『Passage of StrayDog』――第二章『Player』

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概要

 アースで戦闘中、ファルネースはノルダニア大陸へと飛ばされてしまったクザン。
 ノルダニアの大国ランダン首都ジャンバッハにて、事件に巻き込まれるが、これを無事解決。満身創痍となるも、身体の回復を待ちつつ、自らの進路を決める。ジャンバッハで知り合った者の情報によると、南のミディリア大陸のヒーチャリア王国に、クザンの故郷のアースへ帰還する手がかりがあるかもしれないという。
 とりわけ帰らなければいけない理由も事情もなかったが、生きていくためには何らかの目的は必要である。そう考えたクザンは南の大陸へと向かった。なぜか、とぼけた爺さんであるワンも共に――。

 本作はここで、別作品『FARNESS RPG』とリンクし、物語は大きな運命の輪へと向かっていく。
 デスティニーギアの核となる長編小説『Passage Of Straydog』第二章!

背景

 魔法時代末期――この時期を総称し、「デスティニーギア」と呼ぶが、とりわけ、ミディリア大陸を中心とした戦火を「ミディリア戦役」と呼ぶ。
 本作品の時間軸では、暴君バルトロメウスによる恐怖政治によって大きくまとまったケルトラウデ帝国は、隣の大国・神聖アガレス帝国の聖人イノクを武力でもって脅し、アガレス帝国の安全の保障と引き換えに、イノクの愛娘マーリヤを人質として要求した。
 後々、このマーリヤを傀儡としていくつもりだったが、マーリヤが脱走したことにより、バルトロメウスの思惑は巧くいかなくなる。
 結果的に、イノクを怪しげな魔術で操ることに成功し、マーリヤの政治的価値はさほどなくなっていくのだが、それはケルトラウデ帝国にとってのみである。ケルトラウデ帝国と対立するヒーチャリア王国や、現状は第三勢力として中立を保っているイセリーナにとってはそうではない。
 マーリヤがこれらの国々に働きかければ、ケルトラウデ帝国にとって脅威となる。そう考えたバルトロメウスは、マーリヤに追手を仕向けるのであった。

登場人物

■トーマス・クザン
 ……日系アメリカ人のヒュマン。男。アースでは某国の諜報組織に所属していた、戦闘のプロ。
■ワン
 ……中国系のヒュマン。爺。酒が大好きな、武道の達人。
■マーリヤ・ラケル・エルバヘイム・アガレス七世
 ……アガレス氏族の聖女と呼ばれる高貴な身分の女性。政争に巻き込まれ、逃亡中。
■サイトウ・メグミ
 ……マーリヤの従者であり、良き友。日本人であり、合気道の達人でもあるヒュマン。
■サトミ・タケマサ
 ……剣術に長けた日本人。双子の弟がおり、弟の悪事を止めようとしている。
■ミヤハラ・ソウマ
 ……マナストーンを用いて微弱ながら魔法を操る。剣術を少し嗜んでいる日本人。
■ティアラ・レイヴナント
 ……ノヴァラ氏族の女性。始祖ノヴァラに連なる血筋であり、伝説の剣豪ウォダの血も引く由緒正しき家の出。
■ヴァレオン・トーゴー
 ……ノヴァラ氏族の青年。英雄と名高い。妖刀ムラサワを携えている。

第二章 目次

第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話
第13話
第14話


(作者:泥だらけの虎)

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