中塚 智彦(なかつか ともひこ)
ニックネームは、ピーコ。 翔と同じ私立大学の生物学部に通う、二十歳の男子。 明るく、何も悩まないようなさっぱりとした性格。典型的な大阪人。 馬鹿なことを言って場を賑わせるのが得意だが、単に天然ボケなのかもしれない。 翔とは大学に入学してすぐに知り合ったが、なぜか気が合ってずっと一緒にいる。 あまりに何でもかんでも二人で遊びに行くので、周りからはホモ疑惑が出るほど。 ピーコ自身は顔立ちが良く彼女のいなかった期間はないので翔にとってはいい迷惑。 しかし今年の失恋は辛かったらしく、へこんでいたときに翔から旅行の誘いがかかる。 歌が好きで、よく一人で変な歌を歌っている。 ピーコの名曲の中では「あっついのうーあっついなー、あっついわねー」の“熱い節”が有名。 ……もちろん、本人にとっての名曲である。 ギターを弾くことができ、歌自体は下手ではない。 翔との遊びは、大阪の梅田でカラオケとだいたい決まっている。 霊感があるらしく、唐突に「今、霊の気配が!」などと言い出す。 翔が驚くのを見て、喜んでいるのだ。 今回も南月島のパンフレットを見て、「ここには霊が!」と言い始めたのは、翔も無視した。 そんなピーコだが、実は心霊スポットなどは大嫌いであったりする。 |