ファルネースの時代は大きく4つに分類されます。現在の我々がファルネースにいくと機械時代初期に該当することになります。

このように、ファルネースの時間軸と我々の住む世界の時間軸は同じものとなっています。







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歴史上の大きな事件

  • マナ戦争

  • かつて、ファルネースを加護していた17神獣がいたとされる「神話時代」の終焉に起きた大規模な戦乱。

    ファルネースを滅ぼさんとする大魔王と幻獣、そして数多くの魔獣。ファルネースを守るべく立ち上がった17の神獣と、彼らの守護する17の一族の長。そして、その族長の率いる人々。大きな勢力がファルネースを二分した。世界規模の闘いはファルネース至上で初めてであり、その遺した傷跡は大きかったが、結果的にファルネースにおける人々の結束を固め、現在のファルネースを構成する基盤を残した。

    この戦いによって、17神獣はその身と引き換えに大魔王を封印することに成功し、その偉大なる力を各々が守護する地域の人々に魔法という形で遺した。こうして、17の長は17始祖となり、ここに17氏族が誕生。神々の手を放れた人類は自らの手で文明を作り始める。こうして、新たな時代である「魔法時代」の幕が開ける。

  • デスティニーギア

  • 大魔王復活の兆しが高まるにつれマナの濃度が上昇、それにともないアースとのゲートが頻発化し始める。濃くなったマナの影響で世界の各地では天変地異が頻発し始める。

    また、世界を覆う不安は人々の心にも影響を与え、ケルトラウデ帝国はミディリア大陸を舞台にその勢力を伸ばし始める。ケルトラウデ帝国は神聖アガレス帝国を傀儡し、やがてはヒュマンやハーフらを排除しようとする純血主義の邪魔となるヒーチャリア王国を滅ぼそうとし始めた。後に言う、「ミディリア戦役」である。

    こうした中、ファルネースにやってきた多くのヒュマンの活躍もあり、ミディリア戦役は鎮圧されるが、大魔王の復活は止められなかった。

    ミディリア戦役を止めたヒュマンらと、彼らの仲間である多くの人々。偶発的ながらもなんの接点を持たない人間が、種族の垣根を越え、最終的に大魔王復活阻止という目的に行動を共にしたため、後に「デスティニーギア」と呼ばれることとなるこの一連の騒動であったが、その中心にはひとりの少女がいた。デスティニーギアの中心となった少女の名はリコ。大魔王と共にその生涯に幕を閉じた彼女のことを、後世の人々は「聖女」と伝える。


    時代区分

  • 神話時代(地球の???〜5世紀)

  • 人々はまだ簡単なマナの利用しか出来ず、森羅万象は聖獣によって引き起こされていた。また、それら聖獣の頂点に立つ17の神獣に寄り添うようにして、17の集落として人々は暮らしていた。これが俗に言う「17神族」である。ごく稀に生まれる魔力の強い者だけがマナを用いて特別な力を行使でき、彼らは聖獣の遣いとして敬われ、一族の長となった。

    異世界の住人が度々この世界にも来訪していたが、人口も今ほど多くなく、文明も無い時代のことだったので、彼らの存在はあまり認知されていなかった。しかし、神話時代末期にその頻度が増え始めると同時に、ヒュマンやハーフなどが歴史上に現れ始める。

    神話時代は、ファルネース全域を恐怖の底に叩き落した大魔王の討伐によって幕を閉じる。マナ戦争である。17神獣は彼らの守護する一族の長(17英雄)を率いて、大魔王を討伐することに成功した。この17の英雄を、後に17始祖と呼び、それらの子孫が17氏族と呼ばれるようになる。

    大魔王を討伐する際に、神獣は17始祖と一族にその力を受け渡し消滅。神の世から人の世へと移っていく。

  • 魔法時代(地球の5世紀〜21世紀初期)

  • 人々は、17の神獣の力を受け継ぎ、マナを操るようになった。この術を魔法と呼ぶ。

    また、人々はマナの力を閉じ込めておく石を発見した。これによって、魔法を用いるときの疲労を軽減できる上に、様々なマナの利用法を解明する研究の手助けにもなった。また、このマナストーンを用いて作られた武器や防具は非常に高価とされ、マナストーンは交易の目玉となった。

    やがて時代は末期、ゲートの頻度が多発し、大魔王が復活することとなる。後世にデスティニーギアと呼ばれる一連の騒動である。

    このデスティニーギアの最中に起きた戦乱「ミディリア戦役」の中で、神聖アガレス帝国を傀儡と化したケルトラウデ帝国と、イセリーナの協力を得たヒーチャリア王国の双方に、ファルネースのどの大陸にも存在していなかった未知の勢力が味方がついた。これが、今まで激しい海流のために外部の大陸と一切の交流をすることが不可能であったために「閉ざされた大陸」と呼ばれていた「アトランテ大陸」の二つの勢力である。

    アトランテ大陸には当時、ヒュマンらを奨励する「アナトリア連合」とヒュマンらを排除する「カンディア連合」という2つの勢力があり、それらは互いに牽制し合っていた。そのため、海を越える発明、空を飛ぶ乗り物「マナシップ」(小型の飛行機)が開発されても、お互いに様子を見るために外界と接触できなかった。

    今回、ミディリア戦役の中で、それぞれ自身の主義と見合う勢力を見つけたために、アナトリアはヒーチャリア、カンディアはケルトラウデと同盟を結ぶが、結果的にケルトラウデ側の大敗にミディリア戦役は終わる。

    デスティニーギア終焉後は、アトランテは機械の発明国家として一つにまとまり、空路により交易によって世界各地に機械を伝えた。

    デスティニーギアが世界に与えた影響は強かったが、そのデスティニーギアの中で大魔王を滅ぼすためにその命を落とした聖女リコの伝説はアガレス教によって永劫に語り継がれていく。

  • 機械時代(地球の21世紀〜???)

  • 現在の我々が仮にヒュマンとして来訪するとすれば、この時代の初期になるだろう。初期の頃はまだデスティニーギアの影響もあってゲートはそれなりに開いていたが、年月を重ねるにつれてその頻度も落ち着いてくる。

    デスティニーギアを越えて、戦乱が幕を閉じ、ファルネースには平和が訪れている。さしあたって、国家間の争いというものも現在はないが、魔物などは従来の通りに存在しているため、世界各地での冒険はまだまだ続いていく。

    機械国家アトランテが、マナシップを巨大化することに成功し、マナ飛空挺と呼ばれる空路が開かれる。ただし、マナ飛空挺は非常に高度な素材を使用し、乗組員の技術も非常に高度なものを要求されるために、世界に存在している数は5つと少ない。

    また、機械と魔法の双方の研究も進められ、数々の技術も発明されていく。アトランテの人々はアースの技術を生かし、マナが電気と変換可能である事を発見。これによって大容量のマナの蓄積、高度な機械の利用が可能となった。人間のような外見をした機械人形(オートドール)も作られる。

    この時代、ギルドの発展が目まぐるしく、それに伴って文明の進化も止まることを知らない。魔法と機械が共存する稀有な時代、ファルネースでもっとも華のある時代である。

  • 暗黒時代(未来なので、現時点では不明)

  • 人々は栄華に溺れる余りに、世界の異変に気づいていなかった。大魔王が消滅した際にマナのバランスが崩れ、世界からマナの力が知覚できないほどに緩やかなペースで薄れていたのだ。マナが濃くないとゲートは開かないため、この頃においてはもうゲートは過去の産物である。

    扱えるマナが徐々に弱まるにつれて、人々は強力な魔物と戦う術としての魔法を扱えなくなった。従って、マナストーンを素材としてマナ蓄積機などに頼った。だが、減少の一途を辿っていたマナ(マナストーンも含む)は、これによって更なる減少の一途を辿り……やがて、マナ資源は完全に枯渇する。

    マナの無くなった時代。先の見えない時代の中、人々は限りある資源を取り合い、争いを続ける。これが暗黒時代である。

    マナが枯渇し、人々の心に余裕がなくなり始める不透明な時代だが、聖女リコや伝説の神獣を見たという噂話も蔓延することから、余裕は無くとも人々は信仰を頼りに生きていることが窺える。また、「マナはその最小単位であるマナ粒子がわずかに残っていれば、長い時間を経て結合し再びマナに戻る」とアトランテの研究者により発表されており、世界各地を調査したところ、マナはまだ残っているという調査結果が出た。

    いつになるかわからないが、マナはまた復活する。マナがある限りはファルネースは続く。これ以後の物語もまだまだ続く余地がある。


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