代=国家の形成、氏族が消え始める(純粋なファルンではなく、ハーフだらけ)

携帯だと議論読むのも一苦労だwww

749 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 15:05:07 ID:2IEfHBuQO
そして個人→氏族の原形出来るまでどれくらいかかるだろ?

750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 15:13:44 ID:zySMGM950
300〜400年くらい?
いや、何の根拠もないけどさ

751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 16:00:22 ID:+f9h944+O
保守

752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 16:12:48 ID:r0bHivpE0
適当に考えてみた

<<群雄の時代>>
神話の時代と魔法の時代の間にあった空白を埋める時代。
魔王が潰え、人間達による世界の統治が始まる。
共通の敵であった魔王が消え、人は人同士による争いを始めた。
集落同士の争いから、やがては国家形成へと至る。
その中で十七氏族の子孫を名乗る者達が頭角をあらわす。
やがて十七氏族以外の民族は淘汰され、十七氏族とヒュマン以外見かけなくなる。(表現が難しい)
この時代の区切りは諸説あり性格にはわかっていない。

微妙だ。
自分の作品も全然進まないよ...orz

753 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 16:27:24 ID:2IEfHBuQO
優勢遺伝の法則じゃ無いけど神獣の力が元々のファルンより勝ってたから徐々に17氏族に移って行ったってのは?

754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 16:48:57 ID:5z8TshIV0
時代考察を誤ったorz

でも、やりがいはあるかも(`・ω・´)

755 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 17:01:24 ID:2IEfHBuQO
でも国とかある程度分かりやすくないと初めて入る人が大変そうだし、なかなか難しいな。

やりがいがあるね。

756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 17:39:06 ID:oSUI2drj0
勝手に競輪の選手っぽい人と張り合って帰ってきた俺がきましたよ

無駄に疲れて無駄に負けた(自分ルール)

757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 17:50:08 ID:hXZv5e+W0
おはよーです

折角、皆が考えてるところに水を差して申し訳ないけど、
そもそもファルネースには氏族以外の人たちもいていいんだよね?
てか、そっちの方が世界の主要構成員なんだと思ってた
「17氏族」ってのは、特殊な力を持った世界を ”代表” する「17の部族」みたいな感じで

で設定を読む限り、17氏族は全部が始祖から始まる必要はなさそうな気がする
どうしても始祖から始まらないとダメなのは、”突然変異” が明記されてるファレッタ(獣人)だけで
(ウチナーもかな?)

他のは規模の大小はあるけど、
どこかの地方に住む人々の中から、突出した英雄が出現して、それが世界を救った事から、
その英雄の出自となった一族や部族が、その英雄の名を冠した ”氏族” を名乗って、
後にその氏族の人たちは自分たちがその英雄の子孫だと信じた……ではダメなのかな?

758 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 18:17:10 ID:5z8TshIV0
俺の脳みそでは話の理解が難しくなってきた


759 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 18:21:31 ID:2IEfHBuQO
俺も考えてたら知恵熱出そうだ(笑)

760 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 18:24:30 ID:2IEfHBuQO
(笑)orz

761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 18:30:48 ID:oSUI2drj0
わらえねぇなwwwww

762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 18:31:11 ID:DTVMqggs0
>>1
ちえねつ― 【知恵熱】

生後六、七か月頃から満一歳前後の乳児にみられる発熱。ちょうど歯の生える頃にあたるが、原因は明らかでない。


よく誤用する人がいるけど、知恵熱は考え事をして出る熱じゃないよん。
「知恵熱でるんじゃね」とか人に言う時は、やっと知恵熱が出る年齢のLVかwwww
みたいな意味でつかうバカにした言葉だす。
物書きとしては、知っておいたほうが良いと思うので。別に他意は無いから。純粋に。

763 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 18:35:21 ID:2IEfHBuQO
OTL

764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 18:36:03 ID:5z8TshIV0
>>762
少なくとも俺には役に立った

765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 18:58:05 ID:oSUI2drj0
今RPGのあらすじ考えてるけどヤバ進むwwww
うはwwww勢いに乗って完結させるお^^

766 名前: ◆rnVQLHXf7Q :2005/06/01(水) 19:07:28 ID:hXZv5e+W0
>>734
どーぞどーぞ。うちのりこたんで良かったら存分に使ってくださいw
番外編で書いたやつだから、本編に組み込んでもらえたら大出世だw

>>762
・・・小学校の時の先生に間違った使い方教わってたよ・・・_| ̄|○

>>765
ワクワクテカテカ

767 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 19:11:36 ID:oSUI2drj0
>>766
外の世界(国)に出た瞬間わけワカランことにwwww
適当に設定つくろwww

(てか個人的な理由によりサラタンの活動時期を変えたわけだが・・・w)

768 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 19:23:14 ID:oSUI2drj0
ファルネース博物館の霊の2段落めの最初

証明→照明

誤字でつ。

769 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 19:29:51 ID:oSUI2drj0

まぁ適当に解決するが一応疑問



ゲートはマナが濃くなった→大量のマナ と解釈

末期になれば開くゲート→末期なら何回も開く(つまり行き来) と解釈

ゲート→地球からファルネースに行く時どこでもトブ と解釈

極々一部のヒュマンの潜在的マナの力



・・・特に問題ないっすよね?

770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 19:30:20 ID:oSUI2drj0
ていうか連投しすぎた・・・

スマン 吊ってくる orz

771 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 19:54:23 ID:oSUI2drj0
ちょ、スレストwwwwwwww
てかww誰もイネェーwwwwwwwwww

772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 20:02:06 ID:N6+HkXWX0
今日中に間に合えば投下する予定のヤツがここに一人 ノシ

文章更正テラムズス

773 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 20:04:36 ID:oSUI2drj0
あぁ、今は充電中か

んでもって夜中あたりに爆発ね



ワクワクワクワクテカテカテカテカテカ

774 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 20:16:28 ID:5z8TshIV0
俺も今夜中に〜の一味なのだが、久々のスランプに陥ったorz

まぁ、大学生の暇人特権を活かして書ききるよ。

775 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 20:21:07 ID:2IEfHBuQO
携帯から人目を気にしつつチラチラ見てます(′・ω・`)

776 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 20:22:16 ID:oSUI2drj0
>>774
高クオリティが見え隠れしているお^^

>>775
うはwwww
今帰宅中?wwww

777 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 20:24:20 ID:2IEfHBuQO
用事まだ終わらない(′・ω・`)

でも見てるおw

778 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 20:37:57 ID:oSUI2drj0
ががれ
おいらも物語の前編の構想が出来上がったから
あとは絵師降臨を待つだけ・・・って物語投下しなきゃいけないか・・・

779 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 20:51:58 ID:PNFOU6x20
>>774
うらやまし〜
いそがしー社会人はちょびっとだけ書くお。
うぷはちょっと厳しい(週末に)




780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 21:14:23 ID:5z8TshIV0
やっぱり書くしかないな

781 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 21:38:28 ID:5z8TshIV0
うはwwwwww全く筆がすすまねぇwwwwww

782 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 21:41:38 ID:4K0czUEj0
>>781
ガンガレ
俺はバックトゥザフューチャー見終わってから書きます

783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 21:47:28 ID:+/68yih70
前々から言おうと思っていたんだが、こ

784 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 21:47:50 ID:2IEfHBuQO
用事もうすぐ終わり。

がんばろうっと。

785 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 21:59:03 ID:2IEfHBuQO
>>783
気になるw

786 名前:? :2005/06/01(水) 22:00:21 ID:4K0czUEj0
この続きはなんだ?

787 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 22:00:55 ID:5z8TshIV0
>>783
キニナルwwwwwwwww

788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 22:03:04 ID:+/68yih70
すまん、途中で送信してしまった。
やっぱいいわ、ROMだけど応援してる

789 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 22:04:45 ID:2IEfHBuQO
形が決まり過ぎててネタかと思ったw

サンキュー、見てる人w

790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 22:09:22 ID:N6+HkXWX0
OKOK、更正と書いちゃった俺が校正した文を投下しますよ_| ̄|○

文書くのは久々なもんで、色々と読み辛いかもしれんが、スマン
変な文があるかもしれないから、良かったら指摘してやってくれい

791 名前:大陸横断の夢 (1/5)  ◆ShifaJYSIA :2005/06/01(水) 22:10:46 ID:N6+HkXWX0
アトランテ大陸の一角、東部アナトリア。
ここには「アトランテ大陸横断列車運営ギルド」というギルドが存在する。

このギルドは読んで字の如く、アトランテ大陸を横断する列車を運営し、
人々に新たな移動手段を提供しよう……という目的で作られたギルドである。
陸上を移動する乗り物はいくつかあったのだが、
これまで大人数を一度に運べる乗り物は存在しなかった。

資金不足・人材不足に悩みながらも少しずつ計画を進め、
結成から数年経った現在、ようやく最初の列車が完成。
計画はいよいよ試運転を行う段階までに至った。
そして――

「え、私たちが……ですか?」
突如ギルド長の部屋へ呼び出された、運転士志望の夢見る組合員リンネスと、
「要するに、僕たちに試運転をやらせるってこと?」
車掌志望のやる気のない組合員フェアディは、目を丸くした。

「その通りだ」
どっしりと構える、ギルド長ボルテックが真剣な目で告げる。

「我がギルドはこのアトランテ大陸の、いや、ファルネースの歴史に名を残すつもりでいる。
 その第一歩となるこの計画――大陸横断列車運行計画。まさか知らねぇとは言わせねぇぞ?」
「えぇ、そりゃまぁ。一応僕だって組合員ですしね。よーく知ってますよ」
「えーと……それってつまり、私たちが試運転の適任者ってことですか?」
「……ま、そう思ってもらっていい」

その方がお前らもやる気が出るだろうからな、とボルテックは心の中で思う。
もちろんこの二人は運転士・車掌としても、仕事能力から見ても、適任である。
しかし、本当の理由は人手不足によるものだ。

792 名前:大陸横断の夢 (2/5)  ◆ShifaJYSIA :2005/06/01(水) 22:11:29 ID:N6+HkXWX0
このギルドの所属員は大半が技術者であり、現在も仕事に追われている。
訓練もそこそこに事務ばかりで、実質暇を持て余しているこの二人は、
ギルド内でもっとも都合が良い人材であった。

(……だが、リンネスは魔力が強いし、フェアディはヒュマンだしな。何とかなンだろ……)

実のところ、ボルテックは密かにこの二人を評価している。

リンネスは他のファルンに比べて魔力が強い。
精密なコントロールこそ出来ないが、
弱いモンスターであれば魔法で撃退することが出来る。
またマナや魔法学に精通し、たまに技術者顔負けの知識を披露する。

フェアディは、ヒュマン同士の間に産まれた純血のヒュマン。
その華奢な身体からは想像もつかないような力持ちなのだ。
自分がどんな窮地に立っていても、常に冷静に考えられる性格を持ち、
ギルド内でも一目置かれている存在だ。

そう……この二人は、知と力を兼ね備えているのである。

素行は何かと問題があるのだが、その内に秘めた本質は二人とも凄まじい。
トグルの血を受け継ぐ職人堅気の彼は、そのことを本能的に感じ取っていた。

「大陸移動列車の運営……これができれば我がギルドはアトランテを飛び越えて
 ファルネース中に名が知れ渡るだろうよ。
 何しろファルネース初の試みだからな。
 世界中から沢山の人材と、色ンな仕事が舞い込んでくるだろうさ」

「うわーなんか難しいこと言ってますね親方」
「似合いませんよ親方。そのコワモテだと」

793 名前:大陸横断の夢 (3/5)  ◆ShifaJYSIA :2005/06/01(水) 22:12:19 ID:N6+HkXWX0
「だが勘違いすンな。俺ァ仕事や金のためだけじゃねぇ、
 夢とロマンを追い求めるためにこのギルドを作った。
 アースから来たヤツが持ってた『ジョウキキカン』とかなんとかいう設計図を見たとき、
 コレだ!と思ったのよ。ファルネースも機械が発達してきたしな。
 ここいらで一念発起してドでかい仕事をやってみてえじゃねぇか」

「うわぁ、今の話まったくわからないですよ私! 頭良かったんですね親方!」
「うんうん、見た目に反してね」

「それからが大変だったがな……。人材が集まらねぇわ、金は足りねぇわ……。
 夢には程遠い状態だったが、俺は寝る間も惜しんで働き、ついにこの日を迎えることが――」

「とか言いながら、昨日は一日中グースカ寝てましたけどね!」
「そうそう、僕が見た時はちょっとヨダレ垂らして――」

バンッ!!

「やかましいわ!! 大事な話に水を差すんじゃねぇッ、この、バカヤロウどもがッ!!」
机を叩き、怒鳴るボルテック。壁や窓がビリビリと震えている。
「ひぇぇぇ……いつもながら親方はコワイね」
思わず縮こまるリンネスと、
「耳がキーンってなるねぇ。僕はもう慣れちゃったけどね」
余裕綽綽ではっはっはと笑うフェアディ。

ここまで個性たっぷりのギルドは珍しいのではないだろうか。

「とにかく、だ。いいか。これは我がギルド始まって以来の大仕事だ。
 何しろ世界で初めて列車ってものを動かすンだからな。
 もしかすると後に人を乗せて走るかも知れねぇンだぞ」

794 名前:大陸横断の夢 (4/5)  ◆ShifaJYSIA :2005/06/01(水) 22:12:39 ID:N6+HkXWX0
「いやまぁ、人を乗せる列車を作るために結成されたギルドなんですけどね?」
「それはイチイチ言わなくていいんだよバカ!」

鋭いツッコミを入れるフェアディ。
この男、いつもは飄々としているが、こういうときはなかなか鋭い。
ボルテックは赤面してゴホンと咳払い、再び真面目な顔になる。

「――いいか、繰り返して言うぞ。これは大仕事だ。
 今までの訓練とはワケが違うことは、いくらお前ぇらでも理解してるハズだ。
 お前ぇら……このギルドのために、期待している皆のために……やってくれるか?」

「はいっ! お任せ下さい親方!
 このリンネス、命に代えても任務を遂行いたす所存にございますっ!!」
「あー、まぁ頑張ってきますよ、うん。今回ばかりは真面目にね」

ビシッ! という音が聞こえるぐらいの、しっかりした敬礼を返すリンネス。
フェアディは動作こそ緩かったものの、彼にしては珍しく背筋を伸ばして敬礼していた。

二人の返事を聞き、ニヤリと笑うギルドの総元締。
――舞台と役者は整った。あとは成功させるだけだ。この二人ならば――。
ボルテックは久方振りに胸を踊らせた。

「よしわかった! お前ぇらの活躍に期待している!
 それとだ、お前ぇらもう一人お供をつける。お前ぇらだけじゃ心配でな。
 ホントは技術者を乗っけたかったんだが、どいつもこいつも手が空いてねぇンだ。
 そいつは車庫にいるハズだ。行けば多分わかるだろうから、後で合流しろ」

「わっかりましたーっ!!」
「あーはいはい了解しますたよ親方ー」

795 名前:大陸横断の夢 (5/5)  ◆ShifaJYSIA :2005/06/01(水) 22:13:06 ID:N6+HkXWX0
「よし、じゃあ行け! しくじるンじゃねぇぞ!」

一方はやる気のある運転士、もう一方はやる気のない車掌。
非常に対照的な二人が同時にドアをくぐろうとして、

ゴン!

案の定、大きな音を立てて額どうしがぶつかった。

「……ったいなぁもう! なにしてんのフェアディ!」
「いてて……。いやなに、出ようとしたらリンネスが一歩前に出るから……」
「あたしが運転士なんだから、あたしが先に出る決まりでしょー!?」
「それは君の偏見だろう? 別に車掌が先でもいーじゃん。決め付けるのはよくないな」
「むーっ! 表へ出ろフェアディ! とっちめてやる!!」
「さっき言った時点で僕らは表に出た後だったんだけど――」

そしてパタンとドアが閉まる。最後までギャーギャー五月蝿い二人だった。
その顛末を見ていたボルテックは汗を浮かべ「はぁ……」と大きな溜息をついた。

「ったく……。歴史的な試みだっつぅのに。
 あんなボケボケコンビに任せて、本当に大丈夫なのか……?」

頭を抑えつつ呆れ顔をして、苦労人のギルド長は呟いた。

796 名前: ◆ShifaJYSIA :2005/06/01(水) 22:21:39 ID:N6+HkXWX0
うはwwww導入部だけでこの長さマジウザスwwwww

……ここで終わっておいた方がいいんだろうか orz

797 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 22:22:16 ID:2IEfHBuQO
乙!
列車いいねえ。

こういう視点の物語も好きだw

798 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/01(水) 22:29:05 ID:2IEfHBuQO
だいじょぶ、まだいけるw


もっと投下希望!

799 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 22:31:46 ID:5z8TshIV0
いやいや、細かいこと抜きに思わず続きが期待したくなるwwwwwww列車は男のロマンwwwwww
長さ的にもちょうどいいんじゃねwwww

800 名前: ◆ShifaJYSIA :2005/06/01(水) 22:39:57 ID:N6+HkXWX0
続きはまだ書けていないので、人物設定を残して茶を濁してみる

【名前】リンネス
【性別・年齢】21歳 女性
【種族】?
【口調・口癖】一人称は「私」
        敬語、慌てると地が出る
【性格】ぽけぽけ娘
【活動した時代】機械時代
【詳細】
 ・「アトランテ大陸横断列車運営ギルド」所属の新人初代運転士。
 ・同期のフェアディとは友人。
 ・生まれつき魔力が強く、強い魔法が使えるのだが、コントロールがイマイチ。
 ・天然ボケが入っている。ギルド内では頭の弱い子として呆れられ、そして愛されている。
 ・人を疑うことを知らない、明るい女性。子供っぽいところもある。

【名前】フェアディ
【性別・年齢】23歳 男性
【種族】ヒュマン
【口調・口癖】一人称は「僕」
        一風変わった妙な喋り方で、敬語はあまり使わない
【性格】飄々としている
【活動した時代】機械時代
【詳細】
 ・「アトランテ大陸横断列車運営ギルド」の新人車掌…と言っても、彼が初代車掌。
 ・同期のリンネスとは友人。
 ・ヒュマンなので魔法は使えないが、華奢な体形とは裏腹に力持ちである。
 ・頭が切れる。周りがどんなに慌てていても、常に冷静に物事を考えることができる。
 ・いつも眠たそうにしていて、寝起きは機嫌が悪い。

801 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 22:59:40 ID:8MaUHxST0
上げる。

802 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 23:12:03 ID:5z8TshIV0
はげる。

803 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 23:14:45 ID:PNFOU6x20
ちょっと書いたのであげますです〜





804 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 23:16:53 ID:5z8TshIV0
>>803
こぃいいいいい!!!!

805 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/06/01(水) 23:18:48 ID:PNFOU6x20
『脇の小話3 (1/3)』

(うーん。ねむれないよ)
 天頂に輝く星々を圧するように昇った月の光が、窓枠の影を伸ばし始める頃。
ふいに眼を覚ましたニコルは、もぞもぞとベッドから身を起こした。
 微かな尿意を覚えて、薄い月明かりをもとにして階段を慎重に降りると、
台所から父親の声が漏れ聞こえてきた。
(おとうさん?)
 ニコルの父親は、カンディアの守備隊を率いており、勤務の性質上、帰宅が深夜に
なることが多かった。
 
「城で不穏な話があった…… 」
 普段は陽気な父親にしては、珍しく深刻な口調に、ノブを掴んだ手の動きが
止まった。
「どうしたの? 」
 洗い物を終えて、台所から戻った母親の声も届いてくる。
「最近、マナが急に増えているそうだ」


806 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/06/01(水) 23:19:33 ID:PNFOU6x20
『脇の小話3 (2/3)』

「あなた…… マナが分かるの? 」
「いや、俺が実際に感じたわけじゃない。いつもの会議でファルンの奴が言ったのだが」
 葡萄酒を喉に流し込んで、続ける。
「マナっていうのは、空気みたいなものだ。だからこそ、普段はあまり気に留めない」
「ええ」
「そのマナの濃度が急激に増すと、この世界に様々な異変が起こる。火山が爆発したり、
恐ろしい怪物が発生したり、疫病が流行ったりする」

「怖いわ、本当なの? 」
 瞼を大きく開きながら、問い返す。
「分からん。見ての通り俺たちはヒュマンだからな」
 父親は小さく頭を振った。
 カンディアの人口は約3万であり、人口爆発が起きる前の、魔法時代としてはアト
ランテ大陸でも有数の大都市といえる。
 この街には、7割のヒュマン、2割強のファルン、少数の混血種と、更に希少な覚醒種が
共に暮らしている。
 ヒュマンは身体能力が高い一方、マナの扱いについては、ファルンの方が断然長けて
いる。


807 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/06/01(水) 23:20:24 ID:PNFOU6x20
『脇の小話3 (3/3)』

「心配だわ」
「すまん。まあ、確実な話じゃないんだが」
「でも…… カルロ」
 表情に憂いを残したまま、夫の名前を呼ぶ。
「マナの作用には、悪いことばかりじゃないんだ。俺たちの遠い祖先もマナによって異
世界から飛ばされたと言い伝えられている」
「ブレイクスルーのことね 」
「ああ。それに、その後もマナが濃くなった時には、異世界から新たな『訪問者』が
来るらしい」
 酒杯をおいたカルロは、短く伸ばした顎鬚をさすりながら小さく笑った。

「彼らが、ファルネースを救ってくれたりしたこともある」
「そうなの? 」
「二百年以上前にアトランテ大陸に襲った大危機を、二人の『訪問者』が救った話は、
ルーン・サーガの一節に詠われているよ」

 吐く息さえも押し殺して、ニコルは耳を研ぎ澄ましていた。しかし、やがて両親の
話題が子供たちの学校の成績に変わると、慌てて扉を離れ、静かにベッドにもぐりこむ。
 カンディアの夜を照らす光の源が、灰色の雲に隠れる頃、少年は再び夢の世界に
戻っていった。


808 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/06/01(水) 23:23:50 ID:PNFOU6x20
マナってムツカシス

平日書くのシンドス 寝よう orz

809 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 23:25:15 ID:5z8TshIV0
>>808
おまいの文章やっぱすきだwwwwwwクオリティが際だっているwwwww

810 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 23:47:03 ID:5z8TshIV0
age

811 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 23:47:51 ID:4K0czUEj0
もしかして今ID:5z8TshIV0しかいない?

812 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 23:51:51 ID:5z8TshIV0
>>811
俺しか居ない予感

813 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/01(水) 23:58:43 ID:4K0czUEj0
うはwwwwサビシスwwwww

814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:05:17 ID:d5gxhOu80
ヤバスwwwwwwwww

815 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:29:26 ID:WYvrGexQ0
俺も来た ノシ
ただ、コレ寝る前の一仕事

酒場の話に出てきた「ガンニック」「アンナ」「ジョシュ」の扱いについて質問です。
>>726で裸の人から「時代的に見ると一般人は大概ハーフ。よって三人は原住民というよかハーフではないか」
という指摘を貰ったのですが、Wikiには魔法時代末期の混血種(ハーフ)として登録変更しておkでしょうか?

壁|ω・`) ダレカイル?

816 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:33:33 ID:ibgICk4g0
ガンニックとアンナはハーフっぽいが
ジョシュは魔術学科研究生らしいから
原住民の可能性もあるんジャマイカ?
たぶんそこらへんは酒場の人に聞かないとわからない

817 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:35:17 ID:d5gxhOu80
いるにはいるんだけど、俺設定屋じゃないから参考になる意見言えない。
原住民のとこでいいと思うんだけどな……どうなんでしょ?

818 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:37:37 ID:7aAObv0I0
>>815
いるが、その質問には直接答えられナサス(本人でないとワカンナ)

ある程度独自解釈でイインデナイカといってみる。

819 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 00:39:43 ID:8DtNdkXyO
ある程度独自解釈で。

だって俺も普通じゃ有り得ない強さの里見とかd(r

820 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 00:43:19 ID:8DtNdkXyO
ただ、ハーフの方が一般的には自然な展開になる。
しかし冒険とかに発展させるのならハーフはキツそう。


これからどうしていきたいかにもよるのかも。

821 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:45:52 ID:WYvrGexQ0
ゴメン、俺、酒場の人
他の人の意見も聞いておこうと思って書いた
紛らわしいことをしたと思って、今は反省している

>>816
取り敢えず、三人とも出身は貧民街ということにしてます
ジョシュ坊だけは上手いことやって大学へ入学したということなんです、ハイ

意見が割れてちょっと困った
別段、話の流れにも関わらないし、本人達も気にしていないだろから尚更困る
取り敢えず、こいつらを冒険させる気はサラサラないからハーフにします
返答してくれた人、みんなサンクス
>>1の素晴らしい助言にも感謝


そして、何故かトップページがなくなっている件

822 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:47:43 ID:ibgICk4g0
お、酒場の人いるのか
ちょっと前にジャン・バッハ使って長編書きたいって言った者だけど
ジャン・バッハが作られたのは魔法時代初期で
当時は「学術都市」じゃなくて「軍事都市」だった
ってことにしても大丈夫?
ジャン・バッハ1世が軍事産業に目を付けて云々みたいな感じで
ダメならまだ冒頭しか書いてないから全然変更できるんだが


823 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:48:00 ID:d5gxhOu80
ほんとだwwwwww

824 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:48:34 ID:zZnyBmE30
すんごい長文できそうなんだけど出来たら投下しておk?
てかサラたん作った人にお願いというか報告なんだけど
この話サラたん出てくるんだけど良いですか?

825 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 00:49:08 ID:8DtNdkXyO
マジかwww

826 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 00:51:19 ID:8DtNdkXyO
サラたん前には許可出てたお。

で、早くw

827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:53:38 ID:y4SPR9oH0
今晩もBEGINは空気読まないよ!

828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:54:52 ID:d5gxhOu80
>>824
サラたんに限りパラレルおkwwwwwwwじゃね?


てか、俺が投下しないからいけないのか。


829 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:55:37 ID:d5gxhOu80
>>827
やっとキタwwwwwwwwwwww

よし、じゃあ俺も空気読まないで投下するぞ。

830 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 00:55:53 ID:WYvrGexQ0
>>822
うはwww全然おkwwww
ただ、どういう流れで軍事都市が学術都市になるのか
俺には想像力及ばナスwww
その辺上手く処理できれば、後は没問題ですお

831 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:01:23 ID:d5gxhOu80
 自己の意志に関係なくやってくる睡魔とも戦いつつ、確かな感触を伝える生き生きとした草原を踏みしめ歩き続けてきた。
 あくびが出そうな程に、起伏に富まない平坦な道のりだった。

 なだらかで広大な丘のてっぺんを越える。
 そこには落ち着きのある静かな湖と、湖に隣する形でずっしりと構えられたオリワの姿があった。
 ……うはぁぁ。
 コリンの口から、自然と感嘆の声が漏れた。
 田舎出身のコリンにとっては、あまたの集落の総結集のようなその外観だけでも、あまりに衝撃的だった。
 しかし、コリンが感動したのは、その都市の絶対的な存在感のせいだけではない。

 覚醒種の一行を、つかず離れず尾行していたコリン。
 体力は劣る彼女は、半日歩くだけで体力はとっくに限界に達する。もはやバテバテだった。
 そんなコリンを迎えてくれたのは、空に浮かぶ色鮮やかな真円だった。
 雄大さを惜しみなく表現する平原の向こう、鳴りを潜めた大きな湖の上に沈もうかという赤橙色の太陽は、くっきりとした輪郭で存在していた。
 弱い夕日の光線が、コリンの疲れを徐々に癒していった気がした。
 自分の余力を確かめる。
 まだまだいける。
 半ば強制的にコリンは足を運ばせる。覚醒種の一行を見失わない距離まで、駆け足で近づいていく。
 日はもうすぐ沈む。長き一日が静かに幕を下ろそうとしていた。

832 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:02:11 ID:ibgICk4g0
>>830
把握した。

それにしても急に人が賑わってきたな
投下が楽しみだ

833 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:02:36 ID:d5gxhOu80
 オリワの街に着くと、その規模の大きさにコリンは改めて驚かされた。
 大陸のど真ん中。なだらかな平地に、一点に収束するかのように流れ来るミシズ大河。
 あるべき場所に必然的に出現した、大規模な集合体。その栄え方は、コリンの想像の範疇を越えていた。

 来る者は拒まずと言わんばかりに大きく開かれた門へ、覚醒種を含んだ四人組が入っていくのを確認する。
 コリンは見つからないぎりぎりの距離まで近づいて、その限界点に達した感覚を慎重に保ちながら遅れて門に入った。
 街に入り、コリンは人混みに紛れ、少し距離を詰める。
 一行は、メイン・ストリートを進んでいた。
 通りに入り真っ先にコリンを迎えたのは、思わず目移りしそうな商品が並ぶ、行商人達の露天だった。
 マナストーンがはめ込まれたアクセサリに始め、コリンには到底扱えないであろう大剣やランス。
 良い革製品に加工出来そうなモンスターの皮をまるごと売っていたり、手作りの暖かさがおのずと伝わってくる味のある民芸品だけを並べている店もあった。
 目移りしそうなのを何とかこらえ、通りの反対側にも目をやる。
 こちらは商店と言うよりは、占い屋とかそういう類の店が連なっていた。
 コリンは占いというものを信じてはいたが、それほど好きとは言えなかった。
 シャグナの影響も大きかったと思う。
 いつしかシャグナは言った。

834 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:03:36 ID:d5gxhOu80
『どっかの他人が割り当てた運命なんかに興味を持たないね、私は。運命なんて、自分にしか見えないし、自分でしか動かすことの出来ない業苦の果ての結果なんだ』

 ……あぁ、思い出した。
 一回だけ、コリンは占ってもらったことがあった。
 どこかの辺境の街で、私が小さな店の占い師に占ってもらった時に、シャグナが言ったんだ。
 占いの結果は、
『あなたの大事な人、もしくはあなたの周りの誰かにとって大事な人――それは、あなたも知っている人だよ――が、近い内、失われるかも知れない』
 という、良いとは言えない結果だった。

 今、改めて思う。
 ……あれは、悪い結果が出てべそをかいてた私への、なぐさめの言葉だったんだなぁ。
 いつだってシャグナは、私の支えになっていた。
 いつだって。

 占い屋を横目に、コリンはやや駆け足で前へと進む。
 小さな意志の宿った瞳は、わき目もふれずに進むべき道だけを映し出す。

835 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:04:58 ID:d5gxhOu80
 日は、いつの間にかその地平線の向こうに身を沈ませていた。
 コリンは、せめて覚醒種の一行がどこの宿を借りるのかを見届けるまでは尾行しようと決めていた。
 すっかり重くなった瞼を、根性でこじ開ける。根性。
 根性なんて言葉、自分に似合わないな、とコリンは思う。

 一行は、裏道、また裏道と、やがて複雑に入り組んだ裏路地に入っていく。
 ひとつの角を曲がるたびに、背中から聞こえる声は遠のき、表の世界から切り離されていく。
 オリワの、裏の顔を持った世界。
 しかし、対象を追うのに必死なコリンは、微妙な空気の変わり様に気づくことはなかった。
 ……どこまでいくんだろう。
 疑念は湧いたが、それ以上の想定はしなかった。

 一つ、また一つ。かき回すかのように曲がり道を重ねる。
 コリンは見失わないように、駆け足でついていく。
 が、しかし。
 あまりにも一瞬だった。

 ……えっ?

 曲がり角を曲がった瞬間、そこには既に覚醒種の一行の姿は見当たらなかった。
 文字通り、消えてしまった。
 コリンは思わず後ろを振り返る。が、そこにも覚醒種の姿はない。
 偶然ではない、無人の空間が出来上がる。
 それまでの街の喧噪が、嘘のように消え去ってしまっていたことに気づいたコリンは、言い難い恐怖に襲われた。
 頼りない街灯の灯火。人外の者に責められるような威圧感と圧迫感。
 気を失いそうなほどに静かな恐怖。
 コリンはそれでも立ち向かう。

836 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:05:46 ID:d5gxhOu80
 気配を感じ、ふと頭上を見上げる。
 宵闇にうごめく人影が、コリンの目に入った。
 二つのシルエットがコリンに向かって降ってきた。
「よっ、と」
「はっ!」
 コリンの行く手を阻むように、二人は着地した。
「ひゃあぁ!」
 コリンは攻撃も受けていないのに、後ろに倒れてどてんとしりもちを付いた。
 コリンはおたおたしながら立ち上がろうとするが、存外の出来事に足に力が入らない。
「お姉ちゃん、この子であってるの?」
 先に口を開いたのは、年端もいかないコリンと同じぐらいの背丈の少年だった。
「えぇ」
 続けて、お姉ちゃんと呼ばれた女の人が端的に答える。
 コリンの視線はきょろきょろと忙しく二人の顔を往復する。
 似ている。顔にしても、共通した青髪にしても。少年が口にした呼び名からしても、やはり姉弟であることには間違いないようだ。
「あんまり悪巧みできそうにない顔してるけどな〜」
「人は見かけによらないわ」
「でもさあ、ティアラお姉ちゃん。なんかこの子サラちゃんに近いものを感じない?」
「どこらへんがよ。この子が覚醒種だとでも?」
 ”覚醒種”。
「いや……なんとなく。けなげそうだし、かわいいし」
「……シャイン、あんたはもうだまってて」
 ティアラと呼ばれた女の人は、少し前に立つシャインを押しのけ、二歩前に出る。

837 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:06:39 ID:d5gxhOu80
 コリンは一つだけ、気づいたことがある。
 ……この二人、私が追っていた四人組の中の人たち。
 つけていたのがとっくにばれていた?
 いや、そうじゃなくて。それもそうだけど、もっと肝心なことが。

 コリンがぼーっと思考にふけっていると、前からキン、と金属の弾けるような音が聞こえた。
 ティアラが剣を抜いた音だった。
「あなたの目的は何」
 言葉とともに切っ先がコリンに向けられる。
「えぇ、……ちょ、ちょっと、待って待って、暴力反対っ」
「覚悟を決めなさい。いざ尋常に、勝負!」
「ま、ま、待って、まずは話を……」

「待ってください」

 コリンとティアラの動きがぴたりと止まる。
 三人の視線が、ティアラの後方にいた少女に集まる。
「エターナ」
「ティアラ、落ち着いて。そこまでする必要はないでしょ」
「……」
 ティアラは渋々、剣を引き、鞘に収める。
「あれ、エターナ、サラちゃんはー?」
「いるわよ、ここに」
 と、エターナの後ろからひょこりと小さな顔が出た。
「あ、あの……」
 何も悪い事していないのに、申し訳なさそうな顔をしているその子がサラなようだ。
 シャイン、ティアラ、エターナ、サラ。
 これで四人、全員そろった。

838 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:07:41 ID:d5gxhOu80
 街灯虫がたかる灯火の下、コリンは四人の話し合いに巻き込まれたまま逃げ出せずにいた。
「……で、結局この子どうするの?」
 ティアラが、どうしたものかといった口調で話す。
「見逃してやればいいじゃん」
「私たちをつけてたのよ」
「実際、悪い事したわけじゃないしさ」
 ティアラは落胆とあきれを交えたため息を吐く。
「尾行していたこと自体、悪いことだとは思わないの?」
「別にぃ」
「……あきれた」
 二人の会話をよそに、エターナがコリンに近づいてくる。
「お名前、なんていうの?」
 エターナはやわらかいほほえみで話しかけてくる。
「えと、コリン」
「私、エターナ。ねぇコリン、もうこんな時間だけど、今日は泊まる場所あるの?」
「……そういえばないや」
「じゃ、一緒に泊まりましょ」
『えええっ!!!』
 シャインやティアラに加え、コリンも合わせて驚かされた。混声三部合唱。
「ちょっと、ティアラ、何勝手なことを! この子は私たちをつけてたのよ。一緒にいたら何をするか……」
「もしも、何かあったら。あなた達が居るから大丈夫よ。ね、シャイン」
 シャインは確認の意で自分を指さす。そしてすぐに、一言。
「あたぼうよ! 僕にまかせてよ。でも、大丈夫だよ、この子全く害無さそうだし」
「かわいい子には随分と甘いのね、シャイン」
「うっ……。お姉ちゃん……」
 姉弟の睨み合いが続く。
 そのとなり、サラは間に入って喧嘩を止めようとしているのか、そばであたふたしていた。
「宿に行きましょ、もう遅いし」
 エターナを先頭に、四人は歩き出す。
 エターナの一言で、一行はこんなにも簡単にまとまるものなんだなと、コリンは思った。

839 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:09:01 ID:d5gxhOu80
 表通りに戻り、久々に肌に直に感じるオリワの活気を浴びた気がする。
 コリンは、一行の最後尾にいたサラに近づき、話しかけた。
「サラちゃん、だよね?」
 サラは何も言わずに小さく、こくりと頷く。
「えっと、サラちゃんはもしかして、か……」
「サラちゃんシャイだから」
 少し前を歩いていたシャインが、首を突っ込んできた。
「サラちゃんとはさ、最近出会ったんだけど、俺らにもあまり口きいてくれないんだよ。そういう子だと知った上で接してあげてね、コリンちゃん」
「は、はぁ……」
 それだけ言うと、シャインは軽く視線を残して駆け足でティアラのそばまで戻った。

840 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:09:38 ID:d5gxhOu80
 ……タイミング悪いなぁ。
 サラに聞こうとしていたのに。コリンは愚痴を聞こえないようにこぼす。

 でも、コリンの中ではすでに結論は出ていた。
 サラに聞こうとしていたのは、ただの確認事項だ。

 ……サラは”覚醒種”だ。

 それは、シャグナがずっと求めてきた力。渇望した血。
 こんなにも、近くに。手を伸ばせばすぐに届きそうな位置に。
 ……私がやらなきゃ。
 コリンはもう一度心の中で決意を刻み込む。

841 名前:めのー ◆UUv3Pq6BrY :2005/06/02(木) 01:11:13 ID:d5gxhOu80
俺の駄ストーリーからサラたん解放まであと1話




シャグナ編3>>195-196>>241-249

842 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 01:25:10 ID:8DtNdkXyO
きたァァァァァァァ!!!

めちゃくちゃテンション上がるな、自分のキャラが使われるとwww

続きも気長にワクテカしているお!

843 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:35:24 ID:gGcGQ9Aw0
ジャン・バッハの設定勝手に作るお

844 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:38:07 ID:ibgICk4g0
>>843
とりあえずジャン・バッハでの話冒頭だけ書いてみたので
できればそれ見てから作って欲しいんだがどうか?

845 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 01:38:34 ID:8DtNdkXyO
いいと思うw

846 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:38:51 ID:gGcGQ9Aw0
おk

うpうp

847 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:45:17 ID:ibgICk4g0
ノルダニア大陸の南部、学術都市ジャン・バッハ。
魔道を志す者ならば知らぬ者はいないと称される学問の聖地。
しかし、当然の事ながらジャン・バッハは初めから学問の聖地であったわけではない。
今でこそジャン・バッハは「学術都市」などと大層な名で呼ばれるが、
交易王ジャン・バッハ1世によって都市が作られた当初は「軍事都市ジャン・バッハ」と呼ばれていた。
当時は地球人の大量出現によって世界各地で戦乱が起きており、
軍事兵器が売れると見たジャン・バッハ1世は魔法使いや学者を大量に集め、
魔法具の開発や戦争に利用できる魔法開発をさせたのだ。
それ故、ジャン・バッハは「軍事都市」と称されるようになった。
では、軍事都市はいつからは学術都市になったのか?
その答えは、この物語を見てもらえばわかるだろう。

それは各地の戦乱が収まり始めた頃の、
学術都市がまだ軍事都市と呼ばれていた時代の、
今では語られることも少なくなった、

−−−−−−1人の男の物語だ

848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:46:12 ID:d5gxhOu80
>>839
のシャインの台詞、俺→僕だった。



読み返せば読み返すほど自分の作品が駄作に見えてきた件について
クオリティヒクス

849 名前:824 :2005/06/02(木) 01:48:46 ID:zZnyBmE30
できたー!といっても続くけどww
投下します。小説初めてなんで途中でつじつま合わなくなったり
どっかで聞いたような話になってたらゴメンw
かわいいオレンジレンジだと思って許してあげてwwwwww

850 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:48:49 ID:ibgICk4g0
神話時代末期に大量の地球人が現れるってあったから
魔法時代初期は各地で原住民VS地球人みたいなのが行われてる
と思ったがまた勘違いかもorz

851 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:49:21 ID:ECyO2ZCP0
>>848
んなこたーない

852 名前:824 :2005/06/02(木) 01:51:32 ID:zZnyBmE30
 ──ぉんっ!
人に聞こえるか聞こえないか。
そんな声で鳴いたそれは一瞬で村の全てを荒野に変えた。
たった一人、小さな女の子を残して。
私は手を伸ばす。けれど女の子には届かない。
女の子の唇が動く。ゴメンナサイ。ゴメンナサイと。
こっちにおいで。 
そこにいたら助けられない。
辛かったね。悲しかったね。苦しくてどうしようもなかったんだね。
こっちにおいで。
私はあなたに歌を歌うよ。ピアノを弾くよ。笛を吹くよ。
あなたを守るよ。小さなあなたを私は絶対に守る。
だからどうか笑って──どうかここに──

 「サラっ!」
そう叫んでピティは目を覚ました。 
瞬きをしたら冷たい液体が頬を流れた。泣いていたのか。
変な夢だった。でもどんな夢だったのかもう忘れてしまった。
そう言えば起きた時に叫んだ気がする。私は何て言ったんだろう?
なにを──

「きゃあああああああ!」
突然母親の悲鳴が聞こえピティは我に返った。
慌てて部屋を出て母の所へ駆け寄る。

853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 01:55:27 ID:gGcGQ9Aw0
ジャン・バッハ存命中の話?
ジャン・バッハは死んでしまった後の話?
それによっては変えないといけないかも

854 名前:824 :2005/06/02(木) 01:56:29 ID:zZnyBmE30
 「お母さんっ!どうしたの!?」
「ああ〜!ピティ〜!」
見るとそこには半泣きになった母の姿と無残にも粉々になった皿が数枚。
「やぁピティおはよう。母さんたらまたやっちゃったんだよ。」
半ば呆れたように父は言う。
「お父さんおはよう。二人とも怪我しなかった?」
「大丈夫だよ。それよりピティ…またお願いできるかい?」
父がそう言うと、ピティはにっこりと笑って頷く。
ピティはゆっくりと深呼吸すると、割れた皿の前に立ち、歌を歌い始めた。
すると粉々になっている皿の破片たちが静かに光り始めた。ピティは歌い続ける。
やがてその光は皿全体を包み、次の瞬間にはもう皿は元通りになっていた。

ピティはヒュマンの母とヴェルシア族の父との間に生まれた覚醒種だ。
彼女に与えられた力は驚異的な癒しだった。
彼女が歌を歌うと壊れたものは再生し、ピアノを弾くと何もない所から植物が生え、
笛を吹くと怪我をしている人があっという間に治ってしまう。

 「いつ聴いてもピティの歌は素晴らしいのう。我らヴェルシア族の誇りじゃて。」
気がつくといつの間にか村長が側にいた。どうやらピティが歌っている間に来たようだ。
「おじいちゃん来てたなら声かけてよ〜」
「あら、村長さんちゃんとインターフォン鳴らしてたわよ。」
「はは、ピティは一度歌い始めると周りの音が何も聞こえなくなるからなあ〜。」
「はっはっ…実はな、今日はお前さんがたに相談があってな……」
さっきまでの和やかな顔から一転、村長の顔は険しくなった。
「相談…とは?」
父も神妙な顔つきになり村長に尋ねた。


855 名前:824 :2005/06/02(木) 02:02:47 ID:zZnyBmE30
 「え?あの村の生き残りの女の子を保護した?」
父の言葉に村長は静かに頷く。
「昨日突然わしの家にフェノンが来ての。[今日用事があって例の村を通ったら女の子がいた。
事情を聞いても何も言わないからとりあえず連れて来た]って言い出してのう…」
「ちょ、それヘタしたら誘拐じゃないですか〜」
母が思わず口を出した。父も頷く。
「わしもそう思ってファルスに本当にあの村の子なのか?って聞いたら。[そうだ。
連れて行く時に聞いたら頷いたから間違いない]って言っての」
「だからって連れて来ていいものなんですか?」
「まだ小さい女の子じゃし、放って置く訳にも行かんだろうってなぁ。」
「フェノンらしいなあ。」

 ちなみにフェノンとは村長の隣の家に住んでいるおじさんだ。
人情に厚く、芸術を愛し、ヴェルシア族の特徴をこれでもかと受け継いでいる。
ピティはぼんやりと3人の会話を聞いていた。
あの村とは一昨日の新聞に載ってたあの村の事なんだろうか──
ある日突然、何の前触れもなく荒野と化してしまったらしいあの村── 
 「それでのう、ピティ」
「はっ、はい!?」
突然自分に話が振られ、ピティはびっくりした。
「その子の面倒を見てやってはくれんか?この村で一番若いのはお前だし、
それにあの子も女の子同士だったらもしかしたら喋るかもしれんじゃろう?」
 確かにおじさん達より同性の方がその子も喋りやすいかもしれない。
何よりピティは前から妹が欲しかった。となれば答えは一つである。
「うん、分かったよおじいちゃん!私仲良くなれるかなあ?」
「引き受けてくれるか!ありがとう。なに、お前は優しい子だ。きっとすぐ仲良くなれるさ」
「それでその子は今どこにいるの?」
「おお、実はな──」

856 名前:824 :2005/06/02(木) 02:07:36 ID:zZnyBmE30
 ピンポーン
ふいにインターフォンが鳴りそれと同時にドアが勢いよく開いた。
「どうもみなさんおそろいで!おっ、村長もうここにいたのか」
現れたのは大柄のたくましい角刈りの男。フェノンだった。
「実はお前ならきっと引き受けてくれると思って、ここに来る前に
フェノンにその子を連れて来るよう頼んでおいたんじゃよ。」
村長がそう言うとフェノンはピティの頭をガシガシとなぜた。
「引き受けてくれてありがとなピティ!あのお嬢ちゃんもこんなおっさんより
お前みたいな女の子のいる家が良いと思ってよ!ハハハハ!」
フェノンはさらにガシガシと頭をなぜる。もうピティの髪はグシャグシャだ。
「フェ、フェノンおじちゃん、それでその女の子は?」
少しフラフラしながらピティは言った。
「お、ちゃんとここにいるぜ!お嬢ちゃん、ほら、あいさつしな!」
するとフェノンの太い太ももの後ろから、小柄な女の子が顔をだした。
どうやらフェノンに隠れて見えなかったようだ。
金髪で髪の長い、なんとも可愛らしい女の子。
年は9歳か10歳といったところだろうか。だとしたら自分より5、6歳下か。
いきなりこんな可愛い妹が出来るなんて私はきっと世界一幸せものだ。
そう思い、ピティはすっかり嬉しくなった。
「初めまして!私はピティ。15歳だよ!あなたのお名前は?」
ピティは笑って女の子に手を差し出した。女の子は少し驚き、やがておずおずと手を出す。
そして二人が手を触れた瞬間──思い出した。今朝見た夢の事を。

恐ろしい聖獣の鳴き声。荒野になった村。
泣くことを忘れた小さな女の子。
その子の名前を叫んで自分は起きた。必ず守ると約束して。
「あなたは…」
突然様子が変わったピティを見て女の子の顔は少しこわばった。
「あなたの名前は……さ…ら…ちゃん?」
女の子は目を見開き、ピティを見つめた。

857 名前:824 :2005/06/02(木) 02:10:39 ID:zZnyBmE30
とりあえず今日はこれで寝ますwww
みんなのと比べるとやっぱり俺文章のクオリティ低いwwwwww
一応タイトルは「心溶かす日差し」って言います。
続きはまた明日か明後日に投下します。
ウザかったら脳内あぼーん推奨wwww

858 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 02:13:27 ID:8DtNdkXyO
おつ!
この調子でどんどんやってくれw

859 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 02:15:08 ID:ibgICk4g0
>>857
小説初めてとは思えない件について
>>853
ギリギリ存命中
たぶん90歳くらい


860 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 02:22:26 ID:gGcGQ9Aw0
読む前に書いたのだと始祖が絡むから
やっぱ辞めとく。

つーか、覚醒種が多いのでいつの日か、
全然役に立たない何の力も持たない混血種が
覚醒種を知恵と勇気だけで倒す話を書いてやろうと思う。
勝因が覚醒種の慢心とかじゃない、ガチなカンジので

861 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 02:30:17 ID:8DtNdkXyO
>>860
それ、熱いな。
かなり楽しみだ。

862 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 02:35:37 ID:y4SPR9oH0
うは寝ちったwwwwwwww
http://www.vipper.org/vip22319.jpg
車掌さんわかんねwwwwwwww死ぬwwwwwwwww

今日はwikiの人物設定を一通りなぞってみようと思う(´・ω・)ス

863 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 02:39:02 ID:ECyO2ZCP0
>>857
いい雰囲気じゃないか!
>>860
テラ燃エスwwwww
>>862
うはwwwおはよwwwwwwwwwwwっうぇwwwwwwwwww

全然続きかけない…
一応冒頭の一区切りだけでもうpするか…

864 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 02:59:28 ID:AF/j/1DG0
実はふぁんたじぃ初挑戦な俺が
戦闘描写をどうしようかでうんうんうなってる件
本日投下はムリポス(´・ω・)

865 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 03:05:04 ID:Y8FJEVzB0
今日はちょっと死にかけてる俺がいるw
流石に連日睡眠時間3時間以内はキツスwww

>>862
車掌萌えww
俺も後を追うおwwww

>>863
意識が飛ぶまでワクテカw

>>864
おお!ガンガレ!
正直言うと俺も戦闘描写が苦手なことに気付いてきたw


いつの間にか落ちてたらゴメンww
こまめに保存しながら今日も物書いてみるお

866 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 03:08:21 ID:ECyO2ZCP0
「エイナー君、これはひょっとするとピンチって奴じゃないですかね?」
「ひょっとしなくてもピンチって奴です!!」
 裏路地を疾走する男と少年。
「「いたぞ!確保ー!!」」
その背後から警備隊がわらわらと追ってくる。
「いやー、何でこんなことになったんでしたっけ?」
「ウォンさんが連れてきたんでしょ!?僕は知りませんよ!!」
「そうでしたっけ?」
「とにかく!どうにかしてください!」
「仕方ありませんねぇ。エイナー君、しっかり?まっててくださいよ!」
エイナーの腰に左手をまわし、ウォンの右手が弧を描く。
「何を…うわぁぁぁぁぁ!」
ウォンとエイナーの体が宙に舞う。唖然としている警備隊を残して。
第三話 港町遁走曲 前篇
「鋼索、というものです。蝙蝠の格好をした変なヒュマンより頂きました。」
町のシンボル、時計台の上でその鋼索とやらを巻き取りながら説明するウォン。
「鋼を糸状にしてそれを何本も紡いで頑丈な糸に仕上げているみたいです。
 ベルトに仕込んだ小型のマナドライブで巻き取り…む、からまっちゃいました。」
「…警備隊は右往左往しているみたいですね…まだこの位置には気づいてないようです」
銀色に鈍く光る糸と格闘しているウォンとは違い、エイナーは周囲の監視を怠らない。

867 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 03:10:03 ID:ECyO2ZCP0
「あー、大丈夫だと思いますよー。一応マナアイテムで細工しておきましたか…ら…
 痛っ!右腕に絡まって…ボンレスハムに状態に!あいたたたた!エイナー君助けて!」
発光する小さな三角錐(姿を消すマナアイテム)の横で悶絶するウォン。
「全く…ウォンさんはおっちょこちょいなのか抜け目がないのかわからないですよ」
エイナーはため息をつきながら傍にかがんで糸を解いてやる。
「ミステリアスで魅力的でしょ?痛!!しめないで!」
「ほら、ほどけましたよ」
「いやーエイナー君は器用ですねぇ ありがとうございます」
右腕をさすりながら立ち上がるウォン。
「それで…なんで追われてたんです?」
「問題はそこですよねぇ」
「まるっきり身に覚えがないんですか?」
「ありませんねぇ」
「本当に?」
「強いて挙げるなら警備隊の人の頭にエールをこぼしちゃった事ぐらいですねぇ」
「それだーーーー!!」
エイナーの絶叫が響く。
「あーやっぱりそうですよねぇ、でもあの時はそれぐらいしか思いつかなかったんですよ」
「一体いつ警備隊の人にエールをかける必要がある状況が成立するんですか!?」
「ハッハッハ、世界は広いですよエイナー君」
「そんな意味わかんない世界なんかこっちから願い下げです!」
二人の旅はまだまだ続く。

868 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 03:15:39 ID:ECyO2ZCP0
導入にすらなってない…文もめちゃくちゃ
精細とクオリティを欠く内容ですまんかった

キャラを増やそうと思って四苦八苦中
♀キャラが書けないという自殺級の弱点を何とか克服せにゃならんのー
とりあえずこの話はまだまだ続きます

869 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 03:31:10 ID:y4SPR9oH0
http://www.vipper.org/vip22339.jpg
エリオットと動物(仮)
うはちげえwwwwwwwwwwwwwwwwww

870 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 03:46:40 ID:AF/j/1DG0
>>869
俄然やる気うp!(`・ω・´)

さーエリオット君書こう

871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 04:10:55 ID:/6+bC5Nt0
保守ー。

>>869
カッコヨスwwwww



たった今ノーパソ死んだ…('A`
二月ほど前に別のノート死んだばかりだったのに…('A`)
残ったノートは液晶が半死して約1年…
これでもしデスクトップが死んだら…っうぇ

872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 04:13:40 ID:y4SPR9oH0
http://www.vipper.org/vip22349.jpg
アヤヒト(?)

1.もっと切れ者然?
2.詰襟着せteeeeeeeeeeeeeeee
3.エレシュリライトdekineeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee

873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 04:13:58 ID:y4SPR9oH0
>>871
生きろwwwwwww念写おkkkwwwwwwwwwww

874 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 04:56:00 ID:AF/j/1DG0
俺しかいない予感(´・ω・)

875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 05:04:22 ID:y4SPR9oH0
http://www.vipper.org/vip22363.jpg
ジョアン(?)
学者にしちゃカッコよすぎ

やべニコルの性別逆で覚えてたwwwwwなんでwwww

876 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 05:22:24 ID:p0w2NXip0
なんか最近設定とか人物とか増えすぎて分けわかんなくなってきている俺がいる

877 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 05:47:17 ID:y4SPR9oH0
http://www.vipper.org/vip22368.jpg
ルカ
飛空挺は飛行機じゃねーよなと思いつつおkkkkkk^^

>>876
違う世界があってマナがあって地球人が時々おいすー^^^^
ぐらい抑えてればいいんじゃね?

878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 06:21:36 ID:1L69UiBL0
おわ、寝てる間に絵が!
このスレクオリティ高すぎwwwwww

879 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 06:38:41 ID:y4SPR9oH0
http://www.vipper.org/vip22378.jpg
ブラッド(?)
浮気者にはロンゲの刑okkkkkkkk

880 名前: ◆5xcwYYpqtk :2005/06/02(木) 06:49:29 ID:7aAObv0I0
>>875
うはっ、GJ!
ジョアンかっこえー
ニコル一応おとこのこだけど。それおっけ。めっちゃカワイス



881 名前:焦らし人 ◆Artinjg9bw :2005/06/02(木) 06:55:25 ID:AF/j/1DG0
保守がてら投下
そして寝る

『アトランテ編第三部:降臨』


(・・・・・・えよ)
 なんだ?
(・・・・・・、・・・・・・応えよ)
 なんなんだよ
(・・・・・・、我の声に応えよ)
 だからなんなんだって聞いてるだろう?
(内に闇を抱えし者、我の声に応えよ)
 お前、なんなんだよ
(我はファルネース。この世界と同じ名を持つもの)

僕の声は、届いていますか?
あなたたちの耳に、僕の声は届いていますか?

882 名前:焦らし人 ◆Artinjg9bw :2005/06/02(木) 06:57:13 ID:AF/j/1DG0
ピクンっと、ホーンの耳が跳ね上がる
それは殺気に対する反射運動
それは意識の覚醒を必要としない、獣ならではのもの
それは、直観であるが故に間違いのないもの
(なんだ、今の気配は)
 ツヴァイクザークは戦慄していた
今まで感じたことのないほどの圧倒的な力の波動に
それは、隣に眠るこの男から感じた気がした
しかしそれは間違いだ
この男、ここノアの住人と普通に会話していることからして
やはりヒュマンで間違いないのだろうが
いくら身体能力が高くとも自分の意思ではマナを扱えないただの人間だ
それがあれほどの力を感じさせるわけがない
(まあいい。あれほどの力だ。またすぐに気配を察知できよう)

しばらくしてエリオットも目を覚ます
その隣に、ホーンはいなかった

883 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 07:07:48 ID:AF/j/1DG0
さて寝よ寝よ
おまいら保守ヨロ!

884 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 07:40:57 ID:ubFSASpY0
保守ですよ

885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 07:50:06 ID:y4SPR9oH0
http://www.vipper.org/vip22386.jpg
レイス(?)
ちょっとおばさんくさいので反省

886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 08:21:12 ID:KasZRaE3O


887 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 08:24:11 ID:melbX+Cb0
>>885
うるせーよバカ!死ね!!

888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 08:41:35 ID:y4SPR9oH0
うはwwwwwwwヒドスwwwwwww保守

889 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 09:16:20 ID:8DtNdkXyO
(′・ω・`)

890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 09:26:09 ID:y4SPR9oH0
>>889
おはよう
保守頼んでいいですか?

891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 09:39:23 ID:y4SPR9oH0
あああダメだ逝ってきま(´・ω・)ス

892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:01:15 ID:gg5pMnHa0
>>891
いってらっさいノシ

893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:25:24 ID:gfQ46KJL0
保守

894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:27:26 ID:VQ89+K680 ?#
おいwwwwwww
お前らまだやってたのかwwwwwww
まとめサイトまでつくっちまってwwwww

895 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:32:22 ID:VQ89+K680 ?#
あれ違うのかな?
>>1ってあの>>1か?
暇だとか意味不明なスレタイで創作活動スレたててすぐに落ちちゃったスレの>>1だよな?
俺だよ俺 森林鉄道とか思いつきで書いてた奴

896 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:33:46 ID:VQ89+K680 ?#
レオンベイカーだよな?まだ書いてるかどうかしらんが

897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:41:18 ID:VQ89+K680 ?#
(・ω・)ほしゅ

898 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:43:41 ID:VQ89+K680 ?#
頼む誰か返事してくれ(つωと)

899 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:54:52 ID:VQ89+K680 ?#
とりあえず(つωと)不安なままほしゅ

900 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:56:47 ID:KasZRaE3O
キニスンナAA(ry
スレストはここの昼の名物だ

とフォローしつつ保守

901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 10:56:57 ID:gg5pMnHa0
>>899     
┃・∀・) <イノセントオーガスタミテタヨー

902 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:01:31 ID:VQ89+K680 ?#
よかったスレ違いじゃなかったんだな(・ω・)
しかしえらく立派になったもんだ
俺はおいてきぼりくっちまったなぁ
設定についてけねーや


903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:14:07 ID:gg5pMnHa0
>>902
┃・∀・) < マエトハ セカイカン モ ダイブカワッテ ベツモノダヨー

┃・∀・) < オオマカナ セカイカンサエ オサエテオケバ コマカイセッテイ

┃・∀・) < ワカラナクテモ ドンドンカイチャエー

904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:14:08 ID:GHZp//qrO
>>902
|,_ノ`)b 参加待ってるぜ

しかしもう900か。次スレの季節だな

905 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:24:49 ID:VQ89+K680 ?#
とりあえず保守が多いこのスレの為に自動保守メカをうpしとくぞい
http://nullpo.mydns.jp/up/up.php
[6466.zip]自動保守機構VIP

おまけに俺が今聞いてる音楽も置いとくよ
( ・ω・)っhttp://hp.vector.co.jp/authors/VA028323/page/duvet.html

906 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:25:40 ID:VQ89+K680 ?#
おっと 解凍passはvip

907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:26:21 ID:melbX+Cb0
>>906
うるせーよバカ!死ね!!

908 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:27:48 ID:VQ89+K680 ?#
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪

909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:28:27 ID:AFnxdF0O0
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1117193680/

910 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:39:59 ID:d5gxhOu80
死にたくなってきた

911 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 11:43:29 ID:gg5pMnHa0
>>905
うはwww落としたけど、クッキーの食べさせ方わかんねwwwwwwとりあえずサンクスwwwww

どちらかというと、深夜帯の方が人が多いかな・・・
折りをみて、また何か書いてくださいなw

>>910
何があった?


912 名前:. :2005/06/02(木) 12:06:53 ID:gg5pMnHa0
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 くっきー!くっきー!
 ⊂彡


913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 12:15:16 ID:VQ89+K680 ?#
くっきーとか気にしなくても動くお
むしろ間隔秒数に気をつけないとアク禁食らうから気をつけてな

創作のことで聞きたいんだが、
創作はファルネースという世界以外では書いてはいけないのか?
ファルネースに干渉を受けているアースで物語を構築してもいいのか?
アース内に関する文献がほとんどないんだが、そのあたりは勝手に考えていいのかね?

914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 12:41:37 ID:VQ89+K680 ?#
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ほしゅ!ほしゅ!
 ⊂彡

915 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 12:49:57 ID:8DtNdkXyO
やべえ、懐かしい人来たw
またあんまりなにも考えないで小説書いてよw

多分最低世界観だけ読んでそれなぞって書けばそれらしいもの出来るよw

916 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 12:54:05 ID:gg5pMnHa0
今度は野豚の火壁設定わからナスwwww俺テラアホスwwww

>1の書いてるレオンとボブのお話みたいに、地球にいた頃を描くってのはアリだと思う
もしくはサイドストーリー的なものとか
地球が大きくファンタジックな世界にならない限りは、許容範囲に入ると思うけどなー
それこそファルネースの機械時代以降は、地球も未来の世界だしw

917 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 13:00:41 ID:VQ89+K680 ?#
了解だ
ちょっとそういう富士見ファンタジア系に沿って書けそうにない・・・orz
クオリティー低くてスマン(つωと)

ゲートによって接続される鏡面世界って認識でいいのかね?
十二国記みたいな感じってことでOK?それともパラレルワールド?
月の重力で海の潮が満ち干きするように、互いに干渉し合ってるってことか?
そこのあたりがいまいち掴めん

918 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 13:15:33 ID:8DtNdkXyO
パラレルワールド。
魔法期はファンタジーだけど、機械編中期くらいからはもう機械でまくりだw

919 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 13:25:31 ID:VQ89+K680 ?#
OK

wikiと作品見つつ設定練るYO
近未来なアースを舞台に書くわ
ファルネースのイメージ壊さないようにがんがる
勝手に設定作っちゃうけどいいかな いいはず いいよね

920 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 13:33:07 ID:gg5pMnHa0
作家さんフエタ━━(゚∀゚)━━!!
ガンガレwww期待して待ってるwww

921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 14:08:10 ID:gg5pMnHa0
人が少なくて(´・ω・)サミシス

922 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 14:10:32 ID:VQ89+K680 ?#
(´^ω^)

923 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 14:14:46 ID:8DtNdkXyO
設定全然付け加えてw

使えそうならみんなが使う。
そうでなくてもその作品で使う分には関係なし。

924 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 14:34:41 ID:8DtNdkXyO
あと、今回こそは誰かスレッド立て頼むw

970超えたあたりから。
スレタイはそろそろ「暇なら」って部分飛ばした方がいいのかも。

「暇」がつくスレタイ増えて来たから。

925 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 14:45:10 ID:gg5pMnHa0
テンプレは変更点なしでOK?
スレタイは「みんな」と「創作活動」が入ってればいいのかな?

で、具体的なスレタイ案は970まで募集中ということでいかがか

926 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 14:46:49 ID:8DtNdkXyO
あとは前スレ変えるくらいでいいはず。

>>970までに高クォリティなの、頼む

927 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 14:54:39 ID:gg5pMnHa0
それじゃそんな感じで、次のスレタイ案は

みんなで楽しく創作活動やらないか? を薦めてみる。クオリティヒクスwwwwwww

928 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 15:06:36 ID:8DtNdkXyO
そういうノリだw
イイヨー

929 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 15:16:12 ID:A4bFrhzX0 ?#
雨降りのせいで空からの手紙がコナスwww閃かナスwwwww
文章カケナスwwwwwネムスwwwwww

930 名前:1 ◆F9FDd5.NK2 :2005/06/02(木) 15:25:36 ID:8DtNdkXyO
ヒント:寝て起きたら頭もスッキリ

931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 15:52:10 ID:jq1PS7v70
保守

932 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 15:52:41 ID:gfQ46KJL0
おまいらおはよー
絵師も作家もウマスwwwwwwwwwwwwwwっうぇwwwww
wikiのトップページがぶっ飛んでるように見えるよー
寝ぼけてて気のせいかも知れん
スレタイは
誰でも創作活動
とかどうよ
あー みんな が入ってないなー

933 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 16:30:16 ID:A4bFrhzX0 ?#
VIPのみんなでシェアワールドやらないか?5クオティ目

934 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 16:32:19 ID:A4bFrhzX0 ?#
VIPのみんなでシェアワールドやろうぜ!5クオティ目

935 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 16:36:35 ID:+8QxCuaUO
AIR劇場版が無料配信だぞおまえら
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1117696933/

936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 16:38:32 ID:q3KOLbhk0
次スレ
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1117694534/

937 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 16:40:54 ID:A4bFrhzX0 ?#
VIPのみんなでシェアワールドやろうぜ!5クオティ目 ⊂( ^ω^)⊃

938 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 16:46:15 ID:A4bFrhzX0 ?#
VIPのみんなでシェアワールドやろうぜ!5クオティ⊂( ^ω^)⊃

939 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/06/02(木) 17:15:10 ID:A4bFrhzX0 ?#
ほしゅ


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