『Passage of StrayDog』――第三章『Dragon Slayer』

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概要

 アースで戦闘中、ファルネースへと飛ばされたクザン。
 ノルダニア大陸からミディリア大陸に渡り、逗留した街でマーリヤと出会う。マーリヤと接するうちに自分自身の中でわきあがる感情にクザンは戸惑いと苛立ちを覚えながらも旅をする。
 成り行きから向かった先は、イセリーナという森深くにある国ではない集落の連合体であった。かつての友ヴァレオンの助けも得て、クザンは迷いながらも運命の輪へと身を投じていく。
 シナリオ作品『ファルネースRPG』と合流し、物語はさらに深みへと――。
 デスティニーギアの核となる長編小説『Passage Of Straydog』第三章!

背景

 魔法時代末期――この時期を総称し、「デスティニーギア」と呼ぶが、とりわけ、ミディリア大陸を中心とした戦火を「ミディリア戦役」と呼ぶ。
 本作品の時間軸では、暴君バルトロメウスによる恐怖政治によって大きくまとまったケルトラウデ帝国は、隣の大国・神聖アガレス帝国の聖人イノクを武力でもって脅し、アガレス帝国の安全の保障と引き換えに、イノクの愛娘マーリヤを人質として要求した。
 様々な人の助けを経て、中立勢力であるイセリーナに逃げ込んだマーリヤは、大陸の危機を訴える。イセリーナが味方につき、ヒーチャリアを引き入れることで、ケルトラウデ帝国に対抗しようとする。後に、ミディリア戦役と呼ばれる戦乱の幕開けである。

登場人物

■トーマス・クザン
 ……日系アメリカ人のヒュマン。男。アースでは某国の諜報組織に所属していた、戦闘のプロ。
■ワン
 ……中国系のヒュマン。爺。酒が大好きな、武道の達人。
■マーリヤ・ラケル・エルバヘイム・アガレス七世
 ……アガレス氏族の聖女と呼ばれる高貴な身分の女性。政争に巻き込まれ、逃亡中。
■サイトウ・メグミ
 ……マーリヤの従者であり、良き友。日本人であり、合気道の達人でもあるヒュマン。
■サラ・ブラウン
 ……キディルアナ氏族の血を引くカオスの少女。絵を描くのが得意で、また絵を召喚することができる。
■ピティ・ジール
 ……ヴェルシア氏族の血を引くカオスの少女。サラの親友。歌で、癒しの奇跡を起こすことができる。
■サトミ・タケマサ
 ……剣術に長けた日本人。双子の弟がおり、弟の悪事を止めようとしている。
■ミヤハラ・ソウマ
 ……マナストーンを用いて微弱ながら魔法を操る。剣術を少し嗜んでいる日本人。
■ティアラ・レイヴナント
 ……ノヴァラ氏族の女性。始祖ノヴァラに連なる血筋であり、伝説の剣豪ウォダの血も引く由緒正しき家の出。
■シャイン・レイヴナント
 ……ノヴァラ氏族の少年。ティアラの弟であり、実質のマイス集落の次期族長であるが、いかんせん本人にやる気が無い。
■ヴァレオン・トーゴー
 ……ノヴァラ氏族の青年。英雄と名高い。妖刀ムラサワを携えている。

目次

第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話

※ 続章『ヒーチャリア編』、現在執筆中!
(作者:泥だらけの虎)

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