『ファルネースの聖女』――第七章『アポリーナの章』

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概要

 ファルネースにおいて異邦人であるヒュマンをあたたかく受け入れる部族ウチナー氏族。
 その一族の興したヒーチャリア王国。
 その国をまとめる巫女であるアポリーナは、あるとき、神託で、「真の巫女が現れる」と知る。
 始祖ウチナーの血を引くアポリーナは、新たな巫女を迎え入れようとその少女が現れるときを待っていた。

 やがて、ヒーチャリアの伝統楽器であるサンシェンを携えたリコを見て、アポリーナは世代交代の時期を悟る。
 リコに巫女の座を譲るため、アポリーナは引継ぎの間に向かうが――?

 引継ぎの間で垣間見たのは、過去の記録。真実の物語。
 千五百年前にファルネースで起こったマナ戦争とは果たして何か?
 デスティニーギアの核となる長編小説『ファルネースの聖女』第七章!

背景

 魔法時代末期。この時代を総称し、「デスティニーギア」と呼ぶことから、運命の歯車となる人物がファルネースに多々いる。
 特に、長編『Passage Of Straydog』とは並行して物語が進んで行く。

登場人物

■アポリーナ・ナイトリコス・エーギリウス
 ……ウチナー氏族の巫女。始祖ウチナーの直系の家系である。
■リコ
 ……ヒュマンの少女。ヒーチャリアの伝統楽器サンシェンを愛用している。
■シャグナ
 ……ラグルド氏族の青年。知識に長けており、リコの保護者代わり。
■エイナー・アレッシオ
 ……ヒュマン。男。幼い頃にサウル氏族の行商ウォンに拾われた。
■ウォン
 ……サウル氏族の男。いつもとぼけた言動をしており、酒にはめっぽう弱い。
■アヤヒト
 ……ウチナー氏族の男。アポリーナの側近であるが、彼女に恋心を抱いている。

目次

第1話
第2話

(作者:よすぃ)

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