地図の左下、つまり南西に位置している。

火山帯が多い山岳帯。

国というまとまりを持たない、珍しい特色を持つ。

それぞれが17氏族という氏族単位で生活している。







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アデル

  • 概要

  • 商才に長けるアーディル氏族が興した国。街はバオウ大陸北部にあるバオウ砂漠のオアシスを囲むように作られている。

    砂漠もアデルの領土とされているが、過酷な環境下のためどう考えても住めたものではない。そのため、アデル王宮を中心に広がる大きな城下街にしか人は住んでいない。

    古来よりこの地方に住んでいたアーディル氏族は、砂漠を回る隊商貿易によって収益を得て来たため、交渉術に長ける。氏族的に運勢を気にかける者が多く、幸運を呼び込むため彼らは「砂漠の月」と称する三日月のイヤリングを身につけている。

    魔法時代の頃に世界でも有数のカジノ街が作られ、国民の娯楽としてだけでなく、重要な収入原として王政府がギャンブルを認可している。

    また他の国に見られない特徴として、平民に至るまで一夫多妻を認めており、王族や富豪はアラデアという巨大な建物に多くの女性を囲っている。女性は美人が多く、「アーディルの女」と言えば美人の代名詞である。

  • 街並み
  • オアシスの周囲を囲むように広がる大きな街。中心には王宮があり、その他の建物に関しては乾したレンガを使って造られている。城下町は大きなカジノがある一大歓楽街となっており、眠ることのない都市の一つとして数えられる。アースより訪れたヒュマンは一様に「ラスベガスに似ている」と口にすると言う。


    トグリア

  • 概要

  • 鉱山に囲まれたファレスタ山脈に在る、頑固者の多い職人のトグル氏族の国。

    マナストーンの産出量こそはミディリア大陸のケルトラウデ帝国の次に甘んじているが、様々な鉱脈が豊富にあり、特に希少金属である“ミスリル(魔法銀)”の産出量と加工技術は他国の追随を許さない。その背景もあって鍛冶や細工技術は抜きん出ており、無骨な外見にそぐわず器用な者が多い。

    かつては神獣ハマーが住んでいたファレスタ山脈には火山も多いのだが、例え噴火の心配があっても彼らはその地を退こうとはしない。近隣のミュンメイ氏族とは仲が良く、火を起こすのを手伝ってもらうなどしている。また、武器・防具を作ることでそれをユジスタの森経由でミディリア大陸にも輸送している。

  • 街並み
  • ファレスタ山中に広がるアリの巣のように入り組んだ洞窟を利用して作られている。日々鉱山の開発のため、大小様々な通路と同じように様々な広さの部屋が作られている。この洞窟ではトグリア氏族の案内がなければ目的地にたどり着くことは困難だろう。


    トルトキス

  • 概要

  • 四方を山に囲まれた盆地に在る、ミュンメイ氏族の村。

    始祖ミュンメイが他氏族との争いを嫌ったため、外界からの接触を持ち難い土地に居を構えた言われている。しかし、それ以上に彼女はこの長閑さに心惹かれたのではないだろうかとも言われる。始祖ミュンメイは紅い瞳、赤灼眼(せきしゃくが)を持っていたと言われ、見るだけで物を燃やすことができ、その威力は大魔法に勝るとも劣らないと言われている。

    ミュンメイ氏族は薄紅い目を持っているのが普通であるが、稀に始祖ミュンメイと同じ、燃えるような紅い瞳(赤灼眼)を持って生まれてくる子供がいる。その瞳を持って生まれると、無条件で指導者の任を負わされ、男ならそのまま族長として民を指導し、女なら巫女として崇められる。

    炎を操ることに長けていることから、鍛冶を生業とするトグル氏族とは非常に仲が良い。その関係は神話の時代から続いている。

  • 街並み

  • 町とも言えない素朴な外観を持つため、村や集落と呼ばれることが多い。地球上の日本の弥生時代の建造物に良く似た高床式建築のが多く目立つ。村とは言うものの、密集して住んでいるためにその面積は広く、とても大きなものとなっている。

    主に、ユジスタンからアデルに渡り歩く旅人の休息の地として、また、観光地として利用されることが多いために宿泊施設が多く建ち並ぶ。


    ユジスタン

  • 概要

  • ユシアスタの森の中には、小規模のユシアナ氏族の集落が点在している。ユシアスタの森は迷いの森と呼ばれるほど入り組んでいる上に、魔物も凶暴な種類が多く非常に危険な土地である。そういった点では、隣の大陸のイセリーナの森とよく似ているが、この森は人の方向感覚を迷わせる胞子を出す不思議なキノコが多く生えているために、より一層迷いやすい。また、特殊な磁場となっているという説もある。

    ほとんどのユシアナ氏族はヒーチャリアに程近いユジスタンの街と、トルトキスに向かう山道の入り口であるオーグに住んでおり、ユシアスタの森の中を案内するガイドの仕事が主な収入原であるが、弓の腕前に優れ、傭兵として生計を立てる者も少なくない。

  • ユジスタン

  • ユシアスタの森を通り抜ける陸上貿易の拠点として作られた。ユジスタンの首都であるため、もっとも規模が大きい。交易品を保管する倉庫や、ガイドを雇う事務所が目立つ。また、港もある。

  • オーグ

  • ファレスタ山脈に寄り添うようにしてある宿場町。こちらも、ガイドを雇うための事務所のようなものが多くあり、また、宿屋が多い。ユジスタン国の中で首都についで大きな街である。魔物の侵攻を防ぐために、周囲を城壁で囲んでいる。


    バオウバザー

  • 概要

  • ファレッタ氏族の末裔が形成するキャラバン。

    神獣の白い獣耳、白い尻尾をその身に宿していた始祖ファレッタの末裔は、同じように神獣ムーファの加護を受け、獣耳と尻尾を有していた。皆一様に直感力に優れ、感受性が高かったらしい。

    人と言うよりは放浪を好む動物のような性質を引き継いでしまったために、今でもバザーと共に当てのない旅を続ける一族である。国境を越え、バオウ大陸を練り歩くファレッタ氏族を見ることは滅多になく、彼らを見ることができれば、その年の運勢はとても良いというジンクスがあるほど。また、彼らのキャラバンは様々な品物を取り扱っており、物々交換でそれを手に入れることができる。


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