地図の右上、つまり北東に位置している。

世界で唯一、雪の降る場所。

北部と南部で気温差が激しい。

北部は温泉もあり、観光地としても名高い。







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アベリア

  • アベリア

  • 極北の地に住むフェヴアル氏族が中心となって興した。国土こそ広いが、その極寒故に一カ所で固まるように住んでいる。アベリアと言えば、この住居の密集した一定の場所を指して言うことの方が多い。

    環境的に農作物が育たず、狩猟(特に罠猟)を生業としてきた。地形も馬(パカラ)では進むことのできない場所が多く、代わって主な交通手段として雪狼を利用した橇(ソリ)が用いられる。

    魔法時代には他国との交易路が発達したため、フェヴアル氏族の文化を知って貰うと共に収入源として観光地化が進み、雄大なアベリアの大自然と魔法時代中頃に湧き出したアベレル温泉が名物となっている。しかし、一方ではアベリアの自然が開発されるにつれ、観光客のマナーも問題となり、開発はアベリアの地を汚す行為として今も批判の声が続いている。

  • アベレル温泉

  • アベリアの街の中に点在する温泉。これが故に、アベリアは世界的にも人気の高い観光地となっている。アベレル温泉には聖獣のかごが宿っていると伝わっており、そのため、どんな不治の病でも治すという噂さえある。

    オーロラを見ることもでき、世界では唯一、夜でさえ明るい土地である。

  • アベリアロッジ

  • アベリアの国土内に点在するロッジ。ほぼ全ての建物が積雪に強い構造をしている。機械時代以降は交通手段が発達したため、国外からの観光客が増加し、各ロッジの発展が進んでいる。

    以前からアベリア地方を探索する冒険者達の溜まり場であり、過酷な環境に挑戦するための装備や知識を得るにはこのアベリアロッジをおいて他にない。


    ヴェリ

  • ヴェリ

  • 地球で言うスペインに似た街並みを持っている。主要民族はヴェルシア氏族。寒冷地であり秋から春先にかけて雪が降る。

    国という意識はあまり無く、領土的野心を持たないヴェルシア氏族は芸術への探究心、美への追求をひたむきに続ける一族である。絵画、彫刻、音楽などの分野で名だたる芸術家を排出しており、彼らが手がける美術品を他国に輸出して収入としている。また、ファルネースにおける眼鏡の発祥の地であり、ヴェリの彫刻が施された眼鏡は芸術的にも価値が高い。

    街の外観を特徴づける物として、中央に立つ「ヴェリの女神」である。由来は定かではないが、一人のヒュマンと多くのヴェルシア人が協力して建てたものである。このでデザインはアメリカの「自由の女神」そのものであることから、祖国アメリカに帰ることのできぬヒュマンが望郷の念を込めたのではないだろうか。

    その他の特徴として、建物のデザインに同じものが存在しない。それもそのはず、建物一つとっても彼ら一人一人の感性によって作られているため、なにもかもがバラバラであり良く言えば個性的、悪く言えば雑多に過ぎる。人によってはそれが落ち着かなくもあるだろう。


    ランダン

  • 学術都市ジャン・バッハ

  • ランダンの首都ジャン・バッハ。

    今でこそジャン・バッハは「西の魔法都市ミカエル」と並び「東の学術都市」として有名だが、かつては堅固な城塞都市として名を馳せた。

    戦乱の時代に野放図に急成長し、今や一帯の流通の要であり、技術発展の要である。その野放図な成長ぶりは他に街の作りを雑然とさせており、巨大な街と外壁の外に、同等の面積を持つ貧民街が広がっている。整然と整備され、流通や技術などあらゆるものを処理していく学術都市からこぼれ落ちた廃棄物の受け皿として、あらゆる人や物を吸収する地――それが貧民街である。

    デスティニーギア勃発当時から現在に至るまで、北の交易王(こうえきなりきん)たるジャン・バッハ一族の治世の下、日々雑然さに磨きをかけている。軍事的な欲求はないようだ。

    なお、国号のランダンとは学術都市ジャン・バッハと貧民街、そして周辺の街や村の総称なのだが、ジャン・バッハ一族の悪政も加わりランダンという国家としての認識は薄い。特に貧民街に暮らす者にとっては、そんなものは尻を拭く紙ほどの価値もない。

  • ジャン・バッハ市街

  • 城塞の内にある王宮、大学とその付属施設、様々な商店からなる一般的な城下町。貧民街とは対照的に整備が行き届いている。住人の大部分がそこそこ裕福なため、生活水準は比較的高い。イメージ的には、地球のパリに似ている。

  • ジャン・バッハ貧民街

  • 通称、貧民窟。いわゆるスラム街であり、城塞の外壁にへばりつくように形成されている。ジャン・バッハの権力闘争に敗れた者、あるいは力を持たぬ者達の掃き溜めとして生まれた街。他にも故郷に居られなくなった者達が移り住んでくる。

    住人のほとんどがいかがわしい仕事に従事しているが、相応の代価を払えば禁制品でさえも手に入れることができるのがこの街の特徴。公にこそされないが、有力貴族達もこの街を訪れることがままある。世界で最も大きな非合法ギルド支部が存在する。


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